投資の心得をプロが解説「10万貯金するなら7万を投資に」
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
PayPay証券コンテンツ企画部長の臼田琢美氏にインタビューした記事になっています。
投資初心者の若者向けの記事となっていますが、40代くらいまでは役立つと思います。
投資初心者が心掛けるべきこと
まずは今回のインタビューの中で、投資初心者が心掛けるべきことがいくつか出てきましたので簡単にまとめてみました。
・市場のニュースに反応しなくていい
・投資を始めるのは、「今やりたい」と思ったとき
・基本的に高いリターンが期待できる商品に積極的に投資したほうがいい
・経験と知識を積み重ねて判断力を養う
・タイミングはそれほどシビアではない
・長期投資だけじゃつまらない
・長期の投資信託はコスト意識を持つ
この中のいくつかは激しく同意します。
まず、投資を始めるタイミング。
投資は「安く買って、高く売る」のイメージが強すぎると、始めるタイミングが非常に難しくなります。
「もっと安くなるんじゃないか?」と思い始めたら、もはや投資を始められないです。
だからこそ投資を始めるタイミングは「始めよう」と思ったタイミングで思い切って始めたほうがいいです。
それから投資の勉強ですが、長期の積立投資を選択した場合は、初めてしまえばあとはほったらかしなので、開始時に少々やっておけば十分かと。
個別株で勝負したい人は開始してからでも十分。
始めてから市場の動きに対してあれこれと学んでいけばよいのではないでしょうか。
そして長期の積立投資を考えている人なら、投資信託のコストについては敏感になっておいたほうがよいでしょう。
できるだけ低コストの投資信託を選ぶべきです。
リスクを分散して負けない投資を心掛ける
私自身は「長期・分散・積立投資」のスタンスで投資を行うようになって3年くらいになります。
つみたてNISAを利用し、今年に入って米国ETFのVTIも毎月買付を始めました。
そんな私がちょっと引っかかったのが3つありました。
まずは「基本的に高いリターンが期待できる商品に積極的に投資したほうがいい」。
うーん、ちょっと違うような気がします。
確かに若いうちは多少リスクを負ってもいいように思いますが、だからといってレバナスを積み立てるのは違うと思います。
むしろ長期だからこそ、勝つことより負けないことの方が重要な気がします。
よって最も無難なのは「全世界株式を選択すること」ではないかと思います。
長期投資はつまらなくない
次に「長期投資だけじゃつまらない」。
別にいいじゃないですか、長期投資だけでも。
確かに個別株の短期投資は売買の頻度が多くなりますから、投資をやっている楽しさはあります。
しかし、短期投資で利益を出し続けるには相応の知識や経験が必要です。
それこそ先に述べた勉強は常時続けていく必要があります。
「投資に時間をかけたくない」人なら積立投資でほったらかしにするほうがよいでしょう。
たまに資産の状況を確認する程度で十分です。
長期・分散・積立投資なら投資は別に趣味のように楽しむものでなくても良いはずです。
初心者は暗号資産やNFTに手を出すべきではない
そして気になったのが、記事の終盤のやりとりです。
――もし臼田さんが手元に自由に使えるお金が1000万円ある20代サラリーマンだとしたら、どんな割合でどの投資につかいますか?
臼田:夢のある話ですね。2割は暗号資産やNFTなどの価値が乱高下する系かな……(笑)。そして日本やアメリカの海外株とかETFの金融商品に7割ぐらいですかね。最後の1割は自己投資!
暗号資産やNFTなどに投資すると語っていますが、初心者は手を出さないほうがよいでしょう。
どういうものかちゃんと理解した上で始めるほうがよいです。
そして投資するなら金額は限定的におこなうべきです。
全資産をぶち込むといった極端なことはしないほうが得策です。
「分からないものには投資しない」のが鉄則です。
投資に回せる資金を7万円も捻出できるか?
最後に気になった一節がこちら。
――例えば手取り30万円で、自由に使えるお金が月々10万円あるとすると、そのうちどれぐらいを投資に回せばいいのでしょうか。
臼田:基本的には人それぞれですが、仮に20~30代前半で独身の方なら、「貯金は3割、投資に7割くらい」でいいですね。貯金してもお金はほぼ増えないですし、一般的にお金の価値は少しずつ目減りしていきますから。若い人こそ投資をすべきです。
20代から30代前半で毎月10万円貯金できる人がどれだけいますかね?
うち7割投資ですから7万円も投資に回せますか?
若いうちから投資すべきなのは理解できますが、実際にできるかどうかは別問題です。
投資が怖い人もいるでしょう。
お金の価値が目減りするから投資したほうがよいとはよく言われます。
しかし暴落して資産が一気に減ることもあり得ます。
ですから投資はそのあたりのリスクを理解して、受け入れられる人が受け入れられる金額で投資すれば良いと思います。
慣れてきたら金額を徐々に増やしていけばよいのではないでしょうか。
まとめ
以上『投資の心得をプロが解説「10万貯金するなら7万を投資に」』でした。
いかがでしたか?
若い人には時間という大きな味方がついています。
時間を最大限活かすには早く投資を始めることです。
なくなってもいいという少額からでも試してみるのがよいのではないかと思います。
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