老後に多くのお金は本当に必要?どれだけあっても不安が消えないシニア

老後に多くのお金は本当に必要?どれだけあっても不安が消えないシニア

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

朝日新聞のシニア向けメディアからの記事です。

老後資金に関する悩みが絶えない人は多くいると思います。

いくら悩んでも悩みは消えないと思いますが、少しでも不安を減らせるような材料がないか、考えていきたいと思います。

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老後資金を決める様々な変動要因

まず、老後のお金がどれだけ必要なのかを考える上で、関係してくる要因として記事では以下の項目を挙げています。

・年齢(平均余命)
・性別(平均余命が異なる)
・家族構成(配偶者や子供の有無)
・貯蓄額
・収入額(年金、給与、配当など)
・支出額(生活費、医療・介護費など)

最も読めないのが「年齢(寿命)」であり、これが老後不安を招く最大の要因とも言えます。

上記は確かに分かりますが、老後資金を計算する上で欠かせないのは将来受け取れる「年金」でしょう。

年金受取時の資産と年金額と老後の支出が必要な老後資金を決めるのが私の考えです。

「老後資金2000万円問題」はどこへ行った?

多くの人々に老後資金を意識させるきっかけとなったのが2019年の「老後資金2000万円問題」です。

しかし、実は翌年のデータでは老後資金の不足は2000万円ではなく600万円程度まで縮小しました。

要するに「老後資金2000万円問題」とは実在する問題ではなく、あくまでデータ上の話であることが分かります。

そして実際に必要な老後資金は結局「人による」ことも分かります。

だったら老後資金は何も用意せずとも大丈夫、とはならないのが面倒な話です。

理由は二つ。

一つは「年金」がどうなるか分からないから。

現在いくつかの年金制度改革が議論されています。

例えば年金の加入期間が60歳から65歳までに延長される可能性が高そうです。

さらに今後は年金受給開始年齢が65歳から引き上げられるかもしれません。

もう一つは「物価」が上がっているから。

物価が上がっても年金も物価上昇率と同率で増えるとは限りません。

年金だけでは生活が成り立たない可能性が出てきます。

少なくとも国民年金だけの人はかなり苦しくなっているはずです。

これからの時代の老後の乗り切り方

では少ない年金で長い老後をいかに乗り切るか。

その対策の一つとして言われているのが「できるだけ長く働くこと」です。

もはや「悠々自適」という言葉は死語となりました。

働けるまで働き続ける。

セミリタイア志向者としても悲しい現実ですし、セミリタイアやFIREは実現できるのか、疑問が強くなってきているのも事実です。

それだけ将来が読めなくなっています。

そして現役時代にできる限りの貯金しておくこと。

多くの資産は少なからず不安を和らげてくれます。

そのベースにあるのは「支出を少なく抑えること」です。

現役時代から支出が少なければ、老後も少ない支出で生活していけます。

よって年金が少なくても、どうにかやっていける自信につながります。

何の楽しみもないような現役時代の過ごし方、そして老後の過ごし方になりそうです。

あまりにも悲しいのですが、日本で老後を乗り切るためにはこんな方法にならざるを得ないのかもしれません。

まとめ

以上『老後に多くのお金は本当に必要?どれだけあっても不安が消えないシニア』でした。

いかがでしたか?

老後資金の多寡は人によるので、例えば旅行などの趣味に明け暮れたい人はどうしてもお金が必要になります。

年金には多くを期待せず、自力で老後資金を用意するくらい腹を括って現役時代から備えるべきです。

ただ一つだけ言えることは、貯金は不安を緩和してくれるということです。

以下関連記事です。

老後資金を貯めたはいいものの、実際には使わずに亡くなっている方が多数いる現実があります。

老後資金を貯めるのは良いのですが、一方で過ぎ去った時間は戻ってきません。

老後不安の正体は「誤解」の可能性があります。正しい知識で不安は解消できるかもしれません。

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