「投資は早く始めるほど良い」資産を増やす非常識な手法とは?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
家計管理アプリ「マネーフォワード」の運営する金融メディア「マネープラス」に掲載された、金融アナリストの三井智映子氏の書いた記事です。
これを読んだとき、ふと話題の本『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』の中に書いてあったことを思い出しました。
そこで今回は、投資を早く始めるべき理由と、できるだけ早く資産を増やすための投資手法について考えていきます。
「お金の価値」を考える
まず、お金については現在のお金と未来のお金の価値には差があることを理解しておかねばなりません。
よく言われるのは「インフレ」です。
物価は徐々に上昇してきました。
今後も続くでしょう。
物価が上がるということは、同じ金額で商品を買えなくなります。
1万円だった商品が1万2千円になれば、1万円というお金の持っている価値は実質的に低下したことを意味しています。
そして今回の記事ではもう一つの価値を指摘しています。
それは「機会費用」です。
今あるお金は投資に使えますが、未来に受け取る可能性のある配当金や利息などは現在の投資には使えません。
よって現在のお金のほうが価値があるという考え方です。
確かにその通りで、今すぐお金を投資に回したほうが最も価値の高い時点をお金を使うことになり、未来の資産も早く大きくなると考えられます。
投資の複利効果
投資の世界では、早く投資したほうがよい理由の一つとして「複利の効果」を挙げることが多いです。
改めて複利の効果について復習しておきましょう。
例えば、年利5%の投資を10万円で開始する場合では、単利なら毎年5,000円の利益となります。
一方、複利であれば、投資の利益を再投資すると次のように利益が増えていきます。
年数 | 元本 | 利益 |
1年目 | 10万円 | 5,000円 |
2年目 | 10万5,000円 | 5,250円 |
3年目 | 11万250円 | 5,513円 |
ということは、投資で早く資産を大きくするには2つのポイントが浮上します。
その一つが「できるだけ早く始め、長くおこなう」ことです。
今と1年後、どちらから投資を始めるかと言われたら、今から始めておけば10万円が1年後には10万5,000円になっているかもしれません。
そして投資を長く続ければ続けるほど利益は大きくなっていく計算になります。
そしてもう一つが「利益の再投資」です。
投資信託を選ぶ際に「利益を再投資する」かどうか選択することがありますが、再投資しなければ複利の効果を享受できません。
できるだけ早く資産を増やしたいのであれば、必ず再投資するようにしましょう。
一括投資も検討の余地あり
さて、ここからは今回の記事を離れ、『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』について書かれていたことに移ります。
唐突ですが質問です。
現在投資可能な資金として100万円あったとき、あなたならどのように投資しますか?
ここ最近の流れでは、つみたてNISAに代表されるように長期・分散・積立投資が推奨されています。
となれば、100ヶ月に渡って1万円ずつ投資するとか、50ヶ月に渡って2万円ずつ投資するとか期間を分散することを考える人が多いのかもしれません。
しかしです。
もし先に述べたように、お金の価値は現在が最も高いと考えるのであればどうでしょうか。
早く投資したほうが資産が増えていくのですから、今すぐ100万円を一括投資すべき、ということになります。
株価は上下動を繰り返しながらも長期で見れば上昇し続けているわけで、確かに理に適っていると言えます。
さらにサラリーマンであれば毎月得た収入から一定額を積立投資していく。
要するに、ひたすら買って持ち続ける。
これが『JUST KEEP BUYING』(とにかく買い続ける)の本質だったのです。
現時点で遊んでいる余裕資金がある人であれば、ちょっと検討の余地はあるのかなと思いました。
まとめ
以上『「投資は早く始めるほど良い」資産を増やす非常識な手法とは?』でした。
いかがでしたか?
長期・分散・積立投資が推奨されている中、一括投資に踏み切るのは勇気がいると思います。
資産をできるだけ早く増やしたいなら選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
最後に書籍内にある言葉を紹介して終わりにします。
「物事を始めるのに最高の日は昨日。次にいいのが今日」
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