伝説のファンドマネージャー清原達郎氏「今の相場で勝つ方法」
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
「東洋経済」に掲載された投資に関する記事です。
みなさんは株で一儲けしたいですよね。
誰かの言ったことが必ず当たるわけではないですが、実績のある人から助言をいただいてみたいと思うのは自然なことだと思います。
だからこそ個人投資家として巨大な富を築いたテスタ氏は井村俊哉氏に注目が集まるわけです。
そして今回は納税者番付1位となったこともある「伝説のファンドマネージャー」清原達郎氏が「今の相場で勝つ方法」を紹介してくれています。
推奨は「大型株のETF」と「割安小型株」
まず投資を推奨している商品ですが、記事内には具体的な銘柄名は出てきません。
ただ、明確に推しているのは「大型株のETF」と「割安小型株」でした。
まずは「大型株のETF」を推奨している理由がこちら。
私は日本株の大型株に投資するならTOPIXのETFが便利だと思っています。大型株は自分でリサーチしても得るものは少ないですからねえ。ETFに任せるのが合理的です。
私はVTIやVYMに投資していることもあり、ETFに対する抵抗はありません。
ただ、日本のETFについての知識は皆無と言ってよいほどです。
投資の選択肢として考えたことがないからです。
しかも日経平均ではなくTOPIX。
ますます選択肢として浮上することはありませんでした。
もう一つの推奨である「割安小型株」については著書で次のように語っています。
大多数の投資家の判断に強いバイアスがかかっていれば投資のチャンスです。(中略)1980年代の日本の土地・株のバブルで一部の不動産会社はヤクザぐるみで「地上げ」をやっていたのでイメージが悪すぎ、今でもまだ中小不動産会社の株は強烈に割安です。
電子部品商社なんかも最近でこそ少し評価が上がりましたが、ずいぶんと割安な状況が続いていました。「物を作っておらず、卸として商品を横流ししているだけ」あるいは「売掛債権がいつか不良債権化して大赤字になるかもしれない」という評価だったのでしょうか。
私は個別株投資はやらないので、ここは引用に任せます。
ちなみに「グロース市場は冴えない、最悪の市場」とのことですから、避けたほうが無難かもしれません。
オルカン対S&P500の正解
NISAの開始以降、非常に大きな注目を集めているオルカンについては、一定の評価をしているようです。
オールカントリーが人気のようですけど運用手数料も安く日本でも金融に関する教育レベルが高くなってきたことを感じます。新NISAにふさわしい商品だと思います。
オルカンに投資している人たちは一定の自信を持ってよいかもしれません。
NISAで積立投資となると、よく聞く話は「オルカン対S&P500」です。
どちらを買うべきか?といった動画もよく見かけます。
ちなみに私は実験的に両方買い進めていますが、清原氏はどのような回答を持っているのでしょうか?
ただオールカントリーというのはS&P500とかなりパフォーマンスが似てくるのではないかと思います。小さい国の株式の売買手数料は高いかもしれないし、S&P500で事足りるのではないかとも思ってしまいます。
おっと、ざっくり行ってしまえば「どちらでも大きな差はない」ということなのでしょう。
迷っているなら、えいや!で買ってみてください。
はやりのテーマには乗らない
投資でよく聞くのは「テーマ型」と呼ばれる投信などです。
清原氏はテーマ型については否定的な立場のようです。
今、はやりのAIなんかも危ないテーマですねえ。私は生成AIとかかなり限定的な使われ方にとどまると思います。半導体をたくさん作って動かせば電力を大量に消費しますからねえ。環境に悪いわけですよ。
メタバースも流行は一瞬でしたでしょ。生成AIとかも騒ぎすぎだと思いますよ。私はグーグルの検索がもうちょっと使いやすくなれば十分ですけど。このように明らかに割高な株やセクターはありますけど、株式市場全体で見るとまだバブルというにはほど遠い状態だと思います。
流行に左右されるのではなく、自分の軸をもって株を見ていくということでしょうか。
市場全体に乗っかるタイプの投資信託やETFしかやらない人間には無関係と言ってもよいでしょう。
投資で絶対にやってはいけないこと
最後は個別株投資家だけでなくインデックス投資専門の人も耳を傾けるべきアドバイスが書かれていました。
とにかく相場が下がって損したときにパニックにならないことです。株式投資で一番やってはいけないことは下がっているときに株を売ることです。
よく『ロスカット』という言葉を聞きます。『買ってから10%以上株価が下がったら売る』みたいな話です。空売りなら仕方ないけどロングでロスカットなどナンセンス極まりないですねえ。
買った銘柄の株価が下がったら基本『もっと買う』か『そのままにしておく』かの2択です。特殊な場合を除いて売ることなどありえません。
長期投資は持ち続けることに意味があるわけで、下がったから売るは最もやってはいけない行為です。
下がって売ったら、再び上がる絶好機を逃します。
まとめ
以上『伝説のファンドマネージャー清原達郎氏「今の相場で勝つ方法」』でした。
いかがでしたか?
投資はNISA・iDeCoしかやってないというタイプの人にも参考になる話がありました。
王道のインデックスファンドを積立投資し、サテライトでテーマ型とかには手を出さない。
投資を始めたからには目標に到達するまでは何があってもひたすらホールドし、買い続ける。
これが資産を増やすための地道だが最短のルートということではないでしょうか。
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