「億り人」への第一歩は「本気の節約」 まずは固定費の削減から
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
物価上昇のニュースが増えてきたのに合わせて、最近は節約系の記事が再び増えてきたような印象があります。
それだけ物価上昇が人々の生活に直接打撃を与え始めている表れではないかと考えています。
そこで今回は節約に関する記事を一つ取り上げてみたいと思います。
「資産1億円以上の人」は意外と多い
今回の記事では改めて「資産1億円以上の人」の割合を紹介しています。
ちなみに「資産」とは不動産を含まない金融資産のみを指しています。
この図を見ると、資産1億円以上の世帯数はおよそ133万世帯。
40世帯に1世帯が1億円以上の「億り人」世帯であることが分かります。
意外と多く感じる人が多いのではないでしょうか。
学校のクラスに一人はお金持ちがいる計算です。
そしてこの「お金持ち」は何か特別なことをした人たちばかりではありません。
地道に節約して、資金を投資に回し続けた結果「億り人」に到達したサラリーマンも多く含まれる事実を知っておくべきです。
特にここ十年は投資環境としては非常に良かったと言えるため、コツコツと積み立て続けてきた人たちは大きく資産を増やしています。
今回の記事では本を出版した井上はじめ氏にスポットを当て、いろいろな話を聞いています。
井上氏も普通のサラリーマンながら節約と投資で1億円を大きく超える資産を形成するに至っています。
「私の収入が月20万円で、妻の収入が月15万円。私が就職してからの5年間と、結婚後の10年間2人で稼いだ5400万円のうち、3000万円を節約だけで捻出しました。それを元手に運用した結果、現在の総資産額は約1.8億円になりました」(井上さん)
節約とは生活費をケチるイメージを抱きがちですがそうではなく、資産形成目的の資金捻出のために行われるものであることを認識すべきです。
井上さんは徹底した節約で毎月10万円を投資に回したことで、30代で億り人となり、現在も自身を「投資家ではなく節約家」だと語る。億万長者になるための第一歩は「本気の節約」なのだ。
節約の第一歩は「固定費の見直し」
どんな節約本にも登場するのが、まず第一歩として「固定費の見直し」です。
残念な人は食費から手を付けるのですが、食費の節約は多くの人にとって効果はたかがしれています。
それに引き換え「固定費」は毎月決まって発生する支払いのため削減効果は大きく、また我慢やストレスを生じることもありません。
よって毎月決まって発生する支払いを一つ一つ見直すべきです。
「固定費」と呼ばれるものでパッと思いつくところでは以下のような費目があります。
・住宅関連費(家賃・住宅ローン)
・保険
・水道光熱費
・スマホ代
・インターネットプロバイダ
・各種サブスク
・習い事・ジム
・自動車関連費
・各種ローン(教育など)
先述の井上氏の場合、夫婦二人の支出は以下の円グラフのような構成になっています。
住宅関連費用が発生してないこともあり、月の支出を夫婦二人で10万円程度に抑えています。
これは強いです。
おそらく奥さんも似たような節約マインドを持った人なのでしょう。
夫婦での節約はお互いの協力は不可欠ですから。
あとは捻出した資金を毎月積立投資に回していけば、いずれ大きな資産に育っていきます。
そして投資に回せる資金が多ければ多いほど資産は大きくなっていきます。
そのベースにあるのが固定費の節約なのです。
世の中の大半の人は「本気」で節約していない
私の場合は毎月家賃が発生しますので、先の井上氏夫妻のような1ヵ月10万円の支出に収まりませんが、家賃を除けば8万円程度には抑えられています。
世の中の大半の人は井上氏夫妻や私より圧倒的に支出が多いはずです。
それなのに「お金が貯まらない」と嘆いています。
そりゃそうです。
お金を使っているのですからお金が貯まるはずがありません。
固定費、その次は趣味などの変動費にメスを入れ、支出削減をしなければお金は貯まりません。
要するに、世の中の大半の人は本気で支出削減に取り組んでいないだけです。
「これはこういう理由で削れない」と"聖域"を設けてしまい、支出を削れないのでしょう。
固定費を削減しろと言っても、教育費は削れないとか、エステ代は削れないとか、他の世帯から見たらそこは削れるのでは?と思う費目もこだわりがあって削れない人が多いです。
究極的に言ってしまえば、食と住居関連と最低限度の衣服があれば生活できてしまうわけで、それ以外のものは不要です。
スマホだってあれば便利ですが、最悪なくても生きていけます。
支出削減したいのであれば自分に忖度せず、一度フラットにして本当に使うべきお金を考え直すことが求められていることに気づかなければなりません。
まとめ
以上『「億り人」への第一歩は「本気の節約」 まずは固定費の削減から』でした。
いかがでしたか?
固定費の削減はよく言われることですが、残念ながら本気で取り組んでいない人が圧倒的に多いと思います。
他人から見たらおかしなお金の使い方をしているはずで、その違和感に気づけるかどうかでしょう。
こだわりやプライド、見栄を捨てて、本気で支出削減に取り組むべきです。
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本気で極限まで節約すると見えてくるものがあります。
自分では節約してるつもりなのに結局節約になってないこともあります。
3年前に書いた1000万円貯めた方法ですが、ほとんどが固定費の支出削減です。