なぜか貯金できない人が食費から節約し始めてしまう悲しい理由
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
個人的にはちょっと面白い記事だったのでご紹介します。
お金がない理由は「食費」に原因があると思っている人が多い
今回の記事の元となっているアンケートは、保険マンモス株式会社が行った「お金がない状況に関するアンケート調査」です。
すごい名前のアンケートです(笑)。
対象は20歳以上の男女500人(女性347人/男性153人)です。
アンケート結果から判明した「お金がない」理由トップ7は以下のとおりでした。
順位 | 回答 | 人数 |
1位 | 食費(食料・飲料・菓子など) | 173 |
2位 | 外食・交遊費・交際費 | 109 |
3位 | 子供や親族にかけるお金 | 89 |
4位 | ファッション用品 | 71 |
5位 | その他 | 64 |
6位 | 自分の医療費 (健康診断・歯医者・予防も含め) | 59 |
7位 | コスメ・美容グッズ | 56 |
1位は食費だそうです。
なるほど。
私はこのアンケート結果を見て「おや?」と思いました。
よく考えてみてください。
世の中に食費でお金が無くなってしまう人が本当にいると思いますか?
極めて収入の少ない人、実家暮らしの人、高級食材ばかり惜しみなく買う人でもない限り、食費が一番多い支出になることなど無いのではないでしょうか。
つまり多くの人は「自分の支出の多さの本当の原因に気づいていない」のだと思いました。
「お金がないとき」の対策は「節約」になってしまう
アンケートにはもう一つの質問がありました。
それは「お金がない状況から何か対策をしたか?」というものです。
結果は以下のとおりでした。
最も多いのは「できる限り節約」で76%。
なるほど。
これで理解できた気がしました。
多くの人が貯金できない理由を。
正しく問題を捉えられないから正しい問題解決策に至らないのです。
食費が多いと思って食費を削ろうとしても、おそらく長続きしないはずです。
なぜなら食欲は必ず満たさないといけない欲求だからです。
貯金できる人はむしろ食費の節約には着手しない人も多いのではないでしょうか。
食費を減らすために長期に渡り我慢し続けるのは至難の業だからです。
したがって貯金や節約に関する本やネットの記事では別の方法を推奨することが多いのです。
貯金のために「固定費の見直し」に至らない人が多いらしい
貯金に関する記事で支出を減らすための定番は「固定費の見直し」です。
例えば以下のようなことです。
・家賃の安い物件へ引っ越し
・格安スマホへ乗り換え
・民間保険には入らない
・ガスや電気は安い会社へ変更
・節水シャワーヘッドを使って水道代を減らす
・自家用車は持たない
・余計なサブスクサービスは解約
上記のお金がないときの対策に「固定費の見直し」に踏み切ったものが一つもありません。
これは「お金がないとき」の対策だからかもしれません。
固定費の見直しは即時効果が出るものではなかったり、手続きを必要とするものが多く、ちょっと面倒に感じる人が多い可能性はあります。
しかし我慢する必要はないですし、1回手続きをすれば永続的に支出を減らし続けられますから、非常に効果的です。
もしこれらの固定費の見直しを実践済なのに貯金できないとすれば、問題は単に「お金の使い過ぎ」です。
費目別に支出を算出し、一般的な支出と比較してどの費目が多いかを洗い出し、その費目の支出を減らす作業をおこなうことになります。
収入が少ないから貯金できないと思っている人は世の中にたくさんいるようですが、実際のところ削れる支出はたくさん残されているのです。
まとめ
以上『なぜか貯金できない人が食費から節約し始めてしまう悲しい理由』でした。
いかがでしたか?
私自身も食費は節約しないので、世の中の人がなぜ食費から節約し始めるのか不思議だったのですが、なんとかく理由が分かりました。
貯金できない理由は食費ではないはずです。
支出を削減したければ食費の節約ではなく固定費の見直しから実践してみるべきです。
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私も食費だけは節約しません。