節約したくて食費を切り詰めすぎた結果招いてしまう悲劇とは?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
貯金するため節約に励む人の多くは食費を切り詰めようとします。
しかし食費を節約しすぎると大きな問題を招く恐れがあるという話です。
令和の時代に、栄養失調になった
今回の記事はFPさんの書いたものになります。
このFPさんによると、栄養失調になった高齢者がいたそうです。
私の知り合いの高齢者で、この飽食の時代に栄養失調になった方がいる。80歳代になり膝が痛くてあまり歩けなくなってから、運動不足と痛み止めの薬を常用したせいで胃が不調になり、食欲が目に見えて落ちて、自分の好きなものしか食べなくなった。しかも少量。そのうち、歩かない→食べられない→意欲低下→動けないの悪循環でとうとう食事が取れず入院した。
高齢者の場合、徐々に食が細くなっていくようなイメージがあります。
食事量が落ちれば、いずれは自立歩行もできなくなり、健康状態は一気に落ちていくことでしょう。
私の両親はおかげさまでまだ健在です。
父親は78歳になりますが、普通に自動車を運転しています。
都市部に住んでいる人にとってそんな高齢者が自動車を乗り回すのは危険だから止めろと言う話かもしれません。
事実、例えば東京・池袋では2019年に高齢者の運転する自動車により死亡者の出る事故が起こり、大きな問題となりました。
田舎に住んでいると歩いて行けるような近場や公共の交通機関で行けるような場所にスーパーマーケットは存在せず、自動車が無ければ生活できません。
両親によればタクシーでスーパーマーケットに来るお年寄りを目にする機会が増えたとのことです。
そんな両親に以前食生活について話を聞くと、普通に肉を食べておりました。
体を作るたんぱく質を維持するには動物性タンパク質を摂取し続ける必要があるのでしょう。
先日両親にプレゼントを贈りましたが、お肉を送っています。
湯せんすれば食べれるお惣菜なのですが、体のことを考えてあえてお肉を送りました。
自分の食生活でも肉は一定量食べるよう意識しています。
食費は無理に削ってはいけない
貯金したいと思い節約を始める人の多くは、どういうわけか食費を切り詰めようとします。
おそらく簡単に着手できるからでしょう。
しかし先述の高齢者ではありませんが、体を維持するために必要な栄養が不足する可能性があります。
まだ若ければごまかせるかもしれません。
それでも栄養の不足する、あるいは栄養の偏った食事を長期に渡り続ければ、いずれ体が悲鳴を上げることになるでしょう。
例えばカップ麺ばかり食べるとか。
支出を削ることはできますが、栄養を削り自分の寿命まで削るのはいかがなものでしょうか?
お金も大事ですが、お金以上に健康が重要です。
健康な体が無ければ貯めたお金も医療・介護費に消えていくだけ。
本当に有意義なお金の使い方ができなくなります。
ちなみに今回の記事では高齢者向けの食費について以下のような提案をしています。
1.食べることは老後生活に取って大切なことなのでむやみに食費を下げない。目安としてはひとり1日1000円、月額3万円、ふたりで月額6万円。
2.添加物や農薬が気になるなら生協をお勧めする。
3.冷凍品や冷凍庫を活用する。
4.楽しみとしての嗜好品(果物、甘い物、お酒)や外食は娯楽費として別枠に予算を組む。
ちなみに私の場合、食費は節約しません。
食べたいものは食べるようにしています。
節約は「我慢」ではなく「習慣」である
食費を削りすぎるのはよくないですが、削りすぎがよくないのは食費ばかりではありません。
例えば娯楽費。
趣味は人によってそれぞれ。
仕事をするにも「今度の休みの〇〇のために!」とモチベーションにしながら暮らす人も多いのではないでしょうか。
しかし貯金のために趣味を削りすぎるのも逆にストレスの元凶となりかねません。
ストレスは貯金の大敵です。
ストレスを抱えすぎた結果、ストレス発散のためにお金を使い過ぎ、結局節約の意味がなくなるといったこともあり得ます。
ですから適度に支出を削るべきです。
私の場合、お金を使わないことが習慣になっており、何の我慢もしていません。
多くの人は「我慢」するので節約に失敗します。
お金を使わずともストレスを溜めず生活できる「習慣」を身に付けなければならないのです。
自分の体に危害を与えず、お金を貯めていく。
実際に準富裕層、富裕層に到達した人たちはこれができている人たちだと思って間違いないでしょう。
節約術を躍起になってネットで探している人たちは、節約の方法論ではなく考え方のほうに意識を向けるべきではないでしょうか。
まとめ
以上『節約したくて食費を切り詰めすぎた結果招いてしまう悲劇とは?』でした。
いかがでしたか?
お金も大事だが健康はもっと大事。
この重要な事実を忘れてはいけません。
栄養を削ってまでお金を貯めるのは推奨できません。
削るべきは「過度な」支出です。
必要以上の支出は削らないよう注意してください。
以下関連記事です。
なぜか貯金できない人は食費に問題ありと思ってしまうようです。
エンゲル係数は見方によってはあまり意味のない指数のようにも思えますが、一応参考までに紹介しています。
準富裕層に到達した私は食費を節約しません。