アッパーマス層なんて大したことない!と言われてしまう5つの理由
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
資産形成をする上で、大半の人は目標の金額を掲げていると思います。
1億円の人もいれば、もっと多い金額、もっと少ない金額の人もいるでしょう。
中には3000万円という控えめな目標の人もいるかもしれません。
今回は3000万円達成者である「アッパーマス層」についてです。
悲しいかな「アッパーマス層なんて大したことない」と言われてしまうことがあるようですが、理由は一体なぜなのでしょうか?
私が思う5つを挙げてみましたので、ご紹介していきます。
大したことない理由1 アッパーマス層到達の難易度が低い
アッパーマス層なんて大したことない!と言われてしまう理由1つめは「到達難易度が低い」からです。
そもそも3000万円という金額が少ないです。
例えば1年で100万円貯金できる人なら30年かかります。
普通の大卒なら52~53歳での達成でしょうか。
しかし大半の人は昇給していきますから、徐々に資産形成スピードは上がっていきます。
私の場合、3000万円達成は42歳でした。
貯金の本気度がまだまだ不足していた私でも42歳で達成したのですから、本気度の高い人ならもっと早く達成できるはずです。
しかも投資など不要で、地道な貯金だけでも十分達成が可能であることから、難易度は低めであると言えます。
大したことない理由2 3000万円はあっという間になくなる
アッパーマス層なんて大したことない!と言われてしまう理由2つめは「3000万円はあっという間になくなる」からです。
3000万円は資産の少ない人から見れば大金に思えるかもしれません。
しかし、1年間に300万円の支出がある人であれば、10年間で無くなってしまう金額であるとも言えます。
仮にパーッと使って1年間に500万円の支出ともなれば、わずか6年間で無くなってしまいます。
貯めるのには時間がかかりますが、使って無くなるのはあっという間です。
3000万円という金額は会社を辞めて、悠々自適に暮らせるような金額ではないのです。
大したことない理由3 アッパーマス層は726万世帯もいる
アッパーマス層なんて大したことない!と言われてしまう理由3つめは「アッパーマス層は726万世帯もいる」からです。
ここで野村総研の金融資産保有額別のピラミッドを見ることにしましょう。
アッパーマス層は下から2番目です。
3000万円未満のマス層から抜け出し、1つ上の階層にいます。
仮に自分の中ではある程度の資産を築けたと思っても、周囲を見渡せば世帯数として726万世帯いることが分かります。
つまり世の中には3000万円以上の金融資産を保有している人・世帯はいくらでもいるということなのです。
アッパーマス層に特別感など全くありません。
大したことない理由4 アッパーマス層の上には上がいる
アッパーマス層なんて大したことない!と言われてしまう理由4つめは「アッパーマス層の上には上がいる」からです。
先ほどの金融資産のピラミッドを見ればお分かりいただけますが、アッパーマス層は所詮下から2番目です。
アッパーマス層の上には金融資産5000万円以上の「準富裕層」がいます。
世帯数は325万です。
アッパーマス層の2分の1以下に減少しますが、それでも300万以上の世帯が準富裕層に該当します。
さらに準富裕層の上には1億円以上の資産を保有する「富裕層」、そして5億円以上の「超富裕層」が君臨します。
富裕層でさえ139万世帯います。
富裕層・超富裕層はその割合が合わせて2.8%。
100人いたら3人近くは富裕層なのです。
ですから学校のクラスの人数が30人くらいだとすると、クラスのうち1人は金持ちといったイメージです。
意外と金持ちは多いのです。
大したことない理由5 アッパーマス層の上の準富裕層すら大したことない
アッパーマス層なんて大したことない!と言われてしまう理由5つめは「アッパーマス層の上の準富裕層すら大したことない」からです。
アッパーマス層より上の世界も少し見ましたが、では準富裕層が大したことあるかというと、大したことありません。
5000万円という金額は3000万円から2000万円上乗せしたにすぎません。
よって、達成するのはそこまで高いハードルではありません。
一方で使ったらすぐに無くなってしまうような金額であり、会社を辞めてのんびり過ごせるわけでもありません。
実際、私は準富裕層に属していますが、自分にリッチな感じはありません。
ただ、精神的な余裕は少し生まれてきたという違いはあるかもしれません。
アッパーマス層を目指す意味はないのか?
ここまで見てくると、アッパーマス層など大したことなく、目指す意味はないのかと思いそうです。
しかし、目指す意味はあります。
仮に「富裕層になりたい」「1億円貯めたい」という目標を立てたとしましょう。
この目標を達成するには、アッパーマス層を通過しなけば富裕層には辿り着けません。
ですから「通過点」としては必ず通る道となります。
目標を達成するには、いきなり大目標まで辿り着けませんから、その手前に小さな目標を立てることになります。
アッパーマス層は、小さな目標としてはうってつけです。
富裕層を目指すのであれば、できるだけ早くアッパーマス層に到達する必要があります。
ぜひとも、まずはアッパーマス層を目指して資産形成に励んでみてください。
まとめ
以上『アッパーマス層なんて大したことない!と言われてしまう5つの理由』でした。
いかがでしたか?
最後にまとめです。
1.アッパーマス層到達の難易度が低い
2.3000万円はあっという間になくなる
3.アッパーマス層は726万世帯もいる
4.アッパーマス層の上には上がいる
5.アッパーマス層の上の準富裕層すら大したことない
3000万円は確かに大きい資産額とは言い難いです。
しかし決してラクして貯められる金額ではないことを私は知っています。
大したことないと言う人は、結局何も分かっていない人でしょう。
3000万円には十分な価値があります。
ただ、上には上がいます。
3000万円で満足するのではなく、もっと上を目指していきましょう。
以下関連記事です。
投資中心で5000万円貯めた人にはどのような変化が起こるのかをまとめてみました。
貯金額が3000万円を超えて生じた4つの変化をご紹介しています。
80億円超の「億り人」テスタ氏からの新NISAに関するメッセージです。