「ねんきん定期便」を過信した大卒サラリーマン、65歳で受け取る「驚愕の年金額」

「ねんきん定期便」を過信した大卒サラリーマン、65歳で受け取る「驚愕の年金額」

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

相変わらず煽りのすごい『資産形成ゴールドオンライン』の記事からです。

年金の話はしてきましたが「ねんきん定期便」についてはあまり触れてきませんでした。

せっかくの機会なので、今回取り上げてみました。

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今回の動画は『47歳で金融資産5000万円を築く過程で捨てて良かったもの7選』です。おかげさまで47歳のときに金融資産5000万円を達成しました。その過程でいろいろなものを捨ててきました。捨てた結果、支出が削減でき、貯金のペースが上がっていきました。そこで今回は「これを捨てれば貯金できる!」というものをご紹介していきます。
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毎年届く「ねんきん定期便」…しっかりと確認が必要?

まず「ねんきん定期便」についてです。

皆さんは「ねんきん定期便」を毎年ちゃんとチェックしていますか?

私はチェックしていません(苦笑)。

下の画像のような内容が送られてきます。

ねんきん定期便裏

ねんきん定期便で分かることは以下のとおりです。

ねんきん定期便は、年齢によって内容が異なります。「50歳未満」は①「直近1年間の年金の月別納付状況」、②「保険料納付額の累計」、③「年金加入期間の累計」に加え、④「これまでの加入実績に応じた年金額」が記載されています。「50歳以上」になると、①から③に加え、⑤「老齢年金の種類と見込み額」が記載されています。

50歳未満の場合、⑤「老齢年金の種類と見込み額」が記載されていません。

④は「これまでの加入実績に応じた年金額」ですから、ここから先に年金を納付していけば金額は増えます。

よってこの金額は正確なものではありません。

⑤「老齢年金の種類と見込み額」もあくまで現在の給与をベースにした見込みです。

よって正確な金額ではありません。

できるだけ正確な金額を知りたい場合は「ねんきんネット」に登録するのがよいでしょう。

「ねんきんネット」なら将来の年金額の試算をおこなえます。

何歳まで今の仕事で働き、何歳からはこんな仕事で給与はいくらになる、といった内容を入力していくと、将来の年金額を算出できるようになっており、非常に便利です。

会社員なら納付はきちんと行われているでしょうから、あまりチェックしなくてもいいような気がしますが、一応見ておくとよいかもしれません。

自営業者のような方は納付漏れがないかどうか年1回はチェックするのがよいでしょう。

年金は額面通りもらえるわけではない

さて、今度は将来受給することになる年金額についてです。

年金額は以下の数式で算出されます。

■加入期間が2003年3月まで
平均標準報酬月額(≒平均月収)×7.125/1000×2003年3月までの加入月数

■加入期間2003年4月以降
平均標準報酬額(≒平均月収+賞与)×5.481/1000×2003年4月以降の加入月数

日本人の給与体系は基本的には年功序列で、年齢が高い人ほど年収も高くなっています。

そのため50代が最も年収の高いゾーンとなっています。

その証拠とも言えるのが以下のデータです。

【年齢別・「男性正社員の推定年収」】
20~24歳:3,415,500円
25~29歳:4,518,400円
30~34歳:5,335,200円
35~39歳:6,252,200円
40~44歳:6,844,800円
45~49歳:7,480,400円
50~54歳:8,418,800円
55~59歳:8,334,000円
60~64歳:6,497,600円

出所:厚生労働省『令和3年賃金構造基本統計調査』より算出

よって現在の年金額は少なくても、50代を迎えると金額が大きくなる人が多く存在します。

記事では目論み通りに給与をもらい続ければ、大卒平均で19万円の年金になるとの試算です。

本当でしょうか?

ちょっと高すぎる気がします。

実際に「ねんきん定期便」を見て、自分の見込み額はチェックしておくべきでしょう。

そして重要な点が一つ。

「19万円」という年金額は額面どおりもらえるわけではないということです。

年金から天引きされるのは「所得税」「住民税」「介護保険料」「国民健康保険料、または後期高齢者医療保険料」の4点。

まずは「所得税」。公的年金は雑所得となり、所得控除額(120万円+各種控除額)を引いた所得金額に課税されます。「住民税」は、所得金額(年金額から120万円を差し引いた額)から社会保険料や控除額を差し引いた額に、自治体ごとの税率をかけ、調整控除額を引き、一律の均等割りを加えて計算されます。

また65歳以上の年金受給者の場合、「介護保険」は第1号被保険者の保険料が引かれます。そして65歳以上75歳未満であれば「国民健康保険料」、そして75歳以上、または重度障害などで後期高齢者医療保険制度に該当する人は「後期高齢者医療保険料」が引かれます。

ご存知でしたか?

中には見落としていた人もいるのではないでしょうか。

よって手取りは10%前後減るものと考えておかなければいけません。

月19万円ももらえる人は限られた人たちだけ

先ほどの試算で年金額は月19万円となっていましたが、私には疑問です。

ちなみに私の現時点での金額は1か月10万円ももらえません。

48歳の時点で、です。

仮に現在の給与で60歳まで年金を払い続けたとしても15万5000円にしかなりません。

私は早期リタイアをするつもりですから、実際はもっと少ない金額になります。

そして手取りは10%程度減ると仮定すれば、私の将来の年金額は10万円程度と思われます。

月19万円など夢のような話です。

ですから年金10万円でどうやって過ごすかを今から考えています。

まとめ

以上『「ねんきん定期便」を過信した大卒サラリーマン、65歳で受け取る「驚愕の年金額」』でした。

いかがでしたか?

将来の年金額が将来いくらになるか、必ずチェックしておくべきです。

この将来の年金額が貯めておくべき老後資金の計算に役立ちます。

以下関連記事です。

年金が少なければ繰り下げ受給で金額を増やす手があります。

結局老後破綻を回避するには「長く働く」という選択になるかもしれません。

ランキングを見ると年々年金額が減少していることが分かります。

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