5000万円の貯金がありながら、なぜ私はサイドFIREしないのか?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
おかげさまで2021年11月に貯金が5000万円を突破しました。
貯金だけではなく投資もちょっぴりやってますので正確に言えば金融資産になります。
そろそろサイドFIRE(セミリタイア)を真剣に考え始めていますが、まだ踏み切れずにいます。
今回はなぜ私がまだサイドFIREしないのかをまとめました。
1.会社を辞めたい理由は「今の仕事を離れたい」だけ
まずサイドFIREしない理由1つめは「会社を辞めたい理由は今の仕事を離れたいだけ」だからです。
一言に「会社を辞めたい」と言ってもいろいろな理由があります。
担当している業務がつらいとか人間関係に過度なストレスを感じるとか。
多くの人が悩むことでしょうが、その解決策の一つとして一定以上の金融資産を保有している人ならサイドFIREは浮上してきます。
無理にフルタイムで働かなくても保有している資産で多少はなんとかなるという発想です。
しかし仕事を辞めたい理由の解決策の多くは転職で解決します。
今の仕事が嫌なら他の仕事をすればよい。
今の会社が嫌なら他の会社へ行けばよい。
ただそれだけです。
ただし私のように40代も後半に入ってくると転職自体がそう簡単なことではありません。
よって無理して給与を減らすような転職を目指さず、一定以上の地位や給与が保証されていて、私のことを理解してくれている同僚が多数いる今の会社で働き続けるほうがマシという判断になっています。
2.サイドFIREしても特にやりたいことがない
サイドFIREしない2つめの理由は「サイドFIREしても特にやりたいことがない」からです。
サイドFIREすれば多少は自由になる時間が増えます。
では増やした自由な時間で何をしたいのか。
特にありません。
上記したとおり今の仕事に疲れただけなので、解放されたいだけの話です。
「何かをやりたい!」という前向きなものではありません。
この状態で会社を辞めると、ただ時間を持て余すだけの日々を送ることになります。
高い給与を手放した末に辿り着く未来がそれでは非常にもったいないです。
よって今は自分の時間を平均よりは若干高めの給与に変えることで、将来の選択肢を増やせればと考えています。
3.やってみたいことにはお金がかかる
サイドFIREしない3つめの理由は「やってみたいことにはお金がかかる」からです。
サイドFIREしたところで明確にやりたいことはありません。
「やってみたいこと」があるとしたら、美味しいものを食べることとディズニーランドへ行くことでしょうか。
食に興味のない人はあまり多くないでしょうし、私も食べるなら美味しいものを食べたいです。
また、数少ないお金のかかる趣味としてディズニーランドへ年数回行くことがあります。
来年のディズニーシーの拡張オープンを控える中、先日はスペースマウンテンの2027年リニューアルのため2024年でクローズという発表もありました。
ディズニーランドの1dayパスは今や高いときで9400円の時代です。
電車代や食事代、お土産代を入れれば一人でも軽く1万円超えます。
となれば収入の減るサイドFIRE後に頻繁に通うことなど到底不可能です。
サイドFIREして平日に行けるようにすることで混雑を回避できるメリットはあるでしょう。
しかしそれだけの理由で会社を辞めるのはいかがなものかと思っています。
4.サイドFIREのための適当な仕事が見当たらない
サイドFIREしない4つめの理由は「サイドFIREのための適当な仕事が見当たらない」からです。
サイドFIREということはフルFIREではありませんから、何かしらの仕事をすることで一定の収入を得て、多少の自由を謳歌することになります。
となれば仕事を探さなければいけないのですが、これがなかなかうまくいきません。
仕事を辞めて別の仕事をするのですから実態は転職と変わりません。
私のような年齢でも可能そうな仕事(バイト・パート)を探してみると、例えばコールセンターとかが出てきます。
コールセンターの受電業務はイメージするに、たまに地雷を踏んでエラいクレーマーにつかまるとかして、思い切りストレスを抱えそうです。
せっかく仕事のストレスから解放されたいと願ってFIREしたはずなのに、今の仕事より多大なストレスを抱えることになったら何の意味もありません。
自分にとって都合のよい仕事などそう簡単には見つからないのです。
5.将来受け取る年金が減る
サイドFIREしない5つめの理由は「将来受け取る年金が減る」からです。
老後の生活を支えてくれる年金は悲しいことに徐々に支給額が減ってきています。
それは当ブログでもたびたび紹介しています。
今後はもっと減ることが予想されます。
またサイドFIREして会社を辞めることは、単純に考えれば厚生年金から国民年金へ切り替わることになります。
よって将来受け取る年金額は減ることになるでしょう。
運よくサイドFIREした際の新たな働き口で厚生年金に加入できればラッキーですが、そうそう上手くいくでしょうか?
そうは上手くいかないでしょうから、だったら今のところは会社で働き続ければまだまだ将来の年金額を積み上げておくことが可能です。
6.まだ家を購入していない
サイドFIREしない6つめの理由は「まだ家を購入していない」からです。
毎月の支出のうち最も多くの金額を占めているのは家賃です。
現在は賃貸暮らしのため、毎月家賃を支払わなければいけません。
もし現在の賃貸暮らしのままサイドFIREした場合、家賃だけで7万円を支払わなければならず、まずは家賃を確保するために軽い労働をするような状況になります。
プラスで日々の生活費を稼げればよいわけですが、家賃7万円がデカすぎます。
であれば家を購入したほうがよいという判断になります。
おかげさまで5000万円はすでにありますから、地方に一戸建てを安く買えば住居問題とサイドFIRE後の労働量の問題は解決します。
しかし家を買うことはイコール終の棲家の決定でもあります。
そうなると判断は慎重にならざるを得ません。
現在は地元に帰るほうが有力となっており、中古の一戸建てを探していますが、いろいろ込みでも3000万円以内で十分な家を買えそうです。
ただし車が無いと生活できないような場所も多いので、老後も踏まえて考えると慎重にならざるを得ません。
7.親の理解を得られていない
サイドFIREしない7つめの理由は「親の理解を得られていない」からです。
おかげさまで70半ばを過ぎた両親はともに健在です。
私の本音として地元に暮らす親に余計な心配をかけたくありません。
仕事を辞めることを仄めかしてはみましたが、あまりいい顔をしませんでした。
もう少し私の状況を理解してもらってからのサイドFIREが現実的かと考えています。
会社を辞めるのは判断は自分だけでもできますが、一応家族の理解を得られてから会社を辞めるほうがスッキリするでしょう。
よって今後はお盆や年末年始で帰省したら、両親に対して理解を得られるよう私の将来のプランを話していく予定です。
まとめ
以上『5000万円の貯金がありながら、なぜサイドFIREしないのか?』でした。
いかがでしたか?
もしかしたら私と同じようなことを考えてサイドFIREに踏み切れなかった人がいるかもしれません。
またサイドFIREしたいと思っていたけれど、実は転職で解決する人もいるかもしれません。
特に若い人は転職という選択肢を持っているのですからから、いきなりFIREではなく転職を検討してみるとよいのではないでしょうか。
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何の目的もなくFIREに至ると危険かもしれないというノンフィクションです。
「日暮れまで缶ビールを空けずにどう過ごすかが悩み」というのがFIREの末路なら、これほど悲しいことはありません。
FIREしても「ノイローゼになりそうなほどつまらない」と吐き捨てる人もいるようです。