「貯金好き」は大金持ちになれないが小金持ちにはなれる

「貯金好き」はお金持ちになれないが小金持ちにはなれる

よく「貯金好きはお金持ちにはなれない」ということを聞きます。

なんとなく言わんとすることは分かります。

お金持ち=大金持ちになるためには、貯金しているようではダメだろうなと。

ただ、大金持ちになれるのはごく一部の限られた人間のみ。

それならば、無理をせず、小金持ちでも十分なのではないかと考えています。

特に、老後資金が2000万円必要と言われ始めている状況下なら、小金持ちなら老後をなんとか自力で凌げる可能性があります。

そこで今回は、『「貯金好き」はお金持ちになれない?』という記事を参考に、貯金好きならではと思考と行動を見ていくことにしましょう。

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1.小金持ちは安定のためにお金を貯める

大金持ちは、投資してお金を大きく増やし、自由を手に入れようとします。

それに対して小金持ちは、安定のためにお金を貯めようとします。

攻撃か守備かです。

サッカーで言えば、3対2で勝とうとするオランダの美学か、1対0で勝とうとするイタリアの美学かと言ったところでしょうか。

小金持ちの思考としては、どうしてもお金を使わないようになっていきがちです。

そのため、お金が回らず、大きなお金を手にすることはできません。

ただ、小金持ちは別にそれでも構わないと割り切っています。

地道な貯金を積み重ねていくことができる人たちですから、自分のスタンスを貫く精神的な強さは持っています。

このあたり、普通の人では真似できないでしょう。

2.小金持ちは感謝のために使うお金が少ない

大金持ちは、利他的にお金を使う機会が多いです。

一方、小金持ちは、自分のためにお金を使う機会が多いです。

小金持ちは、自分のためにお金を貯めていますから、他人のために使うお金は少ないです。

また、自分のお金の減る痛みのほうを強く感じてしまいがち。

小金持ちは、少し自己中心的な思考があるかもしれません。

3.小金持ちは失ったお金を数え続ける

大金持ちは、お金を失ったらまた稼げばいいと考えます。

一方、小金持ちは、失ったお金を数え続けます。

無駄遣いに対する後悔が強すぎるのです。

ただ、小金持ちになるレベルの人であれば、失敗を次につなげます。

次に同じ過ちを繰り返さないよう反省し、次に活かすことができる人です。

普通の人は、無駄遣いして後悔しても、再び同じような無駄遣いをして後悔し、それを繰り返し続けます。

だから、いつまでたってもお金が貯まりません。

4.小金持ちはお金がないと幸せになれないと思っている

大金持ちは、お金がなくても幸せになれる方法を知っています。

一方、小金持ちは、お金がないと幸せになれないと思っています。

表現が大げさかもしれません。

お金で幸せになれないことは、小金持ちも分かってはいます。

ただ、お金がないと不幸になるかもしれないという不安感を常に抱えています。

だから、お金を貯めておこうという発想になります。

5.小金持ちは「いざというとき」に備える

大金持ちは、将来の収入を最大化しようとします。

一方、小金持ちは、いざというときに備えます。

「いざ」とは一体いつなのか?

それは誰にも分りません。

ですが、何か将来に起こることに対する不安が強いため、「いざ」という理由でお金を貯めています。

となれば、収入は一定レベルまでは増えるものの、突き抜けて大金持ちになれるほどにはなりません。

それでも、支出の少なさでカバーするので、小金持ちには到達できるのです。

普通の人は、備えようともしないので、お金がいつになっても貯まりません。

6.小金持ちはとりあえず銀行にお金を預けておく

大金持ちは、投資をします。

一方で、小金持ちは貯金しておきます。

小金持ちは、投資の重要性も理解していますが、お金を失うことを恐れがち。

ゆえに、どうしても安全な定期預金や国債などで保管しておこうとします。

残念ながら、この思考では大金持ちにはなれません。

また、大金持ちも小金持ちも、お金の大切さをよく理解しています。

普通の人は、お金を雑に扱いがち。

お金が手に入っても、すぐに無駄な使い方をして、手放してしまう。

それでは大金持ちはおろか、小金持ちにもなれないでしょう。

7.小金持ちは旅行に行かない

大金持ちは、旅で新しい日常を発見します。

一方、小金持ちはそもそも旅行に行きません。

旅行は大きな支出になりがちです。

支出を避ける傾向のある小金持ちは、あまり旅行に行きません。

旅行が好きな小金持ちは、他の支出を抑えて、旅行資金を捻出しています。

ちなみに普通の人は、ストレス発散のために旅行に行きます。

旅行も含め、全包囲的にお金を使うので、まったく貯金できません。

8.小金持ちは資産の額を自分の価値と捉える

大金持ちは、自分の可能性に価値を見出します。

一方、小金持ちは、資産の額に自分の価値を見出します。

だから、小金持ちの傾向として、「貯金〇〇万円」という金額を気にします。

小金持ちは、社会貢献を考えないわけではありませんが、やはり最後は自分のことを気にします。

老後に破綻しないよう、堅実に生きるために必要な金額を常に計算しているのです。

スケールの小さな生き方かもしれませんが、そんなことは気にしていません。

普通の人に至っては、資産よりもお金の使い道のほうが大事です。

9.小金持ちもジャンクフードを食べない

大金持ちは、身体に悪いジャンクフードを食べません。

小金持ちも、ジャンクフードは食べません。

人生で最も大切なものは、自身の健康であると大金持ちも小金持ちも知っています。

ところが、普通の人は健康の重要性を理解していません。

健康な体があってこそ、お金を稼ぐことができますし、病気になれば通院・治療・薬などの支出が発生してしまいます。

だから健康管理が最も大切であり、身体に悪いものを食べないことが重要です。

しかし、普通の人は価格の安いジャンクフードに手を出して、それを"節約"だと勘違いしています。

ジャンクフードを食べることは、その場ではお金の節約になるかもしれませんが、長い人生で見たら浪費です。

健康な身体こそが自分にとって最も大切な資産であると認識していれば、小金持ちまでは到達できるでしょう。

10.小金持ちは相手から何を得られるかを考える?

大金持ちは、人に何を与えられるかを考えます。

一方、小金持ちは相手から何を得られるかを考えます。

「ギブアンドテイク」という言葉があるように、本来は人に与えてから自分が得るというのが正しい順番です。

もちろん、小金持ちもそれは分かっています。

小金持ちになるためには、ある程度の収入を得なければならず、そのためにはいかに他人に貢献できるかを考えなければいけません。

ですから、相手から得られるものを期待してばかりではないです。

ただ、その割合や強さが大金持ちより弱いと言わざるを得ません。

それでも、収入の少なさを支出の少なさでカバーして、小金持ちにはなることができます。

まとめ

以上『「貯金好き」は大金持ちになれないが小金持ちにはなれる』でした。

いかがでしたか?

大金持ちになれないかもしれませんが、小金持ちならなれそうな気がしてきましたか?

少なくとも普通の人からは脱却できるよう、お金を持っている人たちの思考を参考にしてみてください。

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