『日本中で「投資信託で大損する人」たちが続出する』のは本当か?

『日本中で「投資信託で大損する人」たちが続出する』のは本当か?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

何やらショッキングなタイトルの記事です。

私自身も投資信託を推奨しているだけに他人事ではありません。

気になりますので記事の中身を見ていきましょう。

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投資の拡大とともに投資信託も売れている

まずは投資信託の現状を見ていくことにしましょう。

最近は「貯蓄から投資へ」の流れが顕著になってきており、投資を始める人が増えています。

その背景として、記事では「老後資金2000万円問題」と「強烈な物価上昇」の2つがあると紹介しています。

個人的には「老後資金2000万円問題」と「つみたてNISAの登場」の影響が大きかったのではないかと考えています。

2019年に突如として登場したこの問題は非常にセンセーショナルでした。

結果として老後のお金に不安を感じる人が増加し、貯蓄だけでは不十分と気づき、投資を始めるに至ったのではないでしょうか。

そんなとき、2018年から始まった「つみたてNISA」の存在が投資初心者には助けになったのではないかと思います。

非課税制度で口座開設もしやすいつみたてNISAは、投資初心者が気軽に投資を始めるにはうってつけだったのではないでしょうか。

実際のところ、次の引用からも分かるように「投資信託」の金額は大幅に増加しています。

2022年1-3月期の資金循環統計によれば、2021年度末の家計が保有する金融資産は前年比2.4%増の2005兆円と、年度末で過去最高を記録しました。

過半を占める「現金・預金」は前年比2.9%増の1088兆円と微増、「株式等」は0.6%減の204兆円と微減である一方で、「投資信託」は10.4%増の91兆円と大幅に増加したのです。

投資信託は「販売する金融機関が儲ける商品」?

ところが記事の筆者は以下の引用のとおり投資信託を推奨していません。

しかし私は、投資信託はあまりお勧めできる商品ではないと考えています。

投資信託というのは基本的に、販売する金融機関が儲ける商品だからです。実際に、2020~2021年に販売された投資信託の価額が現時点で2分の1や3分の1になってしまったというケースが実に多いのです。

私はこの引用部分を読んで大きな疑問を抱きました。

私はつみたてNISAを利用して、全世界株式・全米株式・S&P500の3種類の投資信託を購入していますが、投資額がまだ100万円に届かないのに20万円以上プラスになっていたからです。

しかし次の部分を読んでようやく理解できました。

先月公表された金融庁の調査によれば、国内の個別株を選別して運用する「アクティブ型投資信託」では、運用成績が悪い商品の8割が国内大手の銀行・証券・保険傘下の資産運用会社の商品と判明しています。これらの投資信託は運用成績の検証がなされず、価額が右肩下がりでもそのまま放置され続けます。

投資信託の多くは、顧客目線の商品ではありません。金融機関側からすれば、販売すればその後はどうでもよい商品なのです。

なるほど、ここで言う「投資信託」とは「アクティブファンド」のことを指していたようです。

実にタイトルの付け方が悪い(苦笑)。

あたかもすべての投資信託が悪いかのような書き方。

私はまたしてもタイトルに釣られたようです。

一言だけ言うと「投資信託は販売する金融機関が儲ける商品」というのは仕方のないことだと思っています。

理由は2つあり、1つは「ビジネスだから」です。

金融機関とてボランティアで金融商品を販売しているわけではありません。

当然利益を追求しなければならないのですから、儲けようと商品を販売するのは当然のことです。

もう1つの理由は「私たちの代わりに運用してもらうので、多少の手数料が発生するのはやむなし」だからです。

個別株ではなく投資信託を選択する理由はいろいろとあります。

その中でも「自分で個別株を選ぶのが難しい」「個別株ではリスクが大きい」「個別株を買うほどの資金がない」といった理由が多いのではないかと思います。

いろいろな理由があり投資信託を選ぶわけで、先にも述べた通り、代わりに運用してもらう以上ボランティアではないのですから手数料を払うのは当然だと思います。

投資信託の場合、例えば「運用管理費用(信託報酬)」「売買委託手数料」といった手数料が発生します。

こういう手数料が発生していることを認識していない人が一定数いるような気はしますので、そこは買う側が理解すべきです。

投資信託はインデックスファンドを買うべし

では一体どのような投資信託ならよいのか?

それはインデックスファンドです。

インデックスファンドとは株価指数などの指標に連動した運用を目指す投資信託のことです。

例えばSBI証券の7月の取引をもとにした積立設定金額ランキングTOP10を見てみましょう。

ファンド名
1位SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
2位三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
3位三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
4位SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
5位三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
6位三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
7位三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
8位SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド
9位SBI-SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
10位楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド

TOP10はすべてインデックスファンドです。

手数料も比較的安いものが多いのも特徴です。

eMAXIS Slimは「業界最低水準の運用コスト」を謳ってますから、手数料は最安クラスです。

もし何を買ってよいか分からないのであれば、この中から自分が信じれるものを買えば大きく外すことは無いでしょう。

あとは自己責任です。

自分の判断で投資をおこなってください。

まとめ

以上『『日本中で「投資信託で大損する人」たちが続出する』のは本当か?』でした。

いかがでしたか?

アクティブファンドは推奨しませんが、インデックスファンドならはるかに良い投資ができるはずです。

もちろんインデックスファンドなら確実に勝てる保証もありません。

だからこそ「長期・分散・積立投資」で負ける確率を下げるのです。

以下関連記事です。

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一定の年齢以上で一定の資産があり、生活費も少ない人なら無理に投資は推奨しません。

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