FIRE達成時の資産額はいくら?調査結果から分かった意外な金額
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
FIREは随分と下火になったようですが、記事を見つけたら常に紹介していくスタンスは2023年も変わりません。
セミリタイア志向であるがゆえに、今年も気になるFIRE関連の記事は探していきます。
今回はウェブクルーが運営するお金のメディア「Money Fix」に掲載されたFIREに関する調査結果になります。
対象はFIREを実現した人。
人数はなんと1005人と書いてあり、要注目の調査結果です。
FIREを目指したきっかけは「自由な人生」
まずは「FIREを目指したきっかけ」から。
結果はこちら。
おそらく選択肢が与えられていて、複数回答だったと思われます。
一番多かった回答は「自由な人生に憧れていたから」。
二番目は「自分らしい人生にしたからったから」。
この回答はちょっと穿った見方をしてしまいます。
要するにFIREの一番の動機は「働くことが嫌だった」が本音ではないかと思っているからです。
ただ「組織で働くことが向いていないと思ったから」が20.4%、「働くことよりも優先したいことがあったから」が14.7%ですから私の予想は外れているのかもしれません。
FIREを実現した時点で築いた資産は「3000万円未満」
そして一番気になる調査結果、「FIREした時点で築いた資産額」です。
結果はこちら。
一番多かったのは「3000万円未満」で30.4%。
思いのほか少ないです。
そして6割の人が5000万円未満でFIREしていることになります。
正直な感想として、FIREする資産としては少なすぎないでしょうか?
アンケート対象の年齢が分かりませんし、フルFIREなのかサイドFIREなのかも分かりません。
どちらにしても3000万円は少ないです。
3000万円未満ではアッパーマス層にさえ到達していません。
これではFIREではなく単に会社を辞めただけ。
極論誰でもFIREできることになってしまいます。
「FIREしました!」と宣言して退職しただけの人たちが紛れているようです。
FIREのための投資手法は「株式投資」が1位
そしてFIREするための投資手法としては、以下の結果になりました。
過半数の人が「株式投資」と回答しました。
そして「投資信託」が39%で続いています。
3番手が不動産投資で実に29.5%にのぼっています。
私の予想を上回る割合です。
先ほど金融資産が3000万円未満は少ないと語りましたが、もしかしたら不動産収入が得られるのかもしれません。
だとしたら合点がいきます。
上手くいけば株式投資より安定した収入を期待できます。
FIREは「達成」より「継続」が重要
昨年末に「FIRE卒業」がトレンド入りして話題になりました。
FIREを継続できなくなった人が続出したようです。
FIREは「達成しました!」との声を見かけることがありますが、「達成」はあくまでスタート地点に立っただけにすぎません。
重要なのはFIREを継続できるかどうか。
資産が持たず「卒業」という名の失敗で、会社に戻る人たちが続出したと思われるのが2022年末でした。
生きがいを求めて会社に戻るのも個人的にはいかがなものかと思いました。
そんな状態になることが予想できなかったのか、と。
FIRE生活に突入したのであれば、年金を受給開始するまで、そして死ぬまで再就職せずに貫き通してこそだと思っています。
自分の理想とする「自由な人生」を謳歌できるよう、自分なりのFIRE生活をめざしていきましょう。
まとめ
以上『FIRE達成時の資産額はいくら?調査結果から分かった意外な金額』でした。
いかがでしたか?
3000万円未満でのFIRE達成は真似しないほうがよいのではないかと個人的には思っています。
貧乏FIREでは「自由な人生」は難しいと思うからです。
特に30代であれば7000万円以上を目標にすべきではないでしょうか。
以下関連記事です。
このインフレ下ではFIREの前提であった4%ルールは通用しませんでした。
投資歴25年以上のパックンが最初から FIREを目指さしていません。
サラリーマンによるFIRE事例は投資に限らずいろいろなパターンがあります。