習慣が変われば「やる気」はいらない!意志に頼らない習慣化のコツ
今日は、ネットで見かけたこちらの記事から。
先日、断捨離に関する記事を書きましたが、その続編としてはうってつけと思い、一気に記事を書き起こしました。
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』『ぼくたちは習慣で、できている。』の著者、佐々木典士(ささき・ふみお)さんのインタビューです。
下の本の表紙を見ると、ピンとくる人も多いのではないでしょうか。
今回のインタビューは、習慣についての話です。
貯金ができるようになるためには、この「習慣」の力がものすごく大切になってきます。
そのあたりを短いインタビュー記事の中から読み取ってもらえればと思いました。
いろんなことが三日坊主で続かないという人にとっては、大変参考になるインタビューです。
そもそも「習慣」とは?
「習慣」という言葉はよく聞く言葉ですが、そもそも「習慣」とはどういう意味なのでしょうか?
wikipediaによると、以下のように説明されています。
日常の決まりきった行いのこと。長い間そうすることによって、そうすることがあたかもきまりのようになったこと
要は、反復して繰り返し行うことで、いつしか決まりのように行うものを指しているです。
先天的なものではなく、後天的なものであるということが特徴です。
ですから、習慣というもの誰にでも身についてます。
しかし、その習慣が「良い習慣」か「悪い習慣」かが問題になってきます。
貯金ができない人や部屋が散らかっている人は、「良い習慣」が身についていないということです。
ですから、いかに「良い習慣」を身につけるかが大事になってきます。
環境を変えると自分が変わり、「良い習慣」が身につく
インタビュー冒頭に、面白いことが書かれています。
汚い部屋に住んでいた頃は掃除や洗濯が苦手だった。でも、モノを減らすことで、家事が好きになったんです。服も食器も最小限にすると、すぐに洗わなきゃいけないですからね。そうすると、洗濯物もたまらない。自分を変えるのではなく、環境を変えることで、自分の行動が変わったり、苦手なことが好きになったりするのが面白いなと思ったんです。
この一節、掃除がものすごく苦手だった僕としては、ものすごく共感できます。
全然掃除のできない僕の部屋は、本当に人に見せることのできないような状態でした。
貯金ができる人は整理整頓が得意などと書かれている記事を見かけることがありますが、僕はそれを見て、「そんなこともない」と思っていたものです(苦笑)
ある日、一念発起して部屋の中の不要な物をを捨てまくり、掃除機をかけるだけでなく雑巾がけまでやりました。
部屋の中は床に限らず、タンスの上や天井まで。
さらに、風呂、トイレ、キッチンも、すべてきれいに掃除しました。
すると、この部屋のきれいさを保ちたいという感情が湧き、それからは毎週必ず掃除をするようになったのです。
今まで掃除をやってこなかったのは、一体何だったのだろうかという豹変ぶりです。
今でも掃除の習慣はきちんと続いています。
あと、筋トレもやりました(笑)
習慣は無意識の行動
次に紹介する一節も印象的です。
そもそも毎日「今日は靴ひもは左右どちらから結ぼうかな」とか、「今朝はどの歯から磨こうかな」とか、考えてないでしょう? 無意識にできている習慣って、生きている上でたくさんありますよね。
習慣については話をするとき、僕も歯磨きを例にするので、思い切り共感できます。
そもそも、気合を入れて、「よし!歯を磨くぞ!」という人っていませんよね?
朝、起きたら、自然と歯を磨いている。
これがまさに習慣です。
意識していません。
無意識にやっている。
それが習慣です。
また、こんな一節も飛び出します。
僕の「習慣」は意志の話ではないですからね。本当に、全然やる気ないですよ(笑)。みんな、まずやる気という言葉を忘れたほうがいい。やる気なんて自然とわきあがってくるもんじゃない。
これ、名言ですね。
習慣になれば、モチベーションなど不要です。
「やる気」を出す必要はありません。
「頑張る」こともありません。
まさに僕の志向する「頑張らない生き方」と合致します。
習慣化のコツは「まずやってみること」
最期に、習慣化するためにはどうしたらよいかということで、以下のような発言をしています。
だから、とりあえずやってみる。とにかく仕事にしても、まずはやらないとね。フリーランスになって、仕事をはじめるきっかけがなくなったとき、ぼくは学生の時間割みたいに、仕事を開始する時間を決めました。毎日同じ時間になったら、図書館に出勤するんです。そんな風に環境をつくるのが大事です。スタートの合図がないと、ずっとダラダラしちゃいますから。
全くその通り。
激しく同意です。
僕はこれ、本当に理解できます。
なぜ理解できるかというと、僕は会社を辞めてから、フリーだった時期があります。(今でいうニート)
この期間中、僕は実際に学生の時間割のように1週間のスケジュールを立て、その通りに生活していました。
そうしないと、ぐうたらしてしまうことが分かっていたからです。
このスケジュールを立てていたおかげで、ニートだったにもかかわらず、毎日朝6時半に起きて、夜11時に寝るという健康的な生活を送ることができていました。
とにかく動かなければ始まりません。
まずは、思いついたことをやってみましょう。
仕事でやる気が起きないときのヒントも与えてくれています。
要は、やること・やる順番を決めておけばいいのです。
たったそれだけです。
おまけ 僕が掃除を習慣化できた理由
冒頭にも書きましたが、僕は全然掃除ができない人間だったのに、2016年2月以降は別人のように掃除ができるようになりました。
僕の掃除が習慣化された経験から言うと、2つのポイントがありました。
1つは、すでにあるルーチンの中に新しいルーチンを組み込んだことです。
僕は、掃除は苦手でしたが、洗濯は毎週必ずやっていました。
そりゃそうです。
洗濯をしないと、翌週に着ていく服がなくなるわけですから。
洗濯はきちんとやる習慣がありましたから、ここで考えました。
ポイントは、洗濯機を回して、終わるまでの間の時間です。
それまでは、洗濯機を回している間に昼食を食べていました。
このルーチンを変えました。
洗濯の時間をもっと早い時間に変え、洗濯機を回している間の待ち時間に掃除をするようにしました。
もう1つは、道具を変えてみたことです。
部屋の掃除の際には、ごく普通の掃除機から、花王の「クイックルワイパー」に変えました。
要所は掃除機をかけますが、普段の掃除はクイックルワイパーで簡単に済ませるようにしました。
また、トイレ掃除は、スクラビングバブルの「流せるトイレブラシ」に変えました。
今まで使ったことのない新しいツールを掃除に取り入れることで、そのツールを使うことが楽しみで仕方がなくなりました。
特にトイレ掃除は、今までの自分が信じられないくらい毎週楽しく掃除できています。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか?
習慣の力がどれだけすばらしいものか、少しでも伝われば幸いです。
節約できている人は、がんばっていないというのもご理解いただけるのではないかと思っています。
要は、習慣です。
習慣になっているから、無意識のうちにやっているので、本人にはがんばっているという認識がありません。
ですので、いろいろな節約の方法を勉強して、がんばって実行しようとすると失敗します。
その節約方法を習慣化する必要があるのです。
もし習慣化に興味が湧いてきたら、ぜひ著作を実際に購入して読んでみてください。