老後リスクに怯えるあまり不要なお金を貯め込んで死んでいく事実

老後リスクに怯えるあまり不要なお金を貯め込んで死んでいく事実

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

先日、相続の平均が1600万円とのニュースが話題になりました。

1600万円とはなかなかの金額です。

一方で、『DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)』という本が2020年に発売され、こちらも大きな話題となりました。

今回は精神科医の和田秀樹氏による「マネーポスト」に掲載された記事をご紹介していきます。

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今回の動画は『【50歳準富裕層も驚愕】首都圏一人暮らしの若者の貯金事情がヤバすぎた』です。今回はたまたま見かけたネットの記事がきっかけに、首都圏の20代・30代の貯金額を調査してみました。 すると、とんでもない実態が浮かび上がってきましたので、ご紹介していきます。
また、『【本物の準富裕層が語る】「金融資産5000万円は勝ち組」は真っ赤なウソ』も公開していますので、併せてご覧ください。
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相続額が多額になっている理由は?

以前『The 21』が掲載した記事では、平均相続額は1600万円と紹介されていました。

鎌倉新書が別で行った調査では、首都圏だと3000万円超になるそうです。

相続額が多額になっている理由は何でしょうか?

配偶者や子供がいる人であれば、その人たちの生活を支えることが最大の理由でしょう。

財産を適切に相続することにより、自分が亡くなった後も大切な人々が安定した生活を送れます。

では、配偶者・子供のいない人はどうでしょう。

特に相続する資産を遺す必要はありません。

だとすれば、最も考えうる理由は「使い切れなかった」というだけの話ではないでしょうか。

記事の中で和田氏も指摘していますが、「もし老後資産が尽きてしまったら」と考えるとお金は使いづらいです。

実際、老後資金を多く残している人ほど、資産が尽きることに対する恐怖心が強いような気がします。

現役時代から老後のことを考慮し、人生のプランを立て、資産形成に励む。

素晴らしいことではありませんか。

人生が「資産額を増やすゲーム」になっていないか?

しかし、お金は使ってこそ本当の価値が生まれます。

そして、その価値から得られる経験は大きな財産となることがあります。

だからこそ『DIE WITH ZERO』、「お金を使い切って死のう」という考え方は多くの人の共感を得ることになったのでしょう。

ところが今の日本は非常に先の見通しが見えにくい時代になってしまいました。

それ故に資産を残しておいて、不測の事態に備えたいと考える人が多くなることも十分理解できます。

私も「お金を使い切って死にたい」と思っていますが、残念ながら多くを残して死ぬことになるような気がしています。

頭では分かっていますが、資産を減らしていくことに対する恐怖心があります。

和田氏は「万一それで金欠になったら、最後は生活保護がありますから」と語ります。

確かに最後の最後には「生活保護」というセーフティネットがあるのは事実です。

確かに生活保護に頼りたいとは思いませんが、最悪の場合であっても、いきなり人生が詰んでゲームオーバーとはならないわけです。

お金を貯めておくのは悪いことではありませんが、もしかしたらお金を貯めるだけのゲームをやっていませんか?

資産額が増えていくことはうれしいですが、増やした資産は何に使うのでしょうか?

家の購入?旅行?贅沢な食事?

それとももっと豪華な使い方でしょうか?

もし特段使い道も無く、ただただお金を貯めて、資産額を増やしているだけだとしたら、その目的は一体何でしょうか?

他の人より資産の多いほうが勝ち?

富裕層(1億円)に到達したらゴール?

それは、あたかもロールプレイングゲームで経験値を貯めてレベルアップを目指すように、資産額を増やしていくゲームを楽しんでいるかのようです。

決して悪いことではありませんが、一定の年齢を過ぎると気力・体力が落ち、お金の価値を引き出せなくなっていきます。

和田氏の指摘のように老後リスクを恐れるあまりお金を使えないのも悲しいですし、何に使ったらよいかも分からないのはさらに悲しいとも言えます。

老後資金の過不足を計算しておこう

しかしながら、世の中を見渡すと、老後資金を準備できず、結局本当に生活保護を受給しなければならない人がいます。

生活保護までは行かずとも、年金では生活できず、老後になっても働き続けている人も多数います。

そう考えれば、「老後資金をちゃんと使い切ろう」という悩みは贅沢なのかもしれません。

そんな悩みを抱えられる人は「勝ち組」なのかも。

そうは言いつつも、やはり貯めたお金を使わないのはもったいないです。

もし1000万円を貯めるのに5年間を要したとしたら、その5年間を無駄にしたに等しいと言えるからです。

では、無駄に資産を遺しすぎないためにはどうすればよいでしょうか?

そこで大事になってくるのは「残りの人生のライフプランニング」になるでしょう。

どんなことして過ごしたいのか?

そして、それらにどれだけのお金がかかるのか?

正確には分からないでしょうが、ざっくりと算出して目安は作っておきたいところです。

そして、現在の資産状況を整理し、今後見込める収入を見積もれば、ほぼ完成です。

あとは、年単位でどのように資産が変動していくかを計算すれば、死ぬときにいくら資産が残るかは分かるはずです。

もし、このシミュレーションの時点で1000万円以上余っているとしたら、もう少しお金を使うことを考えてよいかもしれません。

せっかく一度きりの人生を歩むのですから、老後の不安を打ち消すばかりの生き方ではつまらないです。

ほんの少しでよいので勇気を振り絞り、有意義なお金の使い方をしてみるとよいのではないでしょうか。

まとめ

以上『老後リスクに怯えるあまり不要なお金を貯め込んで死んでいく事実』でした。

いかがでしたか?

お金の貯め込みすぎは何のために生きてきたのか疑問を抱かざるを得ません。

配偶者や子供のために遺すのも悪くはありませんが、自分で稼いだお金なら自分の楽しみに使ってもよいはずです。

自分の資産状況を今一度計算して、貯めすぎていないかどうか確認してみるとよいのではないでしょうか。

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