億り人、ゴールはFIREにあらず。早期リタイアは12%のみの実態

億り人、ゴールはFIREにあらず。早期リタイアは12%のみの実態

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

『日経ヴェリタス』の「個人投資家1000人調査」を元にした記事のようです。

億り人たちのFIREに対する考え方が垣間見えます。

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早期リタイアは12%のみ

まずは投資家のみなさんに「FIREを達成したか?」を聞いてみたところ、意外な回答が返ってきました。

集計結果はこちら。

FIREを達成したか?

記事には以下のような記載がありました。

「現在FIREを達成していますか」と聞いたところ、「達成していない」との回答は41%。1億円以上の金融資産があってもFIREには十分でないと考えているようだ。では残りの人々は仕事を辞め、悠々自適の生活を送っているかというと、そうではない。「会社を辞めて専業投資家になった」億り人は12%にとどまる。

「1億円以上の金融資産があっても」との記載から1000人アンケートの対象者はただの個人投資家ではなく1億円以上の資産を保有する投資家であることが推測されます。

1億円以上保有していてもFIREを達成していない人が40.6%、つまり1000人中406人もいることになります。

「達成できる状態にあるが、元々の仕事を続けている」人が34.6%、「達成できる状態にあるので転職した」人が10.0%います。

「達成し、会社を辞め、専業投資家となった」人は12.0%にとどまりました。

ある調査結果によれば、FIREしたい人のほうが少数派でした。

働き続けたいと考えている人の方が多いのですから、この結果はある意味当然のことかもしれません。

1億円以上の資産を築くということは、相応の収入もある可能性が高いと思われます。

そんな収入を手放せば、生活が一気に不安定になるのも容易に予想がつきます。

また資産を築くとしても、FIREを目標としていなかった可能性もあるわけで、人生プランに早期リタイアなど頭にない人が多いのでしょう。

生活は質素倹約、趣味は投資

億り人ともなると贅沢な暮らしをしていると思う人が多いのかもしれません。

しかし浮かび上がった実態は節約を大切にする姿勢でした。

67%の人が生活費は家賃も含め30万円以内に収めているとのこと。

やはり支出が多いと資産は増えていかないという証拠かもしれません。

お金を使いたいからお金を稼ぎたいと思っている人は早く心を入れ替えたほうがよいでしょう。

また、趣味についての質問に対しての回答がこちら。

個人投資家の趣味は?

「投資」が趣味と答えた億り人は46%に達し、一般の35%を大きく上回りました。

投資自体が趣味なのですから、銘柄調べは苦にならないはずです。

積立投資派とすれば、意味不明という人も多いでしょうか。

積立投資なら設定まで終われば、あとは何もしない人が多いでしょうから、投資が趣味になる人は少ないかもしれません。

FIREした後に何をするか?

今回の記事には3名のコメントが出ていました。

弁護士・東京国際法律事務所の森幹晴氏のコメントが参考になります。

億り人の実像は、仕事も投資もトータルに賢くこなす、自律した個人だろう。そのバランス感が支持される理由だろう。FIREにも憧れるが、心の準備をせずに臨むと、喪失感を感じることになるだろう。FIRE直後は自由で楽しいだろうが、徐々に高揚感は薄れ、退屈な時間が訪れるだろう。人が幸せを感じるには、何を楽しみに生きるか、社会とのつながり、やりがい等の要素が必要だと思う。働いて稼ぐ人、投資で稼ぐ人、人を雇って事業を行う人、それぞれ成功のルールは違う。バランスをとって「兼業」するのもいいし、ステージを変えるのもいい。必要なのは、投資の知識やノウハウだけでなく、生き方の変化に備えた心構えをしておくことだろう。

私もFIREに関しては、会社を辞めた直後は自由を謳歌でき楽しいと感じられるでしょうが、しばらく経てば飽きが来て、何も目標が無ければ怠惰に陥るだけだと考えています。

FIREを目標とするのではなく、何をするためにFIREを目指すのか?

人生は長く、FIRE後もかなり長い人生が残されています。

やりがい、生きがいを感じられる生き方をしないと、せっかくのFIRE後が退屈な時間を過ごすだけになるかもしれません。

ストレスのない生活はラクかもしれませんが、楽しいかどうかは分からないのです。

まとめ

以上『億り人、ゴールはFIREにあらず。早期リタイアは12%のみの実態』でした。

いかがでしたか?

億の資産を保有したところで、会社を辞めない人の方が圧倒的多数派であることが分かりました。

多くの人にとってFIREは目標ではないと思われます。

FIREを目指している人は、改めて自分が何のためにFIREを目指しているのか考えて見るとよいのではないでしょうか。

以下関連記事です。

とある調査結果によればFIREしたい人は4割に満たないことが分かりました。

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