一流のビジネスパーソンだから陥ってしまう、投資を失敗に導く3つの誤解
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
投資を始めると「儲けたい、失敗したくない」という気持ちが強くなります。
それ故に失敗しないよう行動したつもりが結局は失敗になるということがあります。
今回は自分に自信を持っている人こそ陥りがちな誤解を紹介していきます。
誤解1「クローズドな情報にこそ価値がある」
まず1つめの誤解は「クローズドな情報にこそ価値がある」です。
そもそも「富裕層向けの特別な商品です」という提案は、一流の立場ゆえに受けるわけです。ビジネスにおいては「あなただけの特別な・・・」というクローズドな情報は成功の秘訣かもしれません。
しかしながら、金融商品においては一般の人が知らないような情報よりも、むしろインターネットで得られるオープンな情報で、かつ誰でも購入できる投資信託の方が、金融商品として優秀だと私は考えています。
これはどうなのでしょうか?
「あなただけの特別な」と言われた瞬間「胡散臭い」と思ってしまう私にとって、クローズドな情報に全く価値を感じません。
どうせみんなに言ってますからね。
このセリフが出てきた時点でウソ、デマ、詐欺と思って損は無いような気がします。
投資の世界ならなおさらです。
あなただけが儲かるような商品など存在しません。
もし本当にそんな商品が存在するとしたら、他人に教えますか?
私なら絶対に教えません。
この手の話は信じてまず得することはないでしょう。
誤解2「権威ある人からの提案は正解」
2つめの誤解は「権威ある人からの提案は正解」です。
一流のビジネスパーソンは豊富な知識を持っているので、簡単にだまされたりはしません。したがって、できの悪い詐欺師は寄ってきません。その代わりに一流の担当者が寄ってくるのです。
税理士という、たとえ権威ある人からの提案であっても、盲目的に受け入れるのではなく「何かおかしいな」と少しでも思ったら、その直感に従って立ち止まって確認するか、第三者に相談するべきだったのです。
あー、これ、分かるような気がします。
知識があるがゆえに「権威」に負けるんですよね。
凄い人や専門家が言うなら間違いないという誤解です。
投資に限らず健康食品やサプリメント、化粧品とかでもありますよね。
医師が出てきて効果を説明するやつ。
権威性をアピールするのはマーケティングの常とう手段です。
理解していれば騙されないはずです。
誤解3「ルールを徹底して取引すれば失敗しない」
そして3つめの誤解は「ルールを徹底して取引すれば失敗しない」です。
ビジネスにおいては、過去の経験則が将来の成功につながることはありますが、投資においては、過去の経験則が将来に活きるとは限りません。徹底してルールに従った取引をしてもどこかのタイミングで大負けし、取り返しがつかないことになる場合があります。
これは何とも言いようがありません。
短期投資のスタンスの場合、これは間違いなく当てはまります。
毎回毎回勝ち続けられるとは限らないです。
一方、積立投資をしている人からすると「ルールを徹底しても失敗することがあるの?」となるでしょう。
残念ながら"短期的には"失敗と言われるような資産がマイナスになる局面も現れるかもしれません。
長期投資のスタンスならそれは仕方のないことです。
どんな投資でも絶対に勝つ方法など存在しません。
相場に対して長い目で見るしかないのです。
ずっと持っていればいつかはプラスに転じるはずです。
七面鳥の悲しい誤解
記事の最後に「七面鳥の罠」という話が紹介されておりました。
哲学者バートランド・ラッセルの寓話に「七面鳥の罠」というものがあります。
七面鳥は人間から毎日餌をもらい続けるので、人間は親切な存在だと信じている。ところが、感謝祭の前に焼き鳥にされてしまうという話です。
ここからの投資の学びは、ただで餌をもらい続けることがありえないように、短期的な実績を見て、将来もそれが続くと思い込まないということです。
いやはやごもっともです。
自分に親切にしてくれる人、近寄ってくる人にはそれなりの理由があるということです。
次の一節からも分かります。
つまりはリスクが低くてリターンが高いという金融商品は存在せず、もしそのようなものがあると言われたら見落としているリスクはないか、よく調べる必要があります。七面鳥の立場で言うとすれば「なぜ自分の親はいないのだろうか?」と疑問を持つべきだったということですね。
ローリスクハイリターンな金融商品など存在しないと明言しています。
もし勧めてくる人がいたら詐欺師だと理解すべきでしょう。
そして記事の最後は次のような一節で締めくくられていました。
結局のところ、投資の最適解は、「オープンな情報」をもとに、「自分で」世界中の株式や債券に分散投資できるインデックス投資などを選び、それらをカフェラテでも飲みながら「長期的に保有」し続けることなのです。
ということで、結局は長期・分散・積立投資が最適解となります。
ただしこれは投資が趣味で、分析して銘柄を選んでいくのが大好き、とかいう人には当てはまりません。
投資よりも他のことに時間をかけたい、投資には極力時間をかけたくないといった人が当てはまります。
かくいう私もその一人。
普段は投資のことを忘れて他のことをやりたい人には長期・分散・積立投資をお勧めします。
まとめ
以上『一流のビジネスパーソンだから陥ってしまう、投資を失敗に導く3つの誤解』でした。
いかがでしたか?
自分は大丈夫、自分は頭がいい、自分は騙されないと思っている人こそ実は要注意。
頭のいい人も騙されてきています。
投資詐欺に遭った人たちはそれなりにお金を持っていた人たちで、それなりの成功を収めたからこそお金を持っていたはず。
そんな人たちも騙されるわけですから、他人事ではありません。
自分が大丈夫でも家族が大丈夫かどうかも分かりません。
くれぐれもご注意ください。
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