「投資をして幸せになる人」「幸せを逃す人」の決定的な違いとは?

「投資をして幸せになる人」「幸せを逃す人」の決定的な違いとは?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

「ダイヤモンド・オンライン」にて連載されている投資家・遠藤洋氏の記事です。

遠藤氏も投資で成功を収めるまでにはいくつも失敗をしてきたようです。

その失敗を踏まえ、投資で幸せになれるかどうかのポイントを述べています。

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ひと晩で800万円を失った痛恨の大失敗

遠藤氏は大学生のころから投資を始め、ベンチャー企業に就職後も投資を続けていました。

やっていた投資は株式投資とFX。

そしてFXで痛恨の大失敗を経験しました。

株式投資と並行してFX(外国為替証拠金)取引も行っていたのですが、ある夜、自宅のベッドでゴロゴロしながら、スマホでFX取引をしていたところ、そのまま寝落ちしてしまいました。

翌朝、目が覚めて寝ぼけ眼をこすりながら、スマホでFXの取引画面を見ると、昨夜まで1000万円あったはずのFX口座の残高が200万円まで減っていました。口座資産の8割(800万円)が一夜にして吹っ飛んだことを知った瞬間でした。

https://diamond.jp/articles/-/324318

いわゆる「キプロス・ショック」が起こった当日だったそうです。

ちなみに「キプロス・ショック」とは以下の出来事です。

ちなみにキプロス・ショックというのは、2013年3月16日に地中海の島国キプロスを襲った金融危機のこと。ユーロ圏によるキプロスへの金融支援の条件として、キプロスの全預金に最大9.9%を課税することで合意に至ったことによるものです。

キプロス政府が銀行預金への課税を決めると、ネット上の仮想通貨(暗号資産)ビットコインが資産の逃げ場となりました。

https://diamond.jp/articles/-/324318

これほど大きな失敗を犯せば投資を続けたくなくなりそうですが、遠藤氏はこの経験から学びを得たそうです。

一晩で800万円を失って学んだ2つのこと

まず一つ目は「自分が許容できないリスクは負うな」ということです。

遠藤氏はすでに株式投資で大きな成功を収めていたため、800万円という損失は許容範囲内に収まっていたそうです。

あなたはどうでしょうか?

FXではなく株式投資や投資信託であっても大暴落は起こり得ます。

例えば、以下の表は大和ネクスト銀行様が掲載していた2000年以降の「〇〇ショック」時の日経平均株価の下落に関するデータです。

日経平均株価の2000年以降の「〇〇ショック」

これを見ると、東日本大震災を除けば30%は下落したことが分かります。

リーマンショックでは50%を超えています。

つまり単純に言えば、現在投資している資産が半分に減っても大丈夫か?ということです。

株価が暴落とはいかないまでも大きく下落したときに「狼狽売り」してしまう人たちを数多く見かけてきました。

「投資なんてするんじゃなかった」と。

また、投資を始めてからドキドキして株価が気になって仕方がない人もいます。

これらの人は許容範囲を超えている可能性が高いです。

投資額を見直すか、一度撤退してみることをおススメします。

自分の理想の投資スタイルを追う

もう一つはFXの投資スタイルにありました。

遠藤氏はFX取引をトレード画面に張りついていられるときだけやることを大前提にしていました。

しかしトレード画面に張りついてFX取引に集中する余り、ある人とのアポイントメントをすっ飛ばしてしまったのです。

目の前の「お金」に目がくらみ、「信用」を失うような自分の行動に「これはよくないな」と率直に反省したとのことです。

それと同時に、FX取引では経済的には豊かになるものの、お金を得るためにトレード画面に張りつかなければならず、時間に縛られている自分に気づいたとも語っています。

投資を始めた目的は「経済的にも時間的にも自由になりたいから」だったそうです。

それなのに、トレード画面に張り付いていては「はたして幸せなのだろうか?」と疑問が湧いてきました。

この姿は遠藤氏にとっての理想とするものではありませんでした。

あなたはどうですか?

遠藤氏と同様に、投資で利益を上げたいがために、トレード画面に張り付いていたり、土日は勉強に追われたりといった生活になっていないでしょうか?

それが理想と合致するのであれば何の問題もないでしょう。

もし理想とかけ離れているのだとしたら、あなたに今の投資スタイルはあわないということです。

仮にお金が手に入ったとしては、それが幸せと言えるかと聞かれたら、決して幸せではないと思うのではないでしょうか。

「投資をして幸せになる人」とは?

遠藤氏はこの大失敗からFX投資と縁を切り、新たな投資手法の模索し始めたのでした。

そして辿り着いたのは以下のような生活です。

今では1年の半分以上は自宅を空けて、国内外を旅しながら投資活動する生活を送っています。

株価チェックのためにパソコンやスマホを見るのは1日10分ほど、長くても15分程度です。

たとえ億単位でお金を稼いでも、楽しい体験や新たな挑戦、面白い人との出会いがなければ、何のために生きているのかわからなくなります。

投資は1日10分から15分程度。

それ以外は別のことをして過ごす。

理想とも言える生活ではないでしょうか。

お金のために何かを犠牲にすることは、時に必要かもしれません。

しかしそれが延々と続いては何のために生きているのか分かりません。

つまり、投資で幸せになるためにはお金だけでなく時間も手に入れなければなりません。

これは遠藤氏も指摘しています。

自分自身の胸に手を当てて考えてみると、そもそも投資を始めたのは、「お金と時間の両方を得て、自由な人生を手に入れたいから」なのです。

最近投資を始める人が増えています。

お金だけが目的になっていないでしょうか?

自分が投資を通じて本当に手に入れたいものは何でしょうか?

一度立ち止まってよく考えてみるとよいでしょう。

まとめ

以上『「投資をして幸せになる人」「幸せを逃す人」の決定的な違いとは?』でした。

いかがでしたか?

投資はお金を増やしてくれる可能性があります。

しかし、お金を手に入れる引き換えに幸せを逃していては何の意味もありません。

投資を始めるにあたり、あるいは続けるにあたり、自分は何のために投資をしているのか、どのような生活をしていきたいのかを真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

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