1500万円で定年後に地方移住した元役員が経験した「思わぬ地獄」

1500万円で定年後に地方移住した元役員が経験した「思わぬ地獄」

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

今回は恒例となりつつあります「地方移住」シリーズです。

安易な地方移住は予想外のトラブルを招くもので、今回もそのパターンです。

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1500万円で長野県へ移住

今回は元商社マンのAさん(64歳)が登場。

子会社役員の任務を終え、長野県の佐久平に1500万円で居を構えました。

佐久を選んだ理由は以下のようにいろいろと書かれていました。

「佐久を選んだ理由は、何かあれば東京まで新幹線ですぐに行けること。病院も近く、移住者らも多く住んでいるので、自治体も都会目線での移住者対応にも慣れていることも大きかった」

「軽井沢にも近いので、アウトレットや買い物など、都会の雰囲気が恋しくなればすぐに足を延ばせるのも魅力でした」

「軽井沢は、仕事時代の同僚や取引先の知人もたくさんいるのがちょっとね……。仕事時代のことを忘れたいのに、逆に老後も仕事時代の人間関係が延長するようでちょっと気が重くなりまして」

「太公望をやってみたいな、と。たとえ釣れなくても、一日中、釣り糸を垂れて、若い頃の思い出に浸りながら老いて行ければ幸せだなと」

しかし当初の期待は裏切られ、移住を後悔することになります。

物音で寝つけなくなった

Aさんは元来神経質らしく、夜中に物音がするとすぐに目が覚めてしまい、寝付けなくなるようです。

この弊害が出てしまいました。

夜、近くを流れるせせらぎの音が届き、その音で睡眠不足に陥ったのでした。

わずか半年でこの有様です。

田舎で物音と言えば、他にもたくさんあります。

Aさんを悩ませたのは朝早くからの鳥のさえずりでした。

「静けさの中での自然の音がこれほど大きいものだとは知りませんでした。天然の音や色を求めて移住してきたのに、自分自身がそれに耐えられなくなるっていうのは皮肉なものでした」

結局Aさんは、移住者向けに分譲されている新興の住宅地にさらに転住することになったのです。

音が気になるなら地方には住めない

都会に住んでいるといろいろな音に慣れてしまうのかもしれません。

人、車、工事の音など。

救急車両の音など田舎に住んでいると滅多に聞くことはなくなります。

特に夜は静寂に包まれるそうなのですが、そうは問屋が卸しません。

田舎は都会の喧騒とは異なる種類の音が聞こえてくることになります。

その典型と言えるのが「虫」でしょう。

夏のセミはまさに代表格。

もし鳴き声が気になるようであれば、寝ることは不可能でしょう。

あと、私が子どもの頃で思い出すのはカエルの鳴き声。

カエルもなかなかうるさいです。

ちなみに私の実家は線路沿いだったこともあり、踏切の音が常に聞こえていました。

家から踏切までわずか30メートル。

踏切や通過する電車の音は、遮るものなくダイレクトに私の家に届いていました。

今思うと、さまざまな音に囲まれながら何も気にせず生活していたことになります。

音が気になってしまう人にとって田舎暮らしは無理でしょう。

まとめ

以上『500万円で定年後に地方移住した元役員が経験した「思わぬ地獄」』でした。

いかがでしたか?

地方移住は予想外の連続だと思います。

特に地方の良い面ばかりに目を向けていると、現実を見落とします。

移住を決断する前に夏と冬、異なる季節で移住体験し、実際に生活していけるかを見極めたほうがよいでしょう。

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