生涯現役とゆるやかリタイア、どちらが幸せ?「幸せな老後」とは?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
老後資金を考えると、老後も働き続けたほうがよいという論調が強まっています。
昔は「悠々自適な老後生活」が理想とされていました。
実際のところ、どちらら「幸せ」なのでしょうか?
「活動理論」と「離脱理論」
まずは理論的な話から。
記事では「高齢者心理学」なるものから「活動理論」と「離脱理論」というものが紹介されておりました。
まずは「活動理論」から。
健康でエネルギーにあふれるうちには、「生涯現役」の意気込みで頑張っていくのもよいでしょう。高齢者心理学には「活動理論」というセオリーがあります。社会と関わりアクティブに活動する人ほど幸福感が高いという調査結果などをもとに、引退を考えずに積極的に活動していくのが幸せだと考えるのが、この「活動理論」です。
積極的に活動していくのが幸せという考え方です。
ということは「離脱理論」は分かりますね。
とはいえ、現実には年齢を重ねるとともに体の無理がきかなくなり、若いころのようには頑張れなくなると感じるのも自然なこと。そこで、高齢者心理学には「離脱理論」というセオリーもあります。現役引退をネガティブにとらえず、ダウンサイジングしてのんびりと余生を送ることこそ幸せだと考えるのが、この「離脱理論」です。
引退して、のんびり余生を送ることが幸せと考えるのが「離脱理論」です。
「幸せ」は人それぞれ
よくみれば「活動理論」も「離脱理論」も、どちらも「幸せ」だと言います。
ということは、結論「どちらも幸せ」なのでしょう。
要するに、どこに幸せを感じるかは人それぞれということです。
そりゃそうです。
働くことに幸せを感じている人なら働き続けることに幸せを感じるはず。
働きたくないと思っている人なら、引退してのんびり過ごすほうが幸せでしょう。
価値観は人それぞれですから、「自分の生きたいように生きる」のが理想であり、理想とする生き方ができるのが幸せなのです。
問題は「選択できないこと」
ただし、老後については問題があります。
最近、「老後も働き続けたほうがよい」と言われている理由は「お金」が原因です。
老後資金の枯渇を防ぐためには働いて収入を得ればよいからです。
先ほどの「活動理論」なら、働き続けることに幸せを感じられるはずです。
しかし、あなたが「働き続けたくない」と思っている人ならばどうでしょう。
老後も働き続けたくない人が働き続けなければならない状況に幸せを感じられるでしょうか?
その状況かでは幸せを感じにくいでしょう。
老後も働きたくないのであればどうすべきでしょうか?
答えは「現役時代に老後資金を貯めておく」に辿り着きます。
一定以上の老後資金を貯めておけば、受け取れる年金額次第で老後に働かずに済みます。
もし老後に気が変わり、「働いてみようかな」と思えば働けばよいだけ。
自分の思い通りに生きればよいのです。
悲しいのは「生き方を選べないこと」。
お金にために働かなければならない状況に置かれることです。
働きたくないのに働かねばならない。
嫌々働かざるを得ないのであれば、その状況下で幸せを感じられることはないでしょう。
老後の生き方に選択肢を持ちたいのであれば、今すぐにでも無駄遣いをやめ、貯金し始めるべきです。
まとめ
以上『生涯現役とゆるやかリタイア、どちらが幸せ?「幸せな老後」とは?』でした。
いかがでしたか?
幸せな老後を送りたいと願う人は多いはずです。
しかし見通しが暗すぎて、不安を抱えている人が圧倒的多数です。
どのような老後になるかは分からないからこそ、備えが肝心。
お金は金額の分だけの選択肢を与えてくれます。
老後の選択肢を増やすためには、老後資金をどれだけ貯めておくかが重要なのです。
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幸せな老後を送るには年金が重要です。しかし年金が改悪の方向に進もうとしています。
いくらお金があっても老後の不安は尽きないものです。
せっかく貯めた老後資金を多くの人は使わずに亡くなっている実態をご紹介しています。