「老後に後悔する人」がやってしまう“お金の失敗”ナンバー1
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どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
今回は昨年末に「ダイヤモンド・オンライン」に掲載されたお金に関する記事です。
全米ベストセラー『JUST KEEP BUYING』の著者ニック・マジューリ氏が来日したらしく、インタビューをおこなった記事になっています。
もちろん私も購入して、いろいろと記事を書きました。
今回は『JUST KEEP BUYING』ですから、投資に関する記事となっています。
それで早速記事の中身を見ていきましょう。
インフレ下では投資をしないと「購買力」が下がり続ける
まず記事では日本人向けに「投資すべき理由」を尋ねて、回答を得ています。
ポイントとなるのは日本の家計金融資産の約50%が現預金であることです。
米国は12%ですので、いかに日本が投資しないかがよく分かる数値となっています。
ただ、この原因は日本と米国のマーケットに起こっていたことの違いによります。
米国はインフレで物価が上がり続けていたことに対し、日本は「失われた30年」などと呼ばれ、物価があまり上昇しませんでした。
米国は過去5年間でおよそ25%ものインフレを経験したとのこと。
要するに、5年前に1ドルで買えたものが、現在は1ドル25セントになっているわけです。
時間の経過により、同じ金額では同じモノやサービスを購入できなくなっているのです。
そして、最近の日本も似たような状況になりつつあります。
毎年のように物価上昇が続いており、米国ほどではないにせよ、現金を持ち続けることは徐々に購買力を失うことを意味しています。
投資による資産上昇の恩恵を享受しよう
『JUST KEEP BUYING』の著者ニック・マジューリ氏が投資を薦める理由は、一般的に投資による資産の上昇スピードは、貨幣の保有価値の上昇スピードよりも速いからです。
ほとんどの通貨の価値は、時間が経過すると横ばいか下落します。
だからこそ投資なのですが、ニック・マジューリ氏は大事なことを話しています。
投資をするのは「もしものときの備えに必要な資金が貯蓄できてから」だと語っています。
緊急時に必要とする資金まで投資に回せ、とは言っていません。
あくまで余剰資金ができたとき、そのお金をどのように使うかの選択肢として、時間が経つにつれ収益を生み出す資産に投資してほしいと述べています。
記事のタイトルにある「お金の失敗」とは、投資をせず現預金で保有し続けることを指すのでしょう。
老後のお金が不安なら早く投資すべき
『JUST KEEP BUYING』の本質は、収益を生み出す様々な資産をひたすら買い続けることです。
「収益を生み出す資産」とは、将来的に不労所得を生み出せる株式や不動産のことを指します。
『JUST KEEP BUYING』は極めてシンプルなアプローチで、ただ資産を買い続ければ、あとは雪玉が坂道を転がるかの如く大きくなっていくだけです。
買い続け、保持し続け、そして複利の力で育っていくのです。
背景にある根拠としては、長期で見れば株価は上昇し続けてきたからです。
今後も上昇し続ける保証はありませんが、確率で言えば上昇する可能性のほうが高いです。
時に暴落が起こるため、不安は理解できますが、暴落も乗り越えてきたのも過去の歴史を見れば分かることです。
あとは暴落の起こるタイミングが取り崩しの近い時期でないことを願うばかりです。
そして、老後の対策としては投資だけおこなえばよいというわけではありません。
まず大前提として支出を最適化し、ムダな支出を減らす必要があります。
資産が増えても支出が多ければ、結局トータルで見れば資産が増えず、投資の効果が台無しになるからです。
投資と支出の削減を並行しておこない、老後に向けた資産形成を行っていくべきなのです。
まとめ
以上『「老後に後悔する人」がやってしまう“お金の失敗”ナンバー1』でした。
いかがでしたか?
もちろん老後資金を貯めるためには投資が必須であるわけではありません。
実際、私のように投資はせず、地道な貯金だけで5000万円貯めるというレアなケースもあります。
ただ、資産形成のスピードを考えれば、投資の力を借りた方が圧倒的に有利なのは間違いありません。
あとは自分が希望する老後の過ごし方から計算した老後資金を貯めるために、どれだけの時間を要するかを考えた上で投資をするか検討すればよいと思います。
投資を始めたら、あとは目標までひたすら買い続け、保有し続けるのみです。
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