資産6000万円長男がFIREから1年半。66歳父が驚いた息子の現在

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
最近は、若いうちから資産形成に取り組み、FIREを目標に掲げ、早期に会社から離れようと努力している人が一定数いるようです。
個人的には、「もう少し会社で努力してみてもよいのでは?」と思いつつも、一定の理解はできます。
会社員生活は順風満帆とは言えず、むしろ苦難の連続ですから、そのストレスが耐えられない人もいるでしょう。
しかし、運良く資産形成に成功し、仕事を辞めた後に、幸せな人生が訪れるとは限りません。
今回は、ある父と長男の事例を元に、会社を辞めた後にどのような人生が待ち受けていたかを見ていきます。
仕事に疲れた人や、FIREに憧れている人はぜひ最後までお付き合いください。
「もう一生働かなくていい」36歳長男が会社を辞めた日
IT企業に勤務し、年収1000万円を超えていた36歳の男性は、質素な生活と継続的な投資によって約6000万円の資産を築き、「もう働かない」と会社を辞めました。
年間の生活費は約200万円だったため、運用を行いながら取り崩せば一生暮らせると計算したからです。
早期退職に困惑する66歳の父親を余所に、退職直後は朝目覚ましを使わずに起き、平日の昼間から映画館へ行ったり、空いている時期に旅行を楽しんだりと自由な生活を満喫していました。
「会社員の頃よりずっと楽しい」と語り、料理を始めるなど充実した日々を過ごしていましたが、退職から1年半が過ぎた頃、その暮らしに陰りが差し始めます。
久しぶりに訪ねた父が驚いた、息子の生活
退職から1年半後、父親が久しぶりに自宅を訪ねると、男性は昼過ぎまで寝ており、昼夜逆転気味の不規則な生活を送っていました。
友人たちは仕事や家庭で忙しく疎遠になり、どこへでも行ける自由がかえって外出を減らさせていたのです。
さらに男性を苦しめたのは、定期収入がなくなったことによるお金への恐怖でした。
5000万円台後半の資産が残っているにもかかわらず、運用資産の相場下落や資産の減少に過敏になり、お金を使うことを極力避けるようになっていました。
6000万円あれば自由になれると考えていた男性ですが、減っていく口座残高を見る恐怖と孤独感に苛まれ、かつての意気込みを失っていたのです。
長男のその後
「お前、これがやりたかった生活なのか?」
父親から問いかけられた男性は再就職ではなく、前職の知識を生かした週2〜3日の業務委託を開始しました。
目的は収入の補填だけでなく、規則正しい生活リズムの維持や人との繋がりを得るためです。
「働かないこと自体を目的としたのは違った」と気づいた男性は、適度な労働で生活費を補いつつ自由も維持する、自分に合ったライフスタイルへと行き着いたのでした。
この記事から得られる学び
この記事から得られる大きな学びは3点あります。
1点目は、完全な自由を手に入れても、明確な目的や社会との接点がなければ生活リズムが崩れ、孤独感や怠惰に陥ってしまう点です。
FIREを目指す上では、「働かないこと」そのものをゴールにするのではなく、確保した時間で何をして過ごすかという退職後の生活設計が不可欠です。
2点目は、数千万円規模の十分な資産があっても、給与などの定期収入が途絶えることで生じる「心理的ストレス」の大きさです。
資産を取り崩しながら暮らす状態や相場下落の局面に直面すると、お金を使うこと自体に強い恐怖を感じるようになります。
精神的な安定を得るためには、資産額だけでなく「定期的にお金が入ってくる状態」を作ることが重要です。
3点目は、完全に労働を断ち切るのではなく、週2〜3日程度自分のペースで働くスタイル(サイドFIRE)の有効性です。
適度な仕事を取り入れることで、生活リズムが整い、社会や人との繋がりが維持されると同時に、資産の目減りを防いで精神的な余裕が生まれます。
本当の意味で豊かなリタイア生活を送るためには、単なるマネープランだけでなく、メンタル面や社会性の維持、そして自分に合った働き方のバランスを考慮することが何より大切だと言えます。
そういう私はどうなのか?
ここまでは一般的な学びで、ここからは私自身の考えを述べさせていただきます。
まず、36歳でのFIREが早いと思いました。
これが、退職後に自分のやりたい働き方で収入を得ようと取り組んでいたのであれば、印象は全く別のものになりました。
しかし、長男は何もしていませんでした。
自分のやりたかった娯楽に興じるわけでもなく、お金が減る恐怖も感じていたほどです。
数十年もの間、何もせずにただ時間を過ごしていくのは至難の業であり、まともな感情を持っている人間なら不可能でしょう。
だからこそ、FIREしたいのであれば、かなり明確な目的が無ければ考え直したほうがよい、というのが私の考えです。
それか50代になってから早期リタイアする、という方法です。
50代まで働けば、資産額は上積みできますし、年金もほどほどには受給できる状態をつくれます。
あとは、サイドFIREで何らかの労働収入を得ながら、正社員時代よりも多い自由な時間を謳歌するといった方法でしょうか。
少なくとも言えることは、「会社を辞めることがゴールになっていたら、FIREは失敗する」ということです。
まとめ
以上『資産6000万円長男がFIREから1年半。66歳父が驚いた息子の現在』でした。
いかがでしたか?
早期退職をして自由な時間を手にすることは、多くの人が憧れる夢の形かもしれません。
しかし、お金さえあれば幸せになれると考えて会社を飛び出してしまうと、思わぬ落とし穴に直面します。
本当に心豊かな生き方を実現するためには、資産を貯めることだけに捉われず、退職後に社会とどう関わっていくかまで視野に入れる必要があります。
自分が退職後にどうなるかを徹底的に見つめ直した上で、現実的で実現可能なプランを描きましょう。
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