30歳のあなたに1億円が舞い込んできたらどのように資産運用しますか?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
仮定の話なのであまり参考にはなりませんが、「もし1億円あったら」という話なのですがちょっと興味深かったので取り上げてみました。
30歳で1億円手に入ったらどのように運用しますか?
今回の記事の筆者は明治大学の経営大学院(MBAコース)で金融論を担当している方です。
この方がここ数年来、学生を対象に以下の質問をしているそうです。
「親戚の金持ちのおじさんが亡くなり、30歳のあなたに1億円の財産が舞い込んできました。これをどのように運用していきますか? その内訳をざっくりパーセントで示してください。あなたには借金がなく、定収入もあるので、この1億円には手を付ける必要がない、という前提で回答してください。」
まずはあなたも考えてみてください。
候補となる運用先は、株式、投資信託、債券、不動産、金などの商品、仮想通貨、そして預金でしょうか。
当然一つとは限らない可能性もありますから、複数の場合にはそれぞれ何パーセント振り分けるかを考える必要があります。
ちなみに、この問いの最大の趣旨はこちら。
この問いの主眼は何といっても、学生たちに資金運用について一度、自分のこととして真剣に考えてもらいたいというところにある。
誰でも、長い人生の中で大なり小なり運用をしていく必要性が必ず出てくる。実践でやってみるのが一番なわけであるが、現実に「仮想通貨に投資してウン百万円損してしまいました」みたいなことになってからでは遅い。まずはシミュレーションで試してもらって勘どころをつかんでもらおう、という趣旨である。
なるほど、確かに一理あります。
当ブログでもときどき取り上げていますが、老後に退職金を一気に溶かしてしまったような話があります。
これはまさに資産運用についてこれまで真剣に考えてこなかった証拠です。
現実的にはほぼあり得ない話ですが、投資の勘どころを掴むという意味においては確かに面白い質問かもしれません。
株式に投資する割合が過半数を占める結果に
今年の学生さんの回答は以下のような割合になったそうです。
株式 52%
債券と預金 25%
不動産 10%
金などの商品 8%
仮想通貨 5%
圧倒的に「株式」が多いです。
あなたはどうでしたか?
ちなみに私は債権40%、預金30%、投資信託20%、株式10%でした。
ものすごーくディフェンシブ(笑)。
さらに言えば、投資信託も株式も10年くらいかけて積立投資したいくらいです。
私は元々貯金派で、ほぼ投資をせずに5000万円貯めたくらいです。
ですので、基本的にリスク資産を抱えたくないというのが本音。
よって投資信託や株の上限は3000万円までとしました。
いかに資産を「守るか」が重要
筆者が今回の大学の講義として生徒に伝えたいことは以下のことでした。
「十分にリスクを分散させることが大事である」
よく「一つのカゴにすべて卵を入れない」と例えられます。
カゴを落とせばすべての卵が割れるからです。
これは分散投資を推奨する有名な言葉です。
株式投資一辺倒に1億円の大半を突っ込もうとする人には知ってもらいたい言葉です。
投資で大事なことは「勝つこと」以上に「負けないこと」なのです。
「投資は何十年のスパンで行なう超長期的なゲームである。じっくりと構えて事を進められるメンタルの強さを持った人だけが勝ち組になる」
投資の最低限の目的は「大負けしない」ということだ。そう言っても良い。財産を増やすことはできなかったとしても、大きく減ることがなければ、そこから挽回することが可能となる。そうすれば将来への道筋は途切れない。
老後資金・退職金を一気に溶かす人は「勝とう」「儲けよう」という意識が強すぎるのです。
資産が運よく増えればラッキーくらいで投資するのがよいのです。
あとはメンタルを一定に保つことです。
株価の上下動でドキドキしているようでは投資は向きません。
長期的なスパンで投資に向かうスタンスを心がけましょう。
まとめ
以上『30歳のあなたに1億円が舞い込んできたらどのように資産運用しますか?』でした。
いかがでしたか?
1億円の使い方で投資スタンスが分かります。
儲けようとする意識が強すぎないか、自分の考えをチェックしてみるとよいのではないでしょうか。
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