お金が貯まらない人と50代で1億円貯めた人の決定的な違いとは?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
少し前の記事になりますが、「なるほど」と思うことがあったので取り上げてみました。
お金が貯まらない人と貯まる人の違いについて、大江英樹氏の見解です。
高収入の人が必ずしも資産家ではない
大江英樹氏が以下の著書を書くにあたり資産1億円以上保有している人に取材しながら気づいたことをまとめた記事と思われます。
その中で資産形成に関する考え方について非常に重要と思われる点がありました。
資産形成やお金を増やすための方法として、多くの人は収入を上げることだけを一生懸命考えようとする傾向があります。確かに収入が増えることはとても喜ばしいことですが、実はそれ以上に重要なのは支出を見直して無駄をなくすことです。
「収入を増やすより支出を減らす」
一定の資産形成ができている人なら理解できると思いますが、貯金が苦手な人からすると全く理解できないと思います。
収入が多ければお金持ちだとすれば、ハリウッドスターや有名音楽プロデューサーが破産することなどないはずです。
この事実が収入より支出管理の重要性を物語っています。
もちろん収入は多い方が資産形成に有利であることは否定しません。
誤った「節約」は資産形成の失敗を招く
ただ支出を減らそうとすると多くの人はなぜか「節約」に走ろうとしますが、節約に走るのは大きな誤りです。
今回の記事でも以下の一節に同様のことが書かれています。
支出をコントロールするというと、すぐに「節約」という発想が出てきますが、私は必ずしも節約をすることが良いとは思いません。なぜなら節約というのは自分の好きなことをしたり、欲しいものを買ったりすることも我慢するということになるからです。人生は楽しむためにあるのですから、やたら節約して自分のやりたいことを我慢するというのはストレスがたまります。したがって節約ではなく、“無駄な支出”を無くすことの方が大事なのです。
節約とは時に我慢を要します。
我慢にはストレスがつきものです。
我慢は長時間に渡り継続できません。
よって我慢が続かなくなり、いずれは暴発し散財します。
資産形成がうまくいっている人は節約ではなく無駄な支出を削減しているのです。
1億円貯めた人は誰も「節約をしていない」
実際に私が取材した人たちは誰もが50代までに1億円以上の資産をつくった人たちで、そのやり方はさまざまですが共通することは、誰も「節約をしていない」ということです。彼らは自分のやりたいことにはお金を惜しみませんが、必要ないことについては1円たりともお金を払いません。何が自分にとって必要で何が無駄なのかということをしっかりと見極めているのです。つまり「なんとなく消費」や自分にとってそれほど意味のない支出は厳しくチェックし、自分の好きなことにはお金を惜しまないというスタンスを貫いているのです。
資産形成には相当な時間がかかります。
長期に渡り我慢し続けることなど到底不可能です。
お金を使いたいものがあれば惜しみなく使い、不要と判断したものには一切お金を使わない傾向があります。
安いから買う、とりあえずコンビニに入るといった普通の人がやりがちな行動をしません。
とにかく徹底して支出を管理し、無駄の排除に努めます。
まだ1億円には到達していない私も節約はしていませんし、節約しているという感覚もありません。
あくまで無駄遣いをしないよう心掛けているだけです。
では一体どのように支出をチェックしているのでしょうか?
家計簿をつけている家庭は1割しかいない
今回の記事では大江氏は支出管理の方法として「家計簿アプリ」を推奨しています。
その一節がこちら。
実際に家計簿をつけるというのはかなりハードルが高いものです。現代では、家計簿をつけている家庭は1割ぐらいしかないと言われています。そこで、簡単にできるようなノウハウや続けられる家計簿のつけ方みたいな記事もいたるところで出ています。そういうものを参考にしてもいいのですが、私は家計簿アプリを使うのが最も簡単で有効なのではないかと思います。私自身も今は家計簿アプリを使って収支のチェックおよび資産管理をしています。
そもそも家計簿をつけている家庭が1割というのが驚きでした。
単純に考えると準富裕層以上の世帯の割合が1割を切っていることを考えれば、なんとなく頷ける情報です。
何なら世帯年収別とか金融資産別とかで調査してもらいたいくらいです。
家計簿が支出管理に適していることは私も同意します。
私の場合は新卒の頃から家計簿をつけており、当時は手書きで支出をチェックしていました。
現在ではほぼ1枚のクレジットカードで済ませているため、利用明細が家計簿がわりとなっています。
常に無駄な支出がないチェックしていますし、そもそも何に使ったか分からない「使途不明金」など発生しません。
私自身は家計簿アプリのをほとんど使用したことがありませんから強く推奨できませんが、普及ぶりを考えると相当便利なのだと思います。
支出の管理ができない、家計簿が続かないという人は一度試してみるとよいのではないかと思います。
現金をレシートで撮影するのが面倒であれば、現金をやめればいいだけの話です。
そして何より家計簿をもっとも簡単に済ませる方法は「支出を減らす」ことです。
そうすれば家計簿にカウントされていく支出の数自体が減りますから、支出管理がラクになっていくのです。
無駄遣いをやめて投資に回す
そして支出を減らして作った資金を投資に回すのが資産形成のセオリーです。
仮にそうやって減った3万円を例えばつみたてNISAのような積立投資に回すと年3%で運用できた場合、10年間で約420万円、利用できる期間である20年間積み立てを続けると約985万円になります。40歳で始めても定年の60歳時点では1000万円近い金額ですから、家計簿アプリで無駄なコンビニでの買い物をやめることで、ちょっとした退職金ぐらいの金額になってしまうのです。
今や銀行に預けても利息は雀の涙程度。
社会保障費用の増加が見込まれ手取りが増えない中、自力で資産を築いていくしかありません。
ありがたいことにつみたてNISAやiDeCoといった制度も整っていますから投資を始めやすい環境になってきました。
「貯蓄から投資へ」の流れは今後も衰えることはありません。
むしろ加速していくはずです。
投資がこれからの資産形成において大きな差となる可能性があることは理解しておくべきです。
そして投資は「入金力」、つまりどれだけ投資にお金を回せたかの勝負になります。
だからこそ無駄な支出を減らさなければならないです。
まとめ
以上『お金が貯まらない人と50代で1億円貯めた人の決定的な違いとは?』でした。
いかがでしたか?
お金を貯める人が節約していないとは思わない人も多いことでしょう。
節約ではなく無駄の排除が重要なのです。
無駄を発見し排除するためには支出管理が重要ということで家計簿アプリが推奨されていました。
どのような方法でもよいので、支出を把握するよう努めなければいけません。
そして捻出した資金を投資に回すことで大きな資産を築いていけるのです。
お金が貯まらないと悩んでいるなら今すぐ無駄な支出の把握に努めてください。
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要するに他の人の真似や世間体を気にしているとお金は貯まらないということです。