【必読】お金が人生にもたらす最高の価値は「自由」である。
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日は私の購入した本の中から。
近年のマネー本の傑作『サイコロジー・オブ・マネー』からです。
今回はお金のもたらす「豊かさ」や「幸せ」とは一体何なのかを改めて考えてみます。
そして、お金を貯める意味がどこにあるのかを見つめ直してみましょう。
お金から得られる最高の「配当」とは?
筆者のモーガン・ハウセルは次のように書いています。
最高の豊かさとは、毎朝、目を覚ましたときに「今日も思い通りに、好きなように過ごそう」と思えることだ。
あなたは毎朝「今日も思い通りに、好きなように過ごそう」と思えていますか?
世の中の大半の人は残念ながらそう思えていないはずです。
なぜなら大半の人は働いているからです。
そして多くの人は幸せになろうとするために"経済的な豊かさ"を求めようとします。
これがまさに働く理由の一つです。
幸せになるためにお金を手に入れ、好きなときに、好きな人と、好きなだけ、好きなことをする。
これがお金から得られる最高の配当だと言えます。
お金が人生にもたらす最高の価値は「自由」
『サイコロジー・オブ・マネー』では、心理学的なアプローチからお金がもたらす価値を紹介しています。
元になっているのはアメリカの精神学者アンガス・キャンベルの調査です。
キャンペルは何が人を幸せにするのかを調べました。
そしてキャンベルは、他と比べて明らかに幸福度が高い人々がいることを明らかにしました。
幸福度の高い人々に見られた共通点は、収入や地域、教育などではなく、もっと単純なことでした。
キャンベルは次のように語っています。
従来の心理学が考察してきた客観的な諸条件のどれよりも、人間い幸福感をもたらす信頼性が高い要因は、「人生を自分でコントロールしている」というはっきりとした感覚があることだ。
つまり、どんなに高い給料よりも「好きな時に、好きな人と、好きなことができる」生活を送れることのほうが、人を幸せにするのです。
そして、お金が私たちにもたらす最大の価値がそれです。
お金は自分の時間をコントロールできるようにしてくれます。
近年で言えばFIREが最も分かりやすい例かもしれません。
一定の資産があればいつでも自分の好きなタイミングで会社を辞められます。
FIREして自由を謳歌してもよいでしょうし、気が向くまで働くこともできます。
人生の選択肢が増えるのです。
現代人が豊かさと引き換えに失ったもの
自分に幸福感を感じられない人は、よく考えてみてください。
現代は過去と比較すれば、圧倒的に裕福になっているはずです。
大半の人がスマホを持ち、家にはテレビをはじめとする家電が並び、といった状況は歴史的に見ても最も裕福な時代だと言えるのではないでしょうか。
しかしストレスを感じている人が多い。
その理由がまさに「自分の時間をコントロールできなくなった」からと言えるでしょう。
これは仕事の多くが農業・製造業といったものをつくるために体を動かす仕事が主だった時代から、営業やマーケティングのような頭を使う仕事が増えたことも一因かもしれません。
頭で考えることが主となる仕事が増えたことで、寝ても覚めても、24時間365日ずっと仕事をしているような感覚に陥っているようです。
だから歴史的に見て最も裕福であろう時代にも関わらず、あまり幸せを感じられていないのかもしれません。
モノではなく時間こそが人生を幸せに導く
『サイコロジー・オブ・マネー』では、もう一人、老年学者のカール・ピレマーの著書における記述を紹介しています。
ピレマーはアメリカの高齢者1000人にインタビューを行い、彼らが長い人生経験から学んだ最も重要な教訓は何かを探っています。
そして彼は次のように書いています。
誰も、欲しいものを買うためにもっと一生懸命お金を稼げば幸せになれたと言った人はいなかった。
誰も、周りの人と同じくらい裕福であることが大切で、さらに裕福ならばそれが本当の成功だと言った人はいなかった。
誰も、将来にいかに高収入になれるかを基準にして仕事を選ぶべきだと言った人はいなかった。
つまり、アメリカの高齢者が大切にしていたのは、温かな友情、高貴で大きな目的のために活動への参加、子どもたちとゆったり過ごす充実した時間だったのです。
モノではなく時間こそが人生を幸せに導く。
これが人生経験豊富で、あらゆる体験をした人生の先達からのアドバイスなのです。
まとめ
以上『【必読】お金が人生にもたらす最高の価値は「自由」である。』でした。
いかがでしたか?
現代においてお金を手にする価値は何かを買うためではなく「自由」をもたらすためです。
そのためには小銭ではなく、突き抜けた大きな資産を手にする必要があります。
それこそが貯金する意味であり、投資する意味となります。
自由を手に入れたければ、好きなものを買うためだけのお金の使い方を卒業しましょう。
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