40代独身。将来年金は月11万円程度です。どうやって暮らせばいいですか?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
私と似たような状況の人と思えたので、ちょっと気になり取り上げることにしました。
年金11万円だと「ワーキングプア」なのか?
まずは質問の内容です。
■Q:40代独身。将来の年金は月11万円程度と少ないです
「40代で一人暮らしの会社員です。『ねんきんネット』で将来の年金を調べたら、ワーキングプアのためか月11万円ほどしかもらえないようです。老後は、どうやって生活したらいいんでしょうか。今、生活費は月20万円ほどかかっているのですが」(匿名希望)
「ワーキングプアのためか月11万円ほどしかもらえない」と書かれていました。
ちょっと違和感を覚えました。
なぜなら私がもし今年で仕事を辞めて、国民年金のみになった場合、もらえる年金額が12万円をやや下回る金額になる試算だったからです。
現在の年収のまま60歳になるまで厚生年金に加入し続けた場合でも15万円を少し上回る程度の金額です。
よって質問者さんはそもそも年金がその程度の金額しかもらえないという実態に気づいていないのかもしれません。
解決策は「65歳以降も働くこと、支出のダウンサイジング」
続いてファイナンシャルプランナーの回答です。
解決策としては二つ提案されていました。
一つは「65歳以降も働くこと」です。
65歳以降も働き続けることで、収入が増えて貯蓄も確保できます。またもし65歳以降も厚生年金に加入することができれば、厚生年金加入期間が長くなり、将来もらえる年金額も増えます。厚生年金には70歳になるまで加入できるので、健康に気をつけながらできるだけ長く働き、収入と将来の年金額を増やすことを考えてはいかがでしょうか。
そりゃそうです。
65歳以降も働き続ければ収入を増やし、支出に対する不足分を補うことが可能です。
厚生年金は70歳まで加入できるので、運よく厚生年金に加入できれば将来もらえる年金額を増やせます。
ただし何歳まで働き続けられるかは不明瞭なため、働き続けるだけでは問題解決しません。
そこで登場するもう一つの解決策は「支出のダウンサイジング」です。
また、相談者は現在月20万円の生活費がかかっているとのことですが、年金のみの収入になった場合は、生活のダウンサイジングが必要になります。今のうちからスマホ料金や保険料等、固定費を見直すなど、無駄な支出がないようにしてみてください。
要するに支出を減らせ、ということです。
収入が少ないのであれば、支出を抑えないといけません。
変動費の支出が少なければなんとかなる
この質問者さんは月20万円の生活費がかかっているそうですが、収入を考えると支出をもっと減らさないといけません。
支出の見直しと言えば固定費が定番です。
家賃、スマホ、保険などなど。
最近ではサブスクの見直しを指摘する声も増えてきました。
しかし固定費の見直しにも限界があります。
よって変動費の見直しはマストになります。
食費を削りにいくのではなく、生活する上で不要な支出をゴリゴリに削りにいきましょう。
お金のかかる趣味はご法度です。
私の場合、家賃やつみたてNISA分を除いた生活費の支出は月平均8万円程度。
よって年金が11万円あるなら手取りベースで考えてもなんとか生活できます。
支出の少なさが私を救っていると言っても過言ではありません。
やはり老後資金を貯めておいて損はない
あとは老後資金は2000万円貯めておけばいいのです。
お金を貯めておけば万が一何かがあったときでも対応できます。
「老後資金2000万円問題」は理屈でつくられたものであり、実際にはありえない話です。
老後資金2000万円問題に含まれていなかった介護の費用と年金の今後を予測すると本当に2000万円不足する可能性はあります。
ですから貯金をしておくに越したことはありません。
単身世帯なら最低でも1000万円は貯めておきたいです。
低収入では貯金も難しいとは思います。
体力的に厳しいでしょうが、副業を1日やってみるとかが解決策になるでしょうか。
年齢的に40歳を過ぎると、年収の増える転職は難しいからです。
まとめ
以上『40代独身。将来年金は月11万円程度です。どうやって暮らせばいいですか?』でした。
いかがでしたか?
改めて他人の質問を見て、自分の貯金の多さと支出の少なさに救われた気がします。
年金は現在11万円もらえると思っているかもしれませんが、20年後に11万円もらえるとは限らないことと、手取りは11万円より少なくなることも注意すべきでしょう。
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