FIREの本質は?FIREを実現するために必要な3つの条件とは何か?

FIREの本質は?FIREを実現するために必要な3つの条件とは何か?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

ブームが去ったのではないかと思われているFIREの話題です。

以前と比較するとFIREの話題を目にする頻度も少し減ったような気がするのは気のせいでしょうか。

今回は改めてFIRE実現のための条件について考えてみます。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ←こちらのクリックをお願いします。

Youtubeチャンネルの最新動画を公開中です!
今回の動画は『資産6000万円到達から半年。感じた生活のリアルと生じた変化7選』です。金融資産6000万円に到達して半年以上が経過しました。 そこで今回は半年経過して、感じた生活のリアルと生じた変化をご紹介していきます。
また、『【本物の準富裕層が語る】「金融資産5000万円は勝ち組」は真っ赤なウソ』も公開していますので、併せてご覧ください。
チャンネルのお気に入り登録者数が増えておりますが、まだまだ少ないです。
まだ登録していない方は、ぜひお気に入り登録をよろしくお願いします。

FIREの本質は「自分のやりたいように生きること」

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」、日本語なら「経済的自立と早期リタイア」のことです。

FIREは元々アメリカ発祥のムーブメントですが、最近では日本でも目標にする人が増加しています。

先日はアンケート結果の記事を書きましたが、回答者の4割程度の人がFIREを目指していることが分かりました。

FIREはそう簡単に達成できるものではありません。

なぜならFIREでは資産運用による経済的自立を目指しているからです。

よって若いうちから投資を始め、資産を大きく育てていき、そして運用益で生活できる目途が立った段階でリタイア可能となります。

ただしリタイアするのが本来の目的ではありません。

FIREの本質はリタイアして、自分の本当にやりたいことをやる、やりたいように生きることです。

会社を辞めて何をするかが重要です。

言い換えれば、「FIRE達成!」と会社を辞めたところからが真のFIREの始まりです。

運用益を得つつ、自分の本当のやりたいことをして生きる。

運用益での生活ですから派手な豪遊などはできず、慎ましい生活を送ることになるでしょう。

それでも本当はやりたくもない仕事をしながら生きるよりははるかにマシ。

やりたいことをして生きていくことほどうやらましいものはありません。

まさに人間の望む生き方であると言えるでしょう。

FIREを実現するために必要な3つの条件

では、そんなFIREを実現するためにはどのような条件が必要でしょうか?

記事では3つの条件が紹介されていたので、順番に見ていきましょう。

FIREを実現するために必要な3つの条件

1.不労所得を生むだけの資産を持っていること

2.不労所得が生活費をカバーするために十分なものであること

3.現在、不労所得を生む資産がないときは、それだけの資産をためる手段と期間があること

1.不労所得を生むだけの資産を持っていること

まずは投資による運用益で生活するわけですから、相応の資産が必要です。

株式や投資信託、不動産になることが多いでしょう。

預貯金も金融資産ではありますが、現在の金利を考慮するとリターンは極めて小さく、生活を支えるだけの利益を生み出すには不十分な人がほとんどです。

よって預貯金はここで言う資産には含まないで考えたほうがよいでしょう。

2.不労所得が生活費をカバーするために十分なものであること

次に不労所得が生活費をカバーするのに十分な金額であることです。

生活費を全額投資の運用益で賄えれば完全FIREですし、一部を補うべく限定的な労働に従事するのであれば再度FIREと呼ばれる形態になります。

例えば、生活費を年間400万円と設定し、5000万円の資産で年間5%の利回りがあると、生み出す不労所得は250万円なので、それでは足りないということになります。年間400万円の生活費をカバーするためには、資産を8000万円まで増やす必要があるといえます。

もう一つの選択肢としては、年間の生活費を切り詰めて250万円で生活できるようにすることです。

この手の話で例えば「年間5%の利回り」といった紹介をされますが、こでも大きな問題を抱えています。

何が問題かと言うと、毎年安定して5%の利益が出るわけではないということです。

株式でFIREしようとした場合、利益の出る年は5%どころの利益ではなく、10%以上出る可能性も十分あり得ます。

一方で下落局面に入れば、資産が減少する可能性もあります。

0%前後の近辺で推移することは少なく、プラスマイナスがどちらかに大きく振れる可能性のほうが高いです。

そのため、株式で毎年安定した利益を得ることは事実上不可能と言っても過言ではありません。

安定感を出すには配当を重視するようなポートフォリオを組むことを検討する必要があるでしょう。

3.現在、不労所得を生む資産がないときは、それだけの資産をためる手段と期間があること

そして3つめが最難関であるFIREに必要な資産を貯めることです。

FIREに必要な資産を5000万円とした場合、年間200万円を運用なしで貯蓄したとしても25年かかります。毎年ためた200万円を、同時に年5%で複利運用できると仮定した場合でも17年は必要です。

FIREしたければ大前提として一定の運用益を産み出すためも資産が必要になります。

5000万円貯めるにも1年200万円で25年かかります。

大卒の新卒からお金を貯め始めても、5000万円に到達する頃には47~48歳になる計算です。

一定以上の収入と長期に渡り支出を抑える生活力・精神力が必要です。

お金を使わない生活を楽しめる人がどれだけいるのでしょうか。

また上記例では貯金を全額投資に回すような計算ですが、資産をMAX投資に回し続けられるメンタルの強さも持ち合わせた人がどれだけいるかも疑問です。

そう考えるとFIREに必要な資産を貯めるには、もっと時間がかかるかもしれません。

あるいは生活費をかなり抑えることでFIREに必要な資産をもっと少ない金額で済ませようと考えている人が多いのでしょうか。

資産が貯まってFIREするのは良いのですが、早く会社を辞めればその分将来受け取れる年金は少なくなる可能性が高いです。

他の人たちが老後に安定収入を得るようになったとき、自分は他の人より年金が少なく、生活が不安定になる可能性もあります。

自分のやりたいことのできる環境をを早く手に入れると、後で反動が来ることも頭に入れておいた方がよさそうです。

まとめ

以上『FIREの本質は?FIREを実現するために必要な3つの条件とは何か?』でした。

いかがでしたか?

FIREはそう簡単に達成できるものではありません。

また達成した後が大事でもあります。

さらに老後にも年金という問題を控えています。

直近では物価上昇もあり、将来の資産は当初の予定より多く保有しておいたほうが無難かもしれません。

長い人生を本当に乗り切れるのか、きちんと計算し、慎重な判断を下したほうがよいのではないでしょうか。

以下関連記事です。

FIREを目指している人は4割程度でした。

FIREして後悔する前に知っておくべき5つのポイントをまとめました。

「早期退職」を前に考えるべき5つの重要なことをまとめました。

Youtubeチャンネルの最新動画を公開中です!
今回の動画は『資産6000万円到達から半年。感じた生活のリアルと生じた変化7選』です。金融資産6000万円に到達して半年以上が経過しました。 そこで今回は半年経過して、感じた生活のリアルと生じた変化をご紹介していきます。
また、『【本物の準富裕層が語る】「金融資産5000万円は勝ち組」は真っ赤なウソ』も公開していますので、併せてご覧ください。
チャンネルのお気に入り登録者数が増えておりますが、まだまだ少ないです。
まだ登録していない方は、ぜひお気に入り登録をよろしくお願いします。

スポンサーリンク