「FIRE」をすべきか、やめるべきか?を考えるときに大切なこと

「FIRE」をすべきか、やめるべきか?を考えるときに大切なこと

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

ダイヤモンド・オンラインに掲載されたベストセラー『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』を元にした記事です。

今回はFIREについてです。


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「FIRE」を考えるときに大切なこと

まずは冒頭からFIREを目指す人たちにとっては考えさせられる一言が書かれています。

リタイアは単なる経済的な問題ではなく、ライフスタイルの問題だ。

FIREとは「経済的自立」と「早期リタイア」ですから、お金を貯めて早く会社を辞めることと解釈されます。

しかし『JUST KEEP BUYING』の著者ニック・マジューリ氏は、FIREを経済的な問題ではなく「ライフスタイルの問題」だと指摘します。

「いつ」リタイアできるかを知るには、「何のために」リタイアするのか、よく考えておかなければならない。

 リタイア後の時間をどんなふうにすごしたいか?
 どのような人づき合いを望んでいるか?
 リタイア生活で一番大切なことは?

 これらの問いに対し納得のいく答えを導けたら、幸せなリタイアができるだろう。

 あいまいな答えしか浮かんでこないなら、せっかくリタイアしても、失望したり、失敗したりしてしまうかもしれない。いくら経済的にうまくいったとしても、心身の健康が満たされていなければ意味がないからだ。

これは当ブログでも何度も語っていますが、目的のないFIREは失敗します。

今回の記事でもやはり同様の指摘がありました。

「何のためにFIREするのか?」との問いに対して明確な回答が無いならば、行く末は「FIRE卒業」です。

著者はFIREは好きではないとも言い切っています。

実際に「FIRE」した人の告白

とある男性は、リタイアして自由に好きな場所を移動しながら暮らす「FIREノマド」なる生活をしています。

バケーションレンタルサイトの「エアビーアンドビー」を利用し、1~3ヵ月単位で世界各地を転々としているとのこと。

傍から見ると随分楽しそうな印象を受けますが、本人に尋ねたところそうでもなかったようです。

「孤独を感じている。たいていの人はこの生活を楽しめないだろう」

続けて次のように語っています。

「FIREノマド的なライフスタイルを受け入れるのは、自分はもはや世の中にとって重要な存在ではないと受け入れることである。
 存在しているのかしていないのかわからない、手応えの感じられない世界で生きていかなければならないのだ」

これ、非常に重要なポイントです。

FIREするということは「世の中にとって重要な存在ではないないと受け入れること」、すなわち必要ではない存在になるということです。

つまり、多くの人が若いうちに世の中から姿を消そうとしているのです。

早期リタイアは本当に目指すべきものなのか?

これまでもFIREの負の側面を見てきましたが、今回も同様の内容となりました。

FIRE失敗に関する記事を見てきた限り、はたして本当にFIREを目指す価値があるのか?との疑問が生じます。

FIREとは「経済的自立」と「早期リタイア」で、私は「経済的自立」を目指すための資産形成は誰もがおこなうべきことだと考えています。

一方の「早期リタイア」はどうでしょう。

20代、30代で早々に「リタイアしたい」と節約生活をしながら、大半の資金を投資に回す。

FIREを目指すのは自由ですから外野がとやかく言うことではありませんが、はたして人生において良いことなのでしょうか?

会社が嫌、仕事が嫌だからFIREというのは早計だと思います。

今の仕事が嫌だと言うのであれば、FIREではなく転職を検討してみるとよいのではないでしょうか。

30代であれば、まだまだやるべきことはたくさんあります。

実際にFIREに失敗した人の声はしっかり耳を傾け、その上で今後の人生プランを組み立てるとよいでしょう。


まとめ

以上『「FIRE」をすべきか、やめるべきか?を考えるときに大切なこと』でした。

いかがでしたか?

会社からの逃亡のみを目的にFIREを実現しても、うまくいかないことはこれまでの多くの記事から読み取れることです。

「何のためにFIREを目指すのか?」

「FIREしてからどのように過ごすのか?」

明確な答えがないうちはFIREではなく経済的自立のみを目指し、資産形成をしていきましょう。

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