いま話題の「FIRE卒業」に対して、47歳でFIREした私が思うこと
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
FIRE界隈ではおなじみ、おけいどんさんの記事です。
先日話題になった「FIRE卒業」に対し、実際にFIREしているおけいどんさんの視点からの記事になっています。
FIREを目指す人には参考になるかもしれません。
「FIRE卒業」には2パターンある
まずは「FIRE卒業」について、大きく分けて2パターンあると考えられます。
(1)FIREしたものの株安やインフレで資金が苦しくなり労働に戻った
(2)FIREしてのんびり過ごしたものの刺激がない生活に飽きて労働に戻った
私は「FIRE卒業」のイメージとしては(1)のほうかと思いましたが、おけいどんさんは(2)のほうが多いとイメージしたようです。
FIREをする人なら投資計画はある程度しっかり立てているはずとのことで、(1)の可能性は低いと見たようです。
しかし、FIREした人は過去のデータから想像以上に少ない金額でFIREしています。
2022年の経済情勢がFIREを破綻させた可能性はあるのではないかと私は見ています。
おけいどんさんが考える以上に無計画に、あるいは杜撰な計画で「会社を辞めて解放される」という名ばかりのFIREに至った人が多かったのではないかと考えています。
「何もせずにのんびり」はすぐ飽きる
では問題の(2)です。
実際にFIREした人の体験談には耳を傾ける必要があります。
おけいどんさんも以下の引用のとおり、暇を感じたことがあったようです。
のんびりするためにFIREしたはずが、のんびりに飽きる……私はこれがすごくわかります。私はFIREしてから半年間ほど、単行本の出版で忙しくしていました。ところが、出版後に暇になり、たったの1ヶ月で暇に飽きてしまいました。何も刺激がない、生き甲斐がない生活がつまらなく感じたのです。
この後、取材や出版やら子ども食堂の運営やらで忙しくなり、刺激のある毎日を取り戻せたそうです。
その人の仕事との関わり方、向き合い方が関係するかもしれませんが、とにかく刺激の無い毎日はつまらなく、FIREには生きがいが必要であると言えそうです。
FIRE後の生きがいは見つかっているか?
FIREに必要な資産を貯め、会社を辞め、働かずにのんびり過ごすタイプの人がはたしてどれほどいるでしょうか?
お金は十分あるけれど、やりがいや生きがいを求め、誰かに対していかに貢献するかを考える生き方を模索する。
人としては誰かに貢献する生き方のほうが圧倒的に健全ではないかと思います。
私はその生きがいを今のところ見いだせておらず、セミリタイアに移行することに対し恐怖感を持っています。
おけいどんさんは生きがいを求めて労働者に戻る「FIRE卒業」を「FIRE失敗」とは捉えていないようです。
しかし私は当初予定とは異なり、労働に戻るのは「FIRE失敗」だと思っています。
私の中でFIREは「会社を辞めること」が重要なのに、会社に戻ってしまうからです。
暇すぎる毎日を予見できない時点でいかがなものかと思います。
だったら最初から会社を辞めなければいいし、一定の労働をするサイドFIREにでもとどめておけばよいだけの話です。
ただ、こんなことは些細な話でしかありません。
おけいどんさんも記事内で語っていますが、FIREにはいろいろなスタイルがあってもいいと思います。
厳密にこれ、という定義もないでしょう。
最終的にはその人が納得できる生き方ができればそれでよいのではないでしょうか。
FIREを検討できる時点で十分勝ち組と言えるだけの資産を保有いているということですから。
まとめ
以上『いま話題の「FIRE卒業」に対して、47歳でFIREした私が思うこと』でした。
いかがでしたか?
やはりFIRE経験者からしても、会社を辞めた後のやるべきことを考えておかないと暇を持て余すことが分かりました。
あなたはFIREをした後、何をして暮らしていきますか?
何を生きがいに生きていくのでしょうか?
何の刺激も無い人生はあなたを何ら成長させてくれません。
現役時代のうちに退職後のプランもしっかり練っておくことがFIREで失敗しない秘訣なのです。
以下関連記事です。
「FIRE卒業」とは「FIRE失敗」のことだと思っています。
FIREで幸せになれるには条件があります。
私は5000万円を貯めましたが、今のところサイドFIRE(セミリタイア)には移行しません。