FIREしたければマネするな!950万円を一括投資した男の末路
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
「マネー現代」に掲載された投資に関する記事です。
他人の投資での失敗を見て参考にするといった内容で、前後半の2部構成になっています。
投資はもはや「ブーム」ではなく「必須」
まず前半の冒頭について。
そんな「コロナバブル」の影響もあり、米国でも日本でも株式投資がブームとなり、この機に投資を始め、好調な市場のおかげで大きな儲けを出す「コロナ長者」も多く生まれています。
「株式投資がブームとなり」とありますが、私は決して「ブーム」だとは思っていません。
投資はもはや「必須」と言っても過言ではないでしょう。
貯金だけで資産形成しようとしても、これからの時代はなかなか難しくなっていくことが予想されます。
物価は上がり、社会保険の負担が大きくなり、手取りが増えづらくなっています。
さらに今後は税金は高くなり、医療費も高くなることが予想されます。
そんな厳しくなりそうな条件下で資産を増やそうと思えば、投資をしたほうがよいはずです。
しかも2024年からは新NISA制度が始まります。
となれば、もはや投資をやらない手はありません。
確かにゴリゴリの投資に抵抗がある人もいるはずです。
しかし環境が整いつつありますから、少額でも試してみてはいかがでしょうか。
実家暮らしのおかげで28歳で950万円貯金
さて、今回の記事の登場人物は28歳の男性派遣社員です。
年収は300万円。
決して高くありません。
しかし実家暮らしだったため、手取りの半分を貯金する生活でした。
その結果、高校を卒業して10年で950万円を貯めるに至りました。
そんな男性が投資に興味を抱くのはコロナ禍における投資で儲けた友人の話だったとのこと。
それまでは投資に何の興味を持っていなかったのに、儲かる友人の話を聞いてすぐに投資を始めてみたようです。
ビギナーズラックから選択ミスで資産減というよくある話
男性は最初にGAFAMとモデルナの株を350万円購入。
すると3ヵ月で500万円に資産増。
ここで気を良くして500万円を追加投資。
ところが株価は反転し750万円に。
マイナス100万円となりました。
その後ハイテクグロース株を100万円追加投資して投資資産額は850万円に。
投資した総額950万円。
ここで株価が再び反転して1200万円に。
ここで男性は1200万円を当時話題となった「ゲームストップ株」に全額投資します。
しかし「ゲームストップ株」を買えなくなる措置が取られた結果、1日で44%下落する大暴落。
男性の資産は700万円まで減少しました。
ここで今度はインフルエンサーが推奨していた「カーニバル・クルーズ」という企業の株に全額投資。
株価は一瞬上昇したものの下落に転じ、資産は600万円に減少しました。
950万円投資したものの結果として350万円のマイナスとなりました。
素人の一括投資はリスクが大きすぎ
この男性の最大のミスは「全資産の一括投資(集中投資)」に尽きるでしょう。
そして「投資方針の一貫性の無さ」ではないでしょうか。
投資初心者はどの銘柄を買うかに意識が行きがちですが、それ以上に重要なのは「投資方針」です。
投資はどうしても「資産をいかに増やすか」に意識が傾きますが、実は「資産をいかに減らさないか」のほうが重要です。
資産を減らすリスクをできるだけ小さくするのが「長期投資」「分散投資」「積立投資」です。
投資初心者には投資・分散・積立投資がミスは少なく済む確率が高いです。
厚切りジェイソンを始めとして積立投資を推奨している人が多いのも頷けます。
あとは本人がどのような目標を掲げるかにもよるでしょう。
短期間で資産を増やしたいのであれば、集中投資も悪くありません。
この男性にとっては350万円は今後の勉強のための高い授業料とも言えます。
実際、ずっと投資に成功し続け、資産を増やし続けられるはずもありません。
時には失敗も必要です。
いろいろな失敗・経験を経て、自分なりの投資手法に辿り着けるのです。
まとめ
以上『FIREしたければマネするな!950万円を一括投資した男の末路』でした。
いかがでしたか?
投資方針を誤り大損する人はたくさんいます。
いかに資産を増やすか、いかに減らさないか。
自分の投資のルールを作り、そのルールを守り続けられるかの勝負になるのです。
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