日本で年収400万円でも「FIRE」できるのか?
どうも。『毎日が祝日』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
元ネタになっているのは2019年12月の出版された下の本です。
今回の東洋経済オンラインの記事は、本書の翻訳者が書いたものとなっています。
セミリタイアを志向している私としては無視することができないため、記事にすることにしました。
年収400万円でFIRE。
本当に実現可能なのでしょうか?
まずは「FIRE」のご紹介から。
「FIRE」とは?
「FIRE」とは、「Financial Independence(経済的自立)」と「Retire Early(アーリーリタイア)」の頭文字を組み合わせた造語です。
欧米諸国を中心に、できるだけ若いうちにフルタイムの仕事をリタイアして、心から自分が望んでいる人生を送ろうというライフスタイルを志向する若者たちが増加しているようです。
「FIRE」が日本で紹介されたのは2018年12月です。
当時の私もすぐに飛びついて、以下のような記事を書いています。
私もセミリタイアを志向していましたから、非常に興味深い記事として読みました。
欧米にも同じように考える人、若くして同じようなことを考える人がいるのかと思ったものです。
FIREを達成するための7つのステップ
本書ではFIREを達成するために以下の7つのステップが紹介されています。
Step1:自分の目標とする数字を把握せよ。
Step2:いま持っている金額を計算せよ。
Step3:お金に対する考え方を根本的に改めよ。
Step4:予算を立てず、あなたの貯蓄に最も大きな影響を与えるものだけに集中せよ。
Step5:9時5時の仕事をハックせよ。
Step6:儲かる副業を始め、収入源を複数持とう。
Step7:できるだけ多くのお金をできるだけ早く、できるだけ頻繁に投資せよ。
目標設定から現状把握、そして実現までのルート。
もちろんアメリカでFIREした人の経験を元にした書籍ですから、全面的に真似することでFIREできるとは限りません。
それでも考え方としては参考になる部分が多いと思います。
セミリタイア志向のある人はぜひとも買って読んでください。
年収400万円でもFIREは可能
では今回の記事の本題である「年収400万円でもFIREが可能かどうか」について、私の見解は「YES」です。
年収400万円であれば手取りは320万円前後になるでしょう。
支出をできるだけ抑えて年間に100万円の資金を捻出し、全額投資に回すことができれば30年近くの年数を要するとは思いますが、FIRE実現は十分可能であると考えます。
30年だと50代になってしまいますから、アーリーリタイアと捉えられない人がいるかもしれません。
確かにご指摘のとおりで、FIREのイメージは20代・30代のうちにフルタイムの仕事からリタイアすることだと思います。
しかし、日本の現状から考えれば50代でフルタイムの仕事から解放されるのであれば、十分FIREではないかと考えています。
日本政府は私たちに70歳まで働くことを推奨し始めています。
それに対して50代でリタイアできるのであれば、十分FIRE達成ではないでしょうか?
老後資金2000万円不足問題が叫ばれて以来、老後も働かなければならないという風潮もある中、老後に働かずに済むことは十分優越感に浸れると思います。
今後の日本は老後も働かなければならない人と働く必要のない人の二極化していくことが予想されます。
FIREを達成し、労働から自由になって何をしたいか
FIREを達成できたとして、あなたは一体何をしますか?
実は何をしたいかが決まっていない人が多いのではないかと感じています。
かくいう私もその一人。
FIREしたいと思う理由は「フルタイム労働からの解放」です。
ただ、フルタイム労働から解放されて空いた時間で何をしたいかは明確になっていません。
本来であれば、空いた時間で何をしたいかのほうが重要です。
たまにいるセミリタイアしたものの、暇すぎて会社に戻ってしまう人は何をしたいかが決まっていなかったために生きがいを失ったため会社に戻るのでしょう。
FIREを目指したいと考えているならば、リタイア後に何をしたいのかもセットで決めておくべきでしょう。
まとめ
以上『日本で年収400万円でも「FIRE」できるのか?』でした。
いかがでしたか?
セミリタイアを考え始めたばかりで、何をどうすればよいのかよく分からないという人は一読の価値があると思います。
よろしければ下のリンクからご購入ください。