FIREを希望するクライアントに、FPの私が伝えている3つのこと

FIREを希望するクライアントに、FPの私が伝えている3つのこと

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

「BUSINESS INSIDER」に掲載されたFIREに関する記事です。

アメリカの記事ですが、今回はFIREを目指している人にとって大いに参考になると思います。

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今回の動画は『【衝撃の事実】多くの人々が老後資金を準備できない本当の理由』です。老後のお金に不安を抱えている人はたくさんいます。しかし、老後資金をちゃんと貯められる人は一部の人に限られます。多くの人はなぜ老後資金を準備できないのかを調べてみましたので、ぜひ参考にしてください。
また、『【本物の準富裕層が語る】「金融資産5000万円は勝ち組」は真っ赤なウソ』も公開していますので、併せてご覧ください。
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1.最低額を目指さず、綿密な計画を立てる

FPさんがクライアントに伝えていることの一つ目は「最低額を目指さず、綿密な計画を立てる」ことでした。

これ、耳が痛い人は多いのではないでしょうか。

ギリギリ最低ラインのFIRE計画しか持たず、ないし「株価は上がり続ける」みたいな激甘な見立てでFIREしてしまった人もいたはずです。

私たちは経済力を、人生において自分の生き方を自由に選択できる能力とみなしている。 だが、アメリカの平均世帯収入以下で半世紀以上も過ごさなければならないような計画を立てると、時間とともに自分のお金でできることがどんどん限られていく。 はっきり言えば、不測の事態を想定していない計画は、計画として失敗だ。

「計画としては失敗」とバッサリ切り捨てています。

ちなみに、あなたは筆者からの3つの質問に明確な回答を持っているでしょうか?

1.健康状態が悪化したらどうする?

2.投資でつまずいて、財産が減ったら?

3.生活費が高騰して、予想より支出が増えてしまったら?

おそらく「FIRE卒業」という名の失敗をした人たちは明確な回答を持っていなかったでしょう。

そもそも、こんなことを考えもしていなかったと思います。

この章の最後の一文は、ただただ会社を早く辞めたくて貧乏FIREを志してしまっている人に痛烈に突き刺さると思います。

今のあなたは5年前のあなたとは違う。同じように、10年後、15年後、あるいは20年後のあなたも変わっているはずだ。将来不満がつのる恐れのあるライフスタイルを、今選ぶべきではない。

2.収入の大部分を貯蓄に回す

FPさんがクライアントに伝えていることの二つ目は「収入の大部分を貯蓄に回す」ことです。

今の年収の多くを長期投資に回して、富の成長を促すべきだろう。 特に大切なのは、毎年、最低でも総収入の30%を貯蓄することだ。 40代か50代で引退するつもりなら、現実的には40%あるいは50%以上を貯蓄に回す必要があるだろう(「標準的な」退職年齢は67歳なので、50代半ばもれっきとした早期退職だ!)。

全くそのとおり。完全に同意します。

とにかく支出を抑え、貯金に回す。

「最低でも総収入の30%」とありますが、30%にとどまらず50%以上を目指すべきです。

しかし収入が少ないと貯金に回せる割合は大きくなりません。

要するに「総収入を増やし、貯金に回す率を上げる」ということです。

あと、「50代半ばも立派な早期退職」という言葉は勇気づけられます。

現実路線としては50代半から後半にかけてではないでしょうか。

60歳以降無理して働かなくても済むのは立派な「勝ち組」だと思います。

3.ゴールの先にある「なぜ」を理解する

FPさんがクライアントに伝えていることの三つ目は「3. ゴールの先にある「なぜ」を理解する」ことです。

自分にとって大切な何かへつながるのなら、早期退職を目指すのはすばらしいことだ。しかし、仕事が嫌いだというだけの理由で引退したいのなら、期待した結果は得られないかもしれない。

早期退職のような重大な経済目標を立てる前に、考えを整理して、どんな状況でも変わることがないと思える自分の価値観について考えてみるべきだろう。

これは要するに、当ブログではたびたび語っている「FIREして何をしたいのか?」という目的の話だと思います。

「FIRE卒業」した人の中には、やりがいを見出せず会社に再就職した人たちがいることもご存知だと思います。

仕事を辞めてみて、仕事をしていたほうがよいと気づいたということです。

これは意外と気づけないものです。

おそらく「仕事が嫌」が先に立つと、「FIRE失敗」につながるような気がします。

会社を辞めると一気に自由な時間が増えます。

「休日」という概念が消失します。

有り余る時間を何に使って生きるのかを考えておかなければ、単なる時間の無駄。

最後の一節もなかなかの指摘ですので、引用して終えたいと思います。

自らの行動の背後にある理由と目的を理解することが、パズルを完成させる最後のピースになる。価値観こそが、達成したときに本当に満足を得られる目標を形づくり、そこへ向かう勢いとなる原動力だ。

まとめ

以上『FIREを希望するクライアントに、FPの私が伝えている3つのこと』でした。

いかがでしたか?

本気でFIREを達成しようと思っている人であれば、今回の記事は参考になる点が多かったのではないでしょうか。

「FIRE卒業」という名の失敗者が多数出たようですから、彼らを反面教師にすべきで、同じ轍を踏まないようにしなければなりません。

しっかりとした計画と明確なゴールを設定し、FIREを絶対成功させるだけの資金を築いていきましょう。

以下関連記事です。

NHKでFIRE特集『私たちはなぜ働くのか 投資&倹約で生きるFIRE生活』が放送されたので、感想をまとめました。

元三菱サラリーマンこと穂高氏は「FIRE後」に投資が変化したようです。

40代、50代で早期リタイアしたサラリーマンが語るFIRE事例です。やはり実例は参考になります。

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