お金と労働から自由になる「ミニマリスト型サイドFIRE」とは?

お金と労働から自由になる「ミニマリスト型サイドFIRE」とは?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

当ブログでは非常に珍しい「フォーブス」からの記事です。

人生論ですが、FIREに触れており、興味深い記事となっています。

FIREを目指している人なら一読の価値ありと思い、紹介するに至りました。

四角大輔という人の生き方を紹介する記事となっています。

それでは記事の中身を見ていきましょう。

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「四角大輔」って誰?

そもども「四角大輔」って誰ですか?という話になるでしょう。

何やらアマゾンを調べると本を何冊も出版しているようです。

もっと調べてみると、何やらSuperfly、平井堅、CHEMISTRYなどのプロデキューサーをやっていたそうです。

音楽業界に詳しくありませんが、何やらすごい人そう。

にしても不思議なのは、なぜ音楽の業界にいた人がFIREしたのか?

この手の業界の人って、稼いだ分は使うので、さらに多くのお金を稼ごうとするイメージだったり、好きなことをやっているのでお金を稼いでも関係なく活動を続けていそうです。

その点の疑問についても記事内に記載がありました。

ぼくは、ヒットメーカーと呼ばれるようになって年収が上がっても、キャンピング仕様にDIYした国産の中古バンを乗り継ぎ、いわく付きの格安の部屋に10年以上住み続けた。周りからは変人扱いされましたが、結局15年間の会社員生活で一度もボーナスに手をつけることなく、『サイドFIRE』が可能な投資金と、ニュージーランドの辺境の一軒家を買える貯蓄ができたんです

なるほど、現役時代からすでに"異端"だったようです。

こういう業界の人の口から「サイドFIRE」なんて言葉が出てくるとは何だか不思議な感覚を抱くのは私だけでしょうか。

学生時代からの夢の実現のために"投資"する

記事によると、四角氏は学生時代から大きな夢を抱いていたようです。

「学生時代から『10年働いたらニュージーランドの大自然に移住して、お金に縛られない自由な生き方をする』という明確なビジョンがあったので、その実現を後押しする高性能のモバイルデバイス、脳と体のパフォーマンスを高める寝具や食事、自給自足スキルの習得には思い切ってお金を使いました。節約ではなく、自分の価値観でメリハリをつけてお金を使う、投資家思考の選択です。

 のちに音楽プロデューサーになる人が抱くような夢ではないような気がします(苦笑)。

一方で、人間ですから誰しもがお金に縛られず自由に暮らしたいとも思うでしょう。

四角氏のすごいところは、その夢の実現のために具体的に行動し続けていること。

記事内で言えば「投資」です。

この投資は株や投資信託といった金融的な投資ではありません。

デジタルデバイス、寝具、食事といった夢の実現に必要と思われることに投資しています。

これがものすごく大事です。

自分の頭で考え、必要だと判断したものにはお金を惜しまない。

お金の貯められない人の「全方位的な支出」ではなく、メリハリの利いたお金の使い方をしています。

そして夢だったニュージーランドへの移住も実現させました。

ミニマル・ライフの実現へ

ニュージーランドへ移住後もライフコストの削減には余念がありません。

『釣り・採集・オーガニック栽培』の技術を高める努力を惜しまず続けた結果、月5万円の収入があれば生活していけるところまでそぎ落とせたそうです。

ここでポイントになるのは、すべてを節約しまくり生活費を削減したわけではなく、自分にとって必要なものは残しつつ、不要なものをそぎ落としている点です。

これがいわゆる「ミニマル・ライフ」と呼ばれるライフスタイルです。

何が自分にとって必要なのかは次の一節から読み取ってもらえればと思います。

今こそ、“足るを知る”という美しい日本語を思い出し、自分にとって足りているとはどういう状態かと心に問いかけてほしい。拡大成長病から脱却して、必要以上の金品を得るための過重労働をやめ、家から余計な物を放出し、空間と時間の余白を最大化してみてほしい。それがミニマル・ライフへの第一歩です。

「足るを知る」といえば名著『サイコロジー・オブ・マネー』にも書かれていました。

上を見始めるとキリがありません。

満足できるラインがあるはずで、その見極めが重要なのでしょう。

そして、実はこれがFIREへの第一歩でもあるような気がします。

特に仕事が嫌でFIREしたいと考えている人は、今一度よく考えたほうがよいでしょう。

いきなりFIREを目指さぬとも、他にもいろいろと考えうる選択肢はあるはずです。

もし今の仕事がライスワーク100%で辛い場合は、ダウンシフトを検討しよう。正社員から業務委託にステップダウンしたり、給与と社内ランクを下げた上で、業務量を減らして労働時間を短縮するという方式を、四角は推奨する。実際に彼は、会社時代に、自ら出世コースから外れたり、降格と減給を申し出て認められたこともあるという。そして、そうやって手にした自由時間と活力を、ライフワークへ「投資」しようと四角は語る。

仮に収入が減ったとしても、労働の苦痛は緩和されます。

嫌な仕事をし続けるよりは、はるかに生きていて心地がよいはずです。

FIREの収入減リスク対処法

仮にFIREを実現しても、今度は会社からの定期収入が無くなり、投資益のみともなれば、むしろ収入は不安定になります。

収入がなくなることがメンタルに与える影響は意外と大きいです。

無収入に耐えうるメンタルを保有している人は、そう多くはいないでしょう。

そこで四角氏は以下のように提唱しています。

四角がそれよりも「実現性が何倍も高い」と勧めるのは、投資からの不労所得とライフワークからの収入でライフコストをカバーする「サイドFIRE」に、ミニマル・ライフを掛け合わせた「ミニマリスト型サイドFIRE」だ。

投資からの収入と労働収入を得るという点は「サイドFIRE」です。

ただ、自分の本当にやりたいことで収入を得ていくという点はどうでしょう。

これ、決して簡単なことではありません。

アルバイトで簡単に実現できるならともかく、場合によっては起業を必要とするかもしれません。

しかし、それが自分のやりたいことであれば、苦は小さいはず。

人生が本当に充実するでしょう。

人生はお金じゃない、と本気で言えるようになるかもしれません。

最後の最後で本当に必要なのはお金ではなく、第一歩を踏み出す「勇気」なのかもしれません。

まとめ

以上『お金と労働から自由になる「ミニマリスト型サイドFIRE」とは?』でした。

いかがでしたか?

本当のFIREは、この姿ではないでしょうか?

仕事が嫌だから目指すのではなく、人間として望ましい生活を手に入れるために目指す。

そして自分自身の本気で向き合い、生きていくことなのでしょう。

豊かな人生を送るための目指すべき理想郷を見たような気がします。

もし興味があれば四角氏の著作も読んでみてください。

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「FIRE:投資でセミリタイアする九条日記」さんは、分散投資と本業の重要性を語っています。

FIRE4%ルールはあくまで目安です。自分なりのルールで資産を枯渇させないよう注意が必要です。

FIRE達成後に待っているのは天国とは限りません。落とし穴もあることは知っておくべきです。

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