現在築50年の実家に帰ってのリタイア生活は夢物語か?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

51歳、5年前に自己破産。親と住む実家は築50年です

私は自己破産はしていませんが、将来実家に帰るという選択肢も考えています。

ただ、実家も築50年となり、さすがにボロくなってきているので現実的な選択肢なのか悩んでおりました。

そんなタイミングで出てきたのが今回の記事です。

それでは中身を見ていくことにしましょう。

自己破産し貯蓄が少なく、老後や今後の住まいが不安です

今回の記事の相談者は、5年前に自己破産し、実家で両親と暮らす51歳の女性です。

具体的な相談内容は、以下のとおりです。

■相談内容
老後の住処をどうするか、模索中です。5年前に自己破産。マンションも手放し、現在は両親と同居しています。実家は築50年近くになっていますが、親も貯蓄がないため、リフォームは無理。住めるだけ住んで、あとは一人暮らし(賃貸/家賃4万~5万円)と考えています。しかし、貯金が少なく、不安です。65歳まで働いて、あとは貯金と年金で何とかやっていけそうだが、住まいについてはどう考えたらよいか、アドバイスをお願いします。貯めては使ってしまう性格なので、2年前から個人年金保険に加入しました。

相談者の収支データは、以下のとおりです。

また、家計の収支に関して補足データがありました。

一部を抜粋してご紹介します。

■家計収支データ補足
(1)5年前自己破産にいたった経緯
30歳でマンション購入。37歳で自己都合により退職。その後、派遣社員などを経て、数回転職。ローン返済のため、消費者金融等で借り入れ。前職では、経営悪化のため賞与ゼロなどの時期もあり、ローン返済に限界を感じて、自己破産手続きをする。

(5)加入保険の内訳
・本人/ガン保険(終身保障65歳払込終了、診断一時金最高300万円)=5970円
・本人/個人年金保険(65歳から15年確定、年金額77万円)=保険料5万円
・本人/個人年金保険(65歳から15年確定、年金額24万円)=保険料1万7000円

(6)20歳からの年金加入の状況と支給年金額
64歳/80万3758円、65歳以降/156万4544円

(7)仕事について
職種は事務職。定年は60歳。65歳まで定年延長可能。今後の昇給は見込めない。

はたして、このような方に対して、FPさんはどのような回答を用意しているのでしょうか?

築50年の家に長く住むのは難しい

FPさんのアドバイスは以下の3つです。

■FP深野康彦からの3つのアドバイス
アドバイス1 自宅は手放すと考えるのが現実的
アドバイス2 個人年金保険の加入が大きい
アドバイス3 65歳以降も働き、老後資金の上積みを

順に見ていくことにしましょう。

アドバイス1 自宅は手放すと考えるのが現実的

まず1つめのアドバイスは、「自宅は手放す」です。

ご実家に関しては、現状を細かく見たわけではないので断言はできませんが、築50年であれば、一般的にリフォームをしない限り、長く住むのは難しいはず。少なくとも、ご両親がまだ元気なうちは住み続けることも可能でしょうが、要介護などで施設に入る可能性も否定できません。そうなった場合、ご実家を売却して、その費用に充てるということも考えられます。時期は明確にはわかりませんが、そう遠くないうちにご実家は手放し、賃貸に移り住むとことを想定しておくべきでしょう。

聞きたかったアドバイスはこれです。

築50年といえば、私の実家とほぼ同じ。

しかし、リフォームしない限り長く住むのは難しいとのこと。

そうですよね。

うーん、悩ましいところです。

両親が他界したら、家を建て替えて住むというのも手でしょうか。

土地はあるわけですから、有効活用するのもありでしょう。

売ってお金にするという方法もあるのでしょうが、田舎の土地は売れないはずです。

個人的には、老後に賃貸で暮らすことは避けたいと考えています。

まだまだ老後までは20年ありますが、とにかく悩ましいです。

終の棲家問題だけは全く答えが出ません。

アドバイス2 個人年金保険の加入が大きい

2つめのアドバイスは、「個人年金保険の加入が大きい」です。

この人、個人年金保険に2つ加入しています。

そのため、老後は公的年金にプラスの収入が入りますので、老後の生活費はちょっと余裕ありです。

「持っていると使ってしまう」という人は、個人年金保険に加入して貯金がわりにするのもアリなのかもしれません。

アドバイス3 65歳以降も働き、老後資金の上積みを

そして3つめのアドバイスは、「65歳以降も働き、老後資金の上積みを」です。

この人は貯金がないからこのようなアドバイスになるのでしょう。

先ほどの個人年金保険も80歳までですから、80歳より先には収入が一気に減りますから、それまでの資金を貯めておく必要があるのでしょう。

私にはあまり関係なさそうですね。

むしろ老後の家のほうが圧倒的に気になります。

家の問題がクリアできれば、逃げ切りが見えてくると思っています。

もし家を購入するとすれば、2024年のパリオリンピック以降と考えていますから、もうしばらくの辛抱です。

それまで時間をかけて、資金を貯めておくことにします。

まとめ

以上『現在築50年の実家に帰ってのリタイア生活は夢物語か?』でした。

いかがでしたか?

老後を考えると、65歳時点で築年数が30年未満なら、なんとかなりそうな気がします。

そうなると、購入するより田舎の家を建て替えるのが現実的かもしれません。

この悩みはもうしばらく続くことになりそうです。