金融業界に8年務めて学んだ、資産形成に最も役立つ5つの教訓
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
最近紹介頻度の多い「ビジネス・インサイダー」の記事です。
例によってアメリカの記事ですが、参考になる点は多いのでご紹介していきます。
今回は金融業界で働いた経験のある人が資産形成に役立つ教訓を教えてくれました。
1.資産が増えるほど、失うものも増える
まず1つめの教訓は「資産が増えるほど、失うものも増える」です。
富が増えるほど、自分にとってのリスクをきちんと知り、状況が複雑になっていくことを強く認識しなければならない。
「ここまで来たのと同じ手段を使ってもあそこへは行けない」という考え方の実践である。あるレベルの経済的成功や幸せを手に入れるために役立った手段でも、今後資産を成長させていくうえで役立つとは限らないのだ。
個人的にはちょっと理解できないです。
積立投資で1億円程度の資産を目指しているようなレベルの人には関係ない教訓かもしれません。
2.コーヒーをケチるより固定費を削ろう
2つめの教訓は「コーヒーをケチるより固定費を削ろう」です。
確かに、コーヒーに年間1000ドル(約14万円)をかけるとしたら大きな額だ。無駄遣いだということもできる(でも私は、それが本人にとってとても価値のあるものなら正しいお金の使い方だと言いたい)。
しかし、現在と将来の資産形成に対してはるかに大きな影響を与えるのは、どんな価格のコーヒーよりも、収入に対する固定費の割合である。
「ラテマネー」という言葉が一時期知られました。
ただ、コーヒーよりも固定費を削れというのが本記事の筆者の主張です。
個人的にはどちらも正しいと思っています。
支出の削減において固定費を削るのはマストです。
一方で固定費の支出削減だけでも限界がありますから、変動費のうち何かを削っていくことになります。
何を削るかは人それぞれ。
コーヒーが好きならコーヒー代は削減せず、代わりに他の何かを削ればいいだけ。
ただ、順番があるとしたら固定費から削減し始めたほうがいいだろうとは思います。
3.まずは貯金を優先することが重要
3つ目の教訓は「まずは貯金を優先することが重要」です。
私の働くファイナンシャルプランニング企業が顧客(全員が30代~40代)に示しているもう1つの基準がある——総収入の25%以上を長期的な運用(年金口座や証券口座など)に回すことだ。
目先の買い物のために貯金したり、今日買えるものを考えたりする前に、まず長期運用に充てることを勧めている。
これは基本中の基本です。
まず収入の〇%なり、〇万円なりと貯金および投資に回す額を決め、残りのお金で生活する。
世の中にはこれをやらずして「お金が貯まらない」と嘆いている人が多いです。
4.収入が増えれば物事は簡単になる
4つ目の教訓は「収入が増えれば物事は簡単になる」です。
貯蓄はあなたの成功にとって重要であり、不可欠でさえある。しかし、ほとんどの人が認めようとしない、シンプルな真実がある——収入が増えればすべてが楽になるのだ。収入が多ければ多いほど、お金を使える選択肢の幅が広がるのだから。
収入が多いほど資産形成は有利になる。
この当たり前のことが特に日本の貯蓄系の記事では語られないように思います。
日本の経済事情から収入が増えづらいことがその原因なのか、はたまた読者に対する忖度なのか、真相は分かりません。
その点、アメリカの記事ではダイレクトに「収入を増やそう」と語るものが多いように思います。
支出を削るだけでは資産形成は行き詰ります。
収入増も意識するようにすべきです。
5.他の人と比べても何も楽しくない
最後の5つ目の教訓は「他の人と比べても何も楽しくない」です。
自分の資産を管理するなら、自分の資産に集中しよう。そのためには、自分の価値観に沿ったお金の使い方をすること、自分が有意義だと思う目標(目指すべきだと感じる目標ではなく)を設定すること、その道程で自分自身や他人を批判しないことが大切だ。
これも本当に的を射ています。
資産形成は他人と比較するものではありません。
人それぞれ収入と支出、趣味・嗜好、そして目標・生き方があるわけです。
他人のほうが資産が多いと惑わされないほうがいいです。
より大きなリスクを負って、結局失敗してしまうことにつながりかねません。
「よそはよそ、うちはうち」の"おかんの理論"は資産形成において極めて重要なのです。
まとめ
以上『金融業界に8年務めて学んだ、資産形成に最も役立つ5つの教訓』でした。
いかがでした?
最後にまとめです。
1.資産が増えるほど、失うものも増える
2.コーヒーをケチるより固定費を削ろう
3.まずは貯金を優先することが重要
4.収入が増えれば物事は簡単になる
5.他の人と比べても何も楽しくない
資産形成において最も役に立つかは不明ですが、根幹をなすような基本的なことは並んでいました。
2から4を実践しているだけで、それなりの資産は築けそうです。
ある程度まで行ったら5を忘れないようにしましょう。
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