【永久保存版】あなたを老後破産・老後破綻に陥れるお金のヤバい罠7選

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
多くの人にとって老後の生活は漠然とした不安を伴うもののようです。
そのせいかネット上には老後に関する話題が氾濫しています。
中には「老後破産」の危機を煽る記事もたくさんあります。
ただ、記事の内容は決して目新しいものではなく、パターン化されているものが多いです。
そこで今回は「老後のお金のヤバい罠」と題して、よくありがちが老後破産危機に陥る原因を7つご紹介します。
これらの罠に気づき、今から対策を講じることが、あなたの未来を守ることになります。
それでは早速行ってみましょう。
1.投資の失敗
老後のお金のヤバい罠1つ目は「投資の失敗」です。
老後の資産を増やすために始めた投資が思わぬ失敗を招くケースは少なくないようです。
その中でも大定番と言えるのが「退職金で投資デビュー」です。
長年勤め上げた会社からもらった退職金は人生の最終盤に受け取れる大きなご褒美です。
しかし、この退職金を「もっと増やしたい」との欲に駆られ、リスク高めの商品に大半を投じてしまい、一気に減らしてしまうのが定番のパターンと言えます。
投資デビューであれば慎重にならなければいけないはずなのに、なぜか一点集中型の投資をしてしまうのがありがちです。
次にあり得るのが「金融機関の言いなり」になり、資産を失うことです。
投資のことがよく分からず、銀行や証券会社の窓口へ相談に行き、担当者の勧める金融商品を勧められるがままに購入し、資産を減らしてしまうパターンです。
しかし、彼らは慈善事業で働いているわけではありません。
彼らが熱心に勧めるのは、あなたにとって最適な商品ではなく、金融機関の利益になる手数料の高い商品だからです。
最後は「投資詐欺で資産の大半を失う」ことです。
「元本保証で高利回り」といった本来であればあり得ない話なのですが、なぜか信じてしまう人がいるようです。
詐欺の場合、金銭的な損失だけでなく精神的なダメージも大きく、老後の生活を完全に破壊しかねません。
2.油断や無計画から来る使いすぎ
老後のお金のヤバい罠2つ目は「油断や無計画から来る使いすぎ」です。
老後を迎えて、現役時代にできなかったことにお金を使うのは全然悪いことではありません。
むしろ遅すぎるくらいとも言えます。
しかし、そこには大きな罠が潜んでいます。
ありがちなのは、退職後に支出が一気に膨らんで、資産を減らすことです。
旅行や趣味・娯楽、豪華な食事に励みすぎた結果、想定より老後資金が減少し、慌てふためくのが定番パターンです。
また、現役時代からの人付き合いが退職後も続き、出費がバカにならなかったというパターンもあります。
他にも「油断」としては、夫婦で家計を見ていなかったというとんでもないパターンもあります。
例えば、夫が奥さんに家計を任せきりにしていたら、奥さんが全然貯金していなかった、とか。
家計は夫婦二人でお互いに協力し合って管理していかないといけません。
さらに、相続の当てが外れた、などというパターンもありました。
「いくらくらい相続できるだろう」と踏んでお金を貯めずにいたら、期待したほど資産がなかったとか相続人に含まれていなかったといったこともあります。
そして最大の油断は「子供・孫への過剰な援助」です。
子どもや孫が可愛いのは理解できますが、誰のために貯めた老後資金なのかを忘れています。
子どもや孫のためにお金を使いすぎて、自身が老後破産の危機に陥るのは本末転倒です。
3.住宅関連の支出
老後のお金のヤバい罠3つ目は「住宅関連の支出」です。
生活をする上で家は必要不可欠なのですが、その家も老後のお金を蝕む原因となります。
老後を住みよい家にするためのリフォームや住まいの経年劣化による修繕・リフォームは、一度に百万円単位の出費になることも珍しくないようです。
また、長く生活していれば家電などの定期的な買い替えも発生します。
パソコン、スマホ、テレビ、冷蔵庫、洗濯機など、一度は買い替えの必要に迫られるでしょう。
そして、世帯によっては遅めの住宅ローンにより、返済が老後にまで差し掛かってくることがあります。
住宅ローン返済は、年金収入のみとなった老後には大きな負担としてのしかかってきます。
60歳前後まで働くことを想定して住宅ローンを組んでいたら、リストラにあって一気に収入減となり、住宅ローンの支払いが滞ったというパターンもありました。
4.病気や怪我
老後のお金のヤバい罠4つ目は「病気や怪我」です。
どれだけ老後資金を貯めても、予測不能な「病気や怪我」というアクシデントには備えきれないことがあります。
ポイントは病気を発症する年齢のように思います。
早くに病気を発症すると、働けなくなってしまい、収入が途絶え、貯金を取り崩し始める年齢も早くはってしまいます。
そのため十分な老後資金を貯められなかったというパターンがありました。
