FIRE達成後1年経過して気づいた、消えた不安と消えない不安の正体

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
最近は、日本国内のFIRE事例を紹介する記事が減少した半面、Youtubeで実際にFIREを達成した人の体験談に触れる機会が増えています。
動画を見ることで、会社を離れて一定の時間が経った人の言葉から、当時の生活や現在の状況に関する知見を多く得ることができます。
職場や仕事に伴うストレスから解放されて、完全に自由になったという満足度は高い人のほうが多いように感じます。
しかし、すべての事柄において100パーセント満足しているかと言うと、そういうわけでもないという現実も見えてきます。
そこで今回は、FIRE達成から1年が経過した46歳男性の事例から、FIRE前後の不安の変化についてご紹介します。
FIREを目指している人や、FIRE後の生活に興味のある人はぜひ最後までお付き合いください。
FIRE達成前の不安
FIREを実行する前の段階において、この男性が抱いていた不安の要素は大きく分けて3つに分類されます。
1つ目は「退職後に持っているお金が減ってしまったらどうしようか」という資産に対する不安です。
お金が切り崩されていく中で市場の大暴落が起きたら対応できないという恐怖があるからこそ、多くの人は過剰なまでに資産を貯め込もうとします。
2つ目は「年齢を重ねることに伴って身体的な衰えが生じるのではないか」という健康に対する不安です。
そして3つ目は「仕事を辞めることによって職場とのつながりが一切失われてしまい、急激に孤独な状態が進んでしまうのではないか」という人間関係に対する不安です。
このように、FIREの前にはお金の面だけでなく、心と体の健康や周囲とのつながりが失われることへの懸念が同時に押し寄せてくる実態があります。
FIRE達成後に消えた不安
では、実際にFIREを達成した後、この男性の不安はどう変化したのでしょうか?
この男性は、FIREの生活に入ってからお金に関する不安は消えたと語っています。
背景にあったのは、株価が順調に上昇したことです。
男性は、退職してからの期間の中で9カ月間を海外旅行に費やして約250万円というまとまった金額を支出していました。
それでも、インデックス投資を中心とした資産が順調に推移し、資産の総額は退職時と比較して1.5倍に増えていたのでした。
また、家賃が4万5,000円という地方の田舎に拠点を移すことで、日々の生活費自体を非常に低い水準に抑え込んでいました。
加えて、年に数回行う専門セミナーの講師業務による収入や、複数の動画共有プラットフォームからの広告収入、さらには企業からの特許収入などを合わせて、年間で90万円ほどの副業収入を得ていました。
このように支出を抑えながら少額の収入を維持できているため、現在の生活を続けている限り保有しているお金が尽きる心配はないようです。
今では逆の悩みとして、将来に向けてどのように資産を計画的に減らして人生を終えるかという、かつてとは異なる課題が生じているくらいです。
FIRE達成後も消えない不安
その一方で、2つの不安が消えずに残っていると語っています。
まず1つ目は、健康関係の不安です。
頼ることができる身内がいない独身の身で一人暮らしを続ける以上、この懸念が消えることはありません。
実際に人間ドックで脳の萎縮の傾向や目の異常が見つかるなど、気づかぬうちに健康が蝕まれていました。
将来的に脳梗塞や心筋梗塞などの大病を患って入院することになったらどうしようかという恐怖は常につきまとっています。
体力を向上させようとして過度なトレーニングを強行した結果、オーバーワークでかかとを壊してしまう事態も起きており、加齢に伴う衰えを実感せざるを得ないようです。
そして2つ目は、好奇心と活力の不安です。
日常における強い関心や行動する活力を失ってしまうと、毎日ただ動画を視聴して飲食を繰り返すだけの消費型の一遍倒な生活に堕ちてしまう恐怖があります。
人生を豊かにするには自分の成長を実感できる物事に取り組む必要があります。
しかしFIRE後は人との関わりが減るため、未経験の物事に出会う機会自体が減少し、新しい好奇心の種を見つけることが難しくなっています。
孤独な道中だからこそ、意識的にアンテナを張り巡らせて登山やサイクリング、中国語の勉強といった「新たな趣味の種」を見つけ、人生に新たな彩を加えようとしています。
そういう私はどうなのか?
誰しもFIREに対して期待だけでなく不安も抱えているはずです。
最大の不安は、この男性と同様「FIRE後も生活を維持できるのか」という経済面の不安でしょう。
私も例外ではありません。
しかし、私は経済面ばかりを対策しようとは思っておらず、健康面や生きがいも要注意であると認識していました。
特に健康面は年齢が50歳を過ぎていることもあり、若い人たちよりも警戒心が強かったのかもしれません。
また、会社を辞めてストレスから解放されるのみでは、おそらくすぐに暇になってしまい、やることがなくなるとも警戒していました。
Youtubeは対策の一つとしてはうってつけですが、収入が安定するとは言えないため、アルバイトも考える必要はあるでしょう。
自分としては、お金以外のことも含め、抜かりなく準備は進めるつもりです。
まとめ
以上『FIRE達成後1年経過して気づいた、消えた不安と消えない不安の正体』でした。
いかがでしたか?
FIREを達成してから1年が経過した男性の動向から導き出される結論の一つは、経済面は市場次第という元も子もないものです。
また、本人の支出削減や副業収入を得る努力は無視できず、やはり何らかの副業収入を得るサイドFIREのほうが経済的に安定しやすいことを示唆しています。
一方、加齢に伴う身体的な健康維持や、精神的な活力を保ち続けるという問題は、経済面の不安が解消しても解決することなく残り続けます。
結局のところ、FIRE後の人生における懸念の本質は「心と体の老化への対応」であり、充実した日々を継続するためには、心身の衰えに抗うための取り組みを怠らない姿勢が求められるのでしょう。
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