貯金があれば安心? それでも不安? お金では買えない定年後の居場所

お金持ちの6つの特徴と一般庶民とは決定的に異なる1つの特徴

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

貯金があれば安心? それでも不安? お金では買えない定年後の居場所

作家の楠木新さんが「老後不安の正体はお金ではない」と指摘する記事です。

興味があったので読んでみました。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ←こちらのクリックをお願いします。

頭の中だけで「30年後」に飛び、不安になる

 7年前から、定年前後のサラリーマンに話を聞き始めました。気になったのが、会社一筋で働いて定年した後、貯(た)めたお金を自分の楽しみのために使えていない人が結構いることです。「人生100年時代」だからといって、老後に備えるためのお金の増やし方や、ため方ばかりに注目が集まりすぎているように感じています。定年退職前は年金とか失業保険とか、お金の計算で頭がいっぱいの人も多いのではないでしょうか。
 90歳まで生きると仮定して、頭の中だけで「30年後」に飛んで、お金がマイナスにならないように逆算する。5年先、10年先さえ分からない時代に、30年も先のために準備しようとする発想自体が、老後不安の一つのポイントだと思うのです。

昨年「老後資金2000万円問題」が話題になりましたが、あれから1年が経とうとしています。

何も考えていなかった人が「老後のお金が2000万円足りません」と言われたら、ビビるに決まっています。

それまで全くお金を貯めようとは思わず、稼いだお金は無駄に使い遊びまくってきたら、老後はお金が足りませんと国に放り出されたわけですから。

それゆえにインパクトは大きく、その後はテレビでも連日取り上げられ、ネットでも老後資金に関する記事が大量に出回りました。

それ以降、確かに老後資金を貯めることに焦点が集まりすぎているのは否定できないかもしれません。

そして今回の記事の指摘の通り、20年、30年後のお金のことを今から心配して準備しようとすることは、自ら不安を煽っているのと同じなのかもしれません。

また昨今の新型コロナウイルス感染拡大は、将来を不透明にさせ、目の前の生活を脅かしました。

この状況下では5年後も分からないのに、30年後まで見通すことなど不可能です。

一方で、現実問題として年金があてにならないかもしれず、将来がどうなるか全く分かりません。

「今が楽しければそれでいい」という能天気な生き方では老後がどうなるかも見えないのです。

うまくお金を使うには「主体性・行動」が大切

「お金」と「定年後の過ごし方」を分けて考えている人は、楽しそうに見えません。お金は大事ですし、定年後の生きがいを支える手段の一つですが、お金で定年後の居場所が買えるわけではありません。

「お金で定年後の居場所が買えるわけではない」との主張ですが、半分正解で半分不正解です。

住居と言う意味での居場所はお金が無ければ買えないからです。

実家暮らしだったりすればラッキーですが、そうでない場合、住宅購入のための費用は大きな重しとなります。

一方、やりがいというか存在意義という意味での居場所であれば、お金の問題ではありません。

老後に何をするのか明確になっている人は、そう多くはいないはずです。

とりあえず、記事のタイトルからして、筆者は老後不安の中身は「居場所」と言いたいのでしょうか。

老後の居場所はまだ考えていない人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

定年後の人生を充実させて、うまくお金を使うために大切なことは、「自らの主体性(好奇心)」と「行動」だというのが、取材してきた実感です。定年後も自分の興味あることに積極的に取り組むことが大切です。自分の楽しみを見つけている人は、そこにかけるお金は多額ではありません。その対象になるのは、小商い、組織で働く、趣味、地域活動・ボランティア、学び直しなど、何でもよいでしょう。自分に合ったものに取り組むのが大切です。

そしてこの一節を読んで思うことは、老後のことなど全く分からないということです。

今から20年後、自分が何をやりたいと思っているのか予想もできません。

もしかしたらバイトのような形でもよいので仕事をしたいと思っているかもしれません。

今は会社を辞めてセミリタイアしたいと思っているのにです。

お金を貯めても使えないという話も理解できます。

長い老後を考えれば、資産が減っていくのは耐えられないはずです。

ただ、何のためにお金を貯めてきたのでしょうか。

毎月の生活費のため?

それは悲しいです。

もっと有意義なお金の使い方をしたいものです。

仕事も趣味と考えれば老後は気楽?

多くの人にフィットするのは、「仕事=働くこと」だと思います。手持ちのお金の金額だけでなく、長く働けること自体が大きな財産です。働いて社会の役に立ち、お金がもらえることが、やりがいにもつながります。定年後は、いくつかのことを並行してやれるので、「仕事か趣味か」の二者択一ではなく、「仕事も趣味も」と考えた方が健康的です。「合わせ技一本」という考え方です。

老後になると、仕事も趣味と考えられるでしょうか?

生きがい・やりがいが仕事というのも少し悲しいような気がします。

働けば収入を得られますから、悪くはないかもしれません。

特に長い老後で、年金が怪しいならばなおさらです。

どちらにしろ自分にとって残りの人生を費やすのにふさわしい何かを見つけられれば幸せなのでしょう。

大丈夫、あなただけじゃない

お金を自分の裁量で、楽しみのために使えるのは75歳くらいまででしょう。主体性を生み出すのは難しいですが、人との出会いに触発される人や、リストラや合併、震災、病気などで転機を迎えた人にたくさん会ってきました。定年後に何をしたらいいか分からず、なかなか行動を起こせない人も多いです。でも大丈夫。それはあなただけではありません。

結局のところ、多くの人が何をしてよいのか分からない状態に陥っているようです。

ということは、私たちは何も心配しなくてよいのかもしれません。

そのときが来たら、答えが見つかるのかも。

自分が毎日を楽しく過ごせれば、それで十分です。

あとはできるだけ長く健康でいられること。

健康でいさえすれば、やりたいと思ったことができるはずです。

そのときにお金があれば、ますますやりたいことができます。

結局お金は貯めておいたほうがいいという結論にたどり着きそうです。

まとめ

以上『貯金があれば安心? それでも不安? お金では買えない定年後の居場所』でした。

いかがでしたか?

老後まで20年ある私たちは、先のことを考えすぎず、今を楽しむ気持ちを忘れてはいけないようです。

そして目の前を存分に楽しむことで、老後にやるべきことが見つかるのかもしれません。

ただ、楽しみすぎて老後の備えを全くしないのは現実的ではなさそうです。

そのあたりのバランスがこれからの時代に求められるのでしょう。

スポンサーリンク