その投資手法はもはや都市伝説!“投資の常識”を覆す新ルール2選
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はYoutubeで見かけたこちらの動画から。
これまでの投資の常識を覆す投資方法を紹介するテレビ東京モーサテプレミアムの無料公開動画です。
『攻めと守りの資産形成』という本を出版した株式会社ニッセイ基礎研究所の井出真吾氏が登場し、これまで投資の世界では"常識"とされてきたことをデータを基に覆し、新常識を紹介してくれます。
投資の都市伝説1 つみたて投資は長期投資に有利
まず動画で紹介されていた一つ目の都市伝説は「つみたて投資は長期投資に有利」であること。
この考え方はもはや古いと紹介されています。
根拠となるのは下のグラフです。
グラフの期間がおよそ12年超ですから、毎月1万円投資するとだいたい150万円くらいになります。
一括投資のスタートもおよそ150万円くらいになっています。
よって150万円を一括投資か積立投資か、どちらが有利かを比較したグラフになっています。
このグラフを見ると、リーマンショック以降の日本の市場では、一括投資のほうが資産が増えたという結果になりました。
よって「現代は一括投資が有利」と結論づけています。
一括投資の注意点
ただし、動画では一括投資と言っても、その方法には注意を促しています。
例えば1000万円を一気に投資するのではなく、1年くらいかけて100万円ずつ投資するとか、多少の時間の分散は推奨しています。
そもそも「積立投資」は資産が最初から大きく用意できない人が、毎月の給料から一定額投資して、長期間かけて資産を増やそうという考え方です。
要するに「一括投資をしたくてもできない」という事情があるのです。
さらに、毎月の積立投資により資産を増やしていくことで徐々にリスク耐性を育てていくという観点もあるのではないでしょうか。
よって、一括投資が有利だからといって資産の少ない人が少ない資産をまとめて一気に投資するのはリスクが大きいと言えるでしょう。
切り取った期間によって変わるのでは?
というか、これ、切り取った期間によって結果が異なってくるのではないでしょうか。
リーマンショック以降は長期に渡って株価の低迷する局面は発生していません。
コロナショックもすぐに回復し、バブルとも言える株高になっていきました。
よって「一括投資のほうがよい」と言われても素直に受け入れられない人のほうが多いと思います。
つまり今後も多くの人に対して推奨すべき投資手法は積立投資。
積立投資がベストの投資手法とは言いきれませんが、ベターであることは間違いないような気がします。
投資の都市伝説2 高リターンには高リスクがつきもの
動画で紹介されていた二つ目の都市伝説は「高リターンには高リスクがつきもの」です。
「ハイリスク・ハイリターン」「ローリスク・ローリターン」などと言いますが、該当する場合はあるものの投資においてはすべてそうとは限らないとのことです。
根拠となるのはこちらのグラフです。
このグラフは投資の期間とリターン・リスクのパーセント並べたものです。
グラフを見ると投資期間が長くなればなるほどリターンが高くなっているのに対し、リスクはさほど高くなっていません。
そして10年のあたりを境にリターンのパーセントのほうが大きくなっています。
つまり投資は長く続けると「ハイリスク・ハイリターン」ではなく「ミドルリスク・ハイリターン」、つまり儲かる確率が高くなるのです。
これは長期投資派にとっては頭では分かっていたものの、数値化・視覚化してもらえると分かりやすくなります。
投資を1年~2年でやめたり、銘柄をコロコロと変えたりする人がいます。
しかし今回の動画で分かることは、長期投資のスタンスで行こうと思ったら、まずは10年間どっしりと構える必要があるということです。
つみたてNISAが20年の期間を用意していたのも、こうしたデータに裏打ちされたものだと分かります。
そして2024年からは新NISA制度が始まります。
投資手法の自由度が現行制度と比べて圧倒的に高くなるため、いろいろな人が様々な方法を考え資産増加を志すでしょう。
2023年はどのように新NISA制度を活用するか、じっくりと考える1年になりそうです。
まとめ
以上『その投資手法はもはや都市伝説!“投資の常識”を覆す新ルール2選』でした。
いかがでしたか?
投資はFIREやセミリタイア、老後資金形成においても重要です。
これからの資産を考える上で、自らの投資手法もアップデートしていく必要があるでしょう。
ただ、ベースにあるのは長期・分散・積立投資だと思っています。
一括投資はすでに資産のある人だけの話です。
どれだけ下落相場が続くか分からない以上、長期の積立投資でコツコツと資産形成していくほうがよいのではないでしょうか。
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