【1億円貯めてFIREした元会社員が語った】持ち家vs賃貸の最終結論
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
今回は毎度おなじみ煽り系メディが「幻冬舎ゴールドオンライン」に掲載された記事です。
元amazonで1億円貯めてFIREした寺澤伸洋氏の連載記事のご紹介です。
今回のテーマは住宅です。
FIREする・しないに関わらず多くの人を悩ませる住宅問題「購入か賃貸か?」についてです。
もしかしたら、あなたも悩んでいる問題かもしれません。
FIREした立場の人は何を考えているのでしょうか?
どちらかというと独身のFIRE志向者より結婚してFIREを志向する人にとって参考になる点が多いと思われます。
早速ですが、寺澤氏の意見を見ていきましょう。
持ち家派か、賃貸派か?寺澤氏の出した結論
人生で最も高い買い物のひとつだと言われている家。
あなたはもう買いましたか?
それともまだ買っていないのでしょうか?
あるいは、買う必要が無いのでしょうか?
いくつかのパターンがあると思います。
「持ち家」か「賃貸」か。
ある種「永遠の論争」とも言える住宅問題。
この問題に対して、今回の記事の筆者である寺澤氏の出した結論は「賃貸」でした。
「賃貸」という結論に至った理由は3つあります。
順にみていきましょう。
1.必要な家の広さや部屋数はその時々で変化する
「賃貸」を選んだ理由1つめは「必要な家の広さや部屋数はその時々で変化する」からです。
私のような結婚する意志のない、一生独身を選択したタイプの人間は実はそこまで大きく悩むことは少ないと思います。
一方で、結婚して子どものいる世帯だと住宅問題は非常に頭を悩ませることになると思います。
最大のポイントは「子ども部屋」ではないかと思うのですが、寺澤氏は次のような見解を述べています。
実際のところ、子どもが小さいうちは部屋を与える必要がありません。小学校の高学年でようやく部屋を与えるかどうかなのです。
ちなみに寺澤家では、上の子が中学生になったときに部屋を与えました。FIREして2年経ち、現在は大学3年生ですから、あと1年ほどしたら就職して家を出ていってしまうことでしょう。
そう考えると、子どもに部屋が必要な期間というのは、せいぜい10年くらいです。そしてその10年が過ぎ、子どもたちが全員出ていったあと、はたして夫婦ふたりで3LDKや4LDKの広さの家は必要なのでしょうか。
これ、ドンピシャで指摘しています。
子どもの部屋って、実は本当に必要な期間って自分の人生の中で言えばわずかな時間なんですよね。
しかし、親心なのでしょうか、多くの人はその点を見落とし、35年ローンとかを組んで大きな家を購入するのです。
それに対し、寺澤氏の住宅問題における戦略はこちら。
ずっと4LDKの部屋に住むのではなく、2DKでいいときは2DKに住んでおき、3LDK、4LDKが必要になったらそのときに住居を変える。
また子どもたちが巣立って2DKで十分になったら引っ越す、という選択をすることで、人生においてトータルの家賃を大幅に引き下げることができるのです。
これは同意ですね。
子ども部屋を含む住宅を購入した人は、実は人生において過大な支払いを背負ってしまった可能性があります。
子どもが大学を卒業し、巣立つまでは賃貸で済ませ、その後どのような暮らしをしていくかで最後の住まいを決めていく、なんてスタイルが一番良いのかもしれません。
2.家を買うと、その場所から動けない
「賃貸」を選んだ理由2つめは「家を買うと、その場所から動けない」からです。
当たり前のことですが、家を買うとその場所から動きにくくなります。
住んでいる場所を理由に人生の選択肢が狭まる可能性があります。
寺澤氏には原体験があるようで、記事にも記載されておりました。
引用してご紹介しておきます。
僕が社内の語学留学プログラムに手を挙げてイギリスにいくという選択をしたとき、そして外資系企業に転職したときが、まさにその人生の岐路だったといえるでしょう。この語学留学プログラムに参加するためには選考面接があったのですが、その際、人事部から「留学して帰ってくる際は大阪の本社に異動することになりますが、よろしいですか?」と聞かれたのです。
僕たちは当時、東京に住んでいました。もし東京に家を買ってしまっていたら、大阪に転勤することを嫌って留学という選択肢を諦めていたかもしれません。
家を買った場合、通勤の範囲は家から通える範囲に限定されます。
そのため、職場選択・職業選択の自由が制限されます。
一生その会社で働くと決めたのであれば良いのかもしれません。
しかし、そこまで腹を括れていないのだとしたら、家を買わない方が逃げ道を確保できますし、他の選択肢を用意できます。
3.35年後のことは誰にもわからない
「賃貸」を選んだ理由3つめは「35年後のことは誰にもわからない」からです。
住宅ローンが30年とか35年に及ぶことは珍しいことではありません。
その一方で35年のローンを支払うまでの間、一体どのようなことが待ち受けているでしょうか。
ちゃんと仕事を続け、住宅ローンを支払い続けられるのか。
今の会社で今以上の給与をもらい続ける保証など、どこにもありません。
また、下手したら退職後の年金暮らしになってもローンの支払いが続く可能性もあります。
さらに寺澤氏の指摘は秀逸です。
35年という歳月に関連して指摘したいことがあります。それは、地震リスクや収入減リスクなどさまざまなリスクを乗り越えて35年後にローンを完済したときにようやく手に入るのは、35年前に建てられた古い家なのだということです。
確かに言われてみれば、住宅ローンの支払いをやっとの思い出終えたときに手に入るのは、35年前に建てられた家です。
この視点はありませんでした。
寺澤氏は、コストが同じなら35年後も最新の住宅設備で暮らしたいと考えているようです。
私も悩んでいるが最終的には住宅を購入予定
ちなみに、私の現在の住宅に関する考え方も一応述べておきます。
私の場合は、寺澤氏に近いところがあり、まだしばらくは賃貸で暮らし続けます。
ただし、家賃重視のため、最新の部屋ではなく古めの部屋にはなります。
仕事を引退して、両親が他界したら、最後は自分の本当にやりたいことをやりたいようにできる場所に居を構えるべく、中古のマンションを購入しようと目論んでいます。
よって、行けるところまで賃貸ですが、最終的には持ち家派です。
やはり、なんとなくですが「借り物より自分のもののほうがよい」と思っています。
あと、年金暮らしの老後に家賃を支払い続けるのがはたしていかがなものか、という抵抗感があります。
そして最大の問題は、家を買う場所です。
実家のある地方に戻るか、東京は無理としても埼玉か神奈川あたりに家を買うか。
これは最後にどのような人生を送りたいかにも関わってきます。
まだ購入までは時間がありますので、しばらくは考え続けたいと思います。
まとめ
以上『【1億円貯めてFIREした元会社員が語った】持ち家vs賃貸の最終結論』でした。
いかがでしたか?
最後にまとめです。
1.必要な家の広さや部屋数はその時々で変化する
2.家を買うと、その場所から動けない
3.35年後のことは誰にもわからない
「持ち家」か「賃貸」かで悩んでいた方にとっては参考意見の一つとなったことでしょう。
もちろん各自の考え方やライフスタイルがありますから「賃貸」が「正解」というわけではありません。
あくまで一意見として参考にしてください。
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