また、介護は介護でも本人ではなく親の介護に自身の資金を出さざるを得なくなったパターンもあります。
どちらにせよ、病気や怪我、介護などはタイミングが予測不能なだけに、発症までにどれだけの資金を貯められたかが勝負になっているようです。
5.事業の失敗
老後のお金のヤバい罠5つ目は「事業の失敗」です。
定年退職後、「第二の人生」として事業を始める方もいますが、ここにも大きなリスクがあります。
会社を辞めて、憧れだった自分のお店を開いて、結局失敗に終わり、資産を失うというパターンがありました。
よくあるのはカフェとか蕎麦屋といった飲食店です。
それまでの経験とは異なる分野で事業を始める場合、失敗する確率は非常に高くなります。
「起業は失敗する確率が9割」とも言われます。
ただでさえ失敗する確率のほうが高いのに、せっかく貯めた老後資金を一気に投じてしまったことで、老後破産の危機に陥るのです。
過去やっていないことにチャレンジしても勝算は低く、チャレンジするなら経験したことの延長線上でチャレンジしたほうが無難です。
6.地方移住の失敗
老後のお金のヤバい罠6つ目は「地方移住の失敗」です。
退職後に地方へ移住したものの、地域に馴染めず都心へ戻るというパターンがありがちです。
せっかく住宅を購入したのに、購入資金をドブに捨てたような結果になります。
私はド田舎出身なので、この「地方移住の失敗」に関しては思うところが多々あります。
地方に馴染めなかった理由としては、近隣住民との関係性、生活が不便(特に病気をした後)、意外と高い生活コストなどが挙げられます。
私から言わせてもらえば、「事前にある程度分かっていたことでしょ?」と思うわけです。
特に「生活が不便」などという理由は、何のために地方に来たの?と聞きたくなるくらいです。
不便を楽しむのが地方の暮らしなのですから。
とにかく地方移住に失敗したくなければ、入念な下調べは絶対に必要です。
地方への憧れを抱くのは自由ですが、現実は甘くありません。
デメリットにも目を向けなければ、老後の長い時間を不便な地方で暮らし続けることなど不可能です。
何の愛着もなく、ただ単に憧れだけで地方へやってきた人ならなおさらです。
7.熟年離婚
老後のお金のヤバい罠7つ目は「熟年離婚」です。
「まさか、自分たちが」と思うかもしれませんが、定年退職を迎える前後の熟年離婚は、あなたの老後を破綻に追い込む最も深刻な罠の一つです。
この罠は、長年連れ添った夫婦にとって見落とされがちです。
長年築き上げてきた夫婦の共有財産や貯蓄、そして退職金などが財産分与の対象となり、築き上げた資産が半分に減ってしまう可能性があります。
また、年金分割も行われるため、将来受け取れる厚生年金の額も減少する可能性があります。
特に、片方の収入に依存していた場合、離婚後の生活は一気に困窮するリスクが高まります。
これは一つのライフイベントとしては悲劇的な結末と言えるため、いろいろな意味でも避けてもらいたいものです。
老後のお金で注意すべきこと
老後に十分な資金を貯めるには、「早く資産形成に着手する」ことです。
何といっても早く始めれば、たくさん貯まるという単純な話です。
しかし、老後のお金で注意すべきことは、単に「お金を貯める」ことに留まりません。
それ以上に「資産を守る」 という意識を持つこと、すなわち「いかに減らさないか」という視点が重要になります。
老後は収入が現役時代と比較して一気に減少します。
そのため、老後に入ってからの資産の増加は容易なことではなくなります。
老後も働くと考えている人も、いつ病気などで働けなくなるか分かりません。
積立投資を老後も続けると考えている人も、その資金をどこから捻出するのかを計算しておかなければいけませんし、確実に増加する保証もありません。
その意味では、支出を見直し、常に家計が最適化されているかをチェックすることが重要なのです。
まとめ
以上『【永久保存版】あなたを老後破産・老後破綻に陥れるお金のヤバい罠7選』でした。
いかがでしたか?
最後にまとめです。
1.投資の失敗
2.油断や無計画から来る使いすぎ
3.住宅関連の支出
4.病気や怪我
5.事業の失敗
6.地方移住の失敗
7.熟年離婚
老後破産しないためには、今回紹介した「罠」を事前に知っておくことが何よりも重要です。
「資産を守る」 という意識を持ち、7つの罠を回避するための具体的な行動を起こすことが不可欠です。
そして、早くから資産形成に着手し、老後に向けて十分な資金を貯めておけば、老後破産することはないでしょう。
また、充実した老後生活を送る上では、お金ばかりが重要でありません。
健康や人間関係も重要ですので、各方面に渡って老後の準備を進めておきましょう。
この記事があなたの老後へのお金との向き合い方を考え直すきっかけになれば幸いです。
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