40代サラリーマンが愕然とした「ねんきん定期便」の記載内容
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
煽り系メディア「幻冬舎ゴールドオンライン」からの記事です。
毎年の誕生月に手元に届く「ねんきん定期便」の記載内容と読み方は理解していますか?
今回は「ねんきん定期便」の中身についてです。
それでは記事の中身を見ていきましょう。
必死に働いても、日本人の年金は「たったこれだけ…!?」
まずは世界の「年金所得代替率(退職前所得に対する年金給付額の比率)」についてです。
日本の年金代替率は32.4%で、主要51ヵ国中43位でした。
上位の国と日本を比較してみましょう。
◆世界主要国〈年金所得代替率(税引き前)上位10ヵ国〉
1位「ブラジル」88.40%
2位「デンマーク」80.00%
3位「ルクセンブルク」76.60%
4位「アルゼンチン」76.10%
5位「ポルトガル」74.90%
6位「コロンビア」74.80%
7位「イタリア」74.60%
8位「オーストリア」74.10%
9位「スペイン」73.90%
10位「トルコ」73.30%………
43位「日本」32.40%
これを見ると、日本の年金額の低さがよく分かります。
40代のサラリーマンが「ねんきん定期便」の金額に青ざめた理由
さて、ここからが本題。
とある中小企業勤務(製造業)の40代サラリーマン男性のお話しという想定です。
これまで見てこなかった「ねんきん定期便」を初めてじっくり見たようです。
すると、その金額のあまりの少なさに愕然としたとのこと。
しかし「ねんきん定期便」の金額が少ないのには理由があります。
その説明がこちら。
50歳未満の人の「ねんきん定期便」には、これまでの加入実績に基づく金額をもとに「算出時点で保険料の支払いをやめたとしたら、いくら年金がもらえるか」を計算した結果が記載されている。つまり、上記の男性の場合、これまで就労した20数年分の保険料の支払い実績に基づいた金額であり、未来の就労分については加味されていない。
50歳未満の人の「ねんきん定期便」には、現時点で年金をもらうとしたらいくらになるか?という仮の金額が記載されているのです。
私の中では当然のことだったのですが、知らない人もいるでしょう。
男性はよく知らなかったため、思わず年金事務所に電話して話を聞いたそうです。
この男性と同様に「ねんきん定期便」など見ない、という人が圧倒的に多いのかもしれません。
「ねんきんネット」のシミュレーションを使うべし
では50歳未満の人はどうやって年金額を調べればよいのでしょうか?
その方法は当ブログでもたびたび登場している「ねんきんネット」です
「ねんきんネット」なら将来受け取る年金額のシミュレーションを作成することが可能です。
例えば、現在の給料で60歳まで働いたら年金がいくらになるかが簡単に計算できます。
作成したシミュレーションは保存しておくことも可能です。
私の場合は早期リタイア志向ですので、現行給与で何歳まで働き、残りは正社員ではなくなるので国民年金だったらどうなるか、といったシミュレーションも作成できます。
繰り上げ支給・繰り下げ支給も当然対応しています。
若ければ若いほど将来の給与が予想できないと思いますから、そのあたりは計算が難しいかもしれません。
それでも最も正確に年金を計算できるツールが「ねんきんネット」です。
「ねんきんネット」はブックマークして、いつでも利用できるようにしておきましょう。
まとめ
以上『40代サラリーマンが愕然とした「ねんきん定期便」の記載内容』でした。
いかがでしたか?
年金の額をある程度把握しておくことは、40代以降になれば重要です。
老後を見据えて、どのような暮らしができるかの柱になるからです。
一方で若い人は年金の額より今の収入を増やすこと、そして資産を増やすことに腐心したほうがよいと考えています。
収入を増やせれば、おのずと将来の年金額も増えることになるからです。
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