定年後の過ごし方を考えたことはありますか?~仕事?趣味?お金は?~
今日は、ネットで見かけたこちらの記事から。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社が運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」上で行われた、「人生100年時代の働き方」についてアンケートについて。
8割のミドルが「定年後も何らかの形で働き続けたい」と回答したそうです。
本気で定年後も働き続けたいのですか?
本音は一体どこにあるのでしょうか?
定年後の過ごし方をどう考えるか?~仕事編~
突然ですが、あなたは定年後(65歳以降)にどのような過ごし方をするか決めていますか?
この質問に対し、40代以下で明確な回答を持っている人は少ないでしょう。
僕もまだほとんど決まっていません。
ただ、1つだけ言えるとすれば、僕は仕事はしたくないと考えているということです。
可能であれば、60歳より前に完全引退したい。
現在志向しているのがセミリタイアであるため、仮に今会社を辞めたとしたら、アルバイトで収入を得ながら過ごすという選択をするつもりです。
しかし、それも60歳までにとどめたいというのが本音。
65歳までアルバイトを続けるようでは、セミリタイアした意味もあまりないかなと。
少しでも早く安心して完全リタイアできるところまで行きたいです。
さて、先のほどのアンケートに戻ります。
「“人生100年時代”を見越した上で、いつまで働くことを想定していますか?」と伺ったところ、83%のミドルが「定年後も何らかの形で働き続けたい(起業・個人事業主含む)」と回答しました。
実に83%もの人が定年後も仕事を続けたいのだそうです。
また、何歳まで働きたいかを伺ったところ、「~70歳まで」が最多の回答でした。
60歳でもどうかと思いますが、70歳まで働きたいという人が、これほどいるとは驚きです。
また、働き続ける方法としては、「起業・独立」「再雇用制度」「再就職」が挙げられます。
選択肢としては、やはりこの3つが中心になるかなと思われます。
ただ、働き続けるにしても、当然不安はあるでしょう。
不安としては以下の3つが考えられます。
1.スキルに対する不安
おそらく加齢に伴い、実務能力は落ちていくことが予想されます。
スピードや正確性は、残念ながら若いころと同じとはいきません。
また、これから新たなスキル習得が必要となれば、高齢ゆえに習得ができるかどうかの問題が生じる可能性があります。
AIの登場により、そもそも労働力として求められているのかどうかということも考えなければならないかもしれません。
2.収入に対する不安
そもそも、定年前までの収入を維持できるかどうかというと、それは難しいということを想定しておいた方がよいでしょう。
場合によっては、極端に下がる可能性もあります。
新たな仕事を見つけることができない人もいるでしょう。
そうなれば、期待していた収入がまるまる入ってこないということも起こりかねません。
3.健康に対する不安
65歳以上となると、体力的に不安が生じます。
これまでと同じように働き続けることが可能かどうか。
自分の父親を見ていると、案外いけそうな気もしますが、人によるでしょう。
そして、何といっても病気のリスクです。
病気になってしまっては、働きたくても働くことができなくなりません。
定年後の過ごし方をどう考えるか?~趣味編~
70歳まで働きたいという希望を持っている人も、生涯現役というわけではありませんし、そういうわけにもいかないでしょう。
となると、最後は仕事を離れることになります。
となれば、趣味など自分のやりたいことに時間を費やすことになるのでしょう。
セミリタイアですから、当然これまで週5で勤務していたころに比べれば、自由な時間が増えます。
その中で好きなことをやりながら収入を得られるのであれば、それが理想とも考えています。
ですから、65歳からは趣味、ないし自分の楽しみに没頭したい。
スポーツを見たり、遊びに行ったり、のんびりしたり。
自分が夢中になることのできる趣味があるかどうかは、老後の過ごし方を充実させるためにはとても重要です。
外出する予定はつくったほうがいい。
これは、先日の「きょうよう・きょういく・ちょきん」のエントリーでも書きました。
特に仕事中心で生きてきている男性は、趣味を見つけておいた方がよいでしょう。
定年後の過ごし方を左右するお金について
結局、なぜ仕事をするのか、という問いに対しては、「仕事が好き」という人もいるでしょう。
「趣味がない」「仕事以外にのめり込むようなことがない」という人もいるでしょう。
ただ、本当の理由は、「お金が心配」なのではないでしょうか。
なぜお金が心配なのかというと、それは現在の収入と支出を基準に考えているからです。
現在の生活を維持することを前提として考えると、確実に将来のお金は不安になります。
なぜなら、大半の人は、将来的に収入が減るということをイメージできているからです。
その一方で、支出を削るイメージを持っていません。
老後の暮らしで重要なことは、収入を得ること以上に支出を削ることです。
支出を削り、自分の、ないし夫婦2人の年金額よりも支出を抑えることができれば、お金の心配はなくなります。
もちろん、どれだけの貯金ができているかにもよります。
また、将来的には年金額は今よりも減額されるでしょうから、その辺りも考慮して自分が受給できる年金額を予想しておく必要もあるでしょう。
(ちなみに、僕は年金額は半額になると予想して必要な資産を算出しています。)
まとめ
以上いかがでしたでしょうか?
老後の過ごし方について、自分なりに考えはまとまりましたでしょうか?
もちろん、40代以下であればまだまだ時間がありますから、明確な回答を現段階で持っている必要はないでしょう。
ただ、ぼんやりとでも方向性や候補は探っておいた方がよいかもしれません。