【感想】京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけに行ってきた!

【感想】京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけに行ってきた!

 今日は3連休の初日。

 久しぶりに天気の良さそうな週末になるということで、お出かけの予定を入れておりました。

 今日、行ってきたのはこちら。

 東京都内で始まった、新たな仏像展です。

 昨年見に行った『運慶展』が非常に素晴らしかったということもあり、こちらも期待大!

 開催されることを知ってから、「これは行かなきゃ!」と思い、すぐに行くこと自体は決めておりました。

 マニアではなく”にわか”ではなりますが、こういうチャンスでしか見れない仏像もあります。

 せっかくの機会ですので、早速行ってきました。

大報恩寺とは?

 まず、大報恩寺と言われても、ピンと来なかったというのが正直なところです。

 解説によれば、1220年に義空上人によって開創された真言宗智山派の寺院で、「千本釈迦堂」の名前で知られています。

 「千本釈迦堂」の名前で、なんとなく聞いたことがあるようなないようなといった程度です。

 その名前の由来は、本堂の行快作の本尊「釈迦如来坐像」(重要文化財)が古来より厚く信仰されていること、近くに南北に走る千本通があることなど、諸説あります。

 Twitterに公式キャラクターとして「おかめちゃん」なるキャラがいたのですが、正直意味がよく分かりませんでした。

 しかし、「おかめ発祥の地」とも言われているとのことで、ようやく理解できました。

おかめちゃん
 
 

みどころ

 公式ホームページには、今回の快慶・定慶展のみどころは、以下のように書かれております。

 1.“慶派スーパースター”快慶、定慶、行快の名品がずらり!

 2.寺外初公開の秘仏「釈迦如来坐像」と、快慶晩年の名品「十大弟子立像」を、特別な空間で展示!

 3.史上初!重要文化財「六観音菩薩像」の光背を会期後半に外し、背中を間近でご覧いただきます!

 ということは、「釈迦如来坐像」「十大弟子立像」「六観音菩薩像」の3つがメインということです。

 ところが、実際に見に行く前には、公式ホームページのみどころを流し見していたため、見どころは「十大弟子立像」だと思って行ってました。

 そのため、結果として、逆に良い意味でのサプライズが待ち構えていることとなります。
 
 

大報恩寺の歴史と寺宝-大報恩寺と北野経王堂

 まず会場に入ると、最初に待ち構えていたのは、千手観音菩薩立像。

 誰の作なのかは分かりませんが、大報恩寺に置いてある作品のようです。

 おぉ、美しい。

 公式ホームページより画像を借りてくると、こんな感じ。
 
千手観音立像

 いきなりこんな立派な像を置かれていると、今回の快慶展も期待値がいやがうえにも高まります。

 次に並んでいたのは、傅大士坐像および二童子立像。

 こんな感じの仏像。

傅大士坐像および二童子立像

 傅大士(ふたいし)の傅翕(ふきゅう)を中央に、左童子の普建(ふけん)、右童子の普成(ふじょう)を従えた三体の像です。

 こちらも快慶の作ではありませんが、大報恩寺にあるものだそうです。

 さらなる期待を膨らませて、次の部屋に移動すると、目の前に飛び込んできた光景は。。
 
 

聖地の創出-釈迦振興の隆盛

 次の展示は、今回の最大の目玉、寺外初公開の秘仏「釈迦如来坐像」と、快慶晩年の名品「十大弟子立像」でした。

 釈迦如来坐像をセンターに、その周囲を十大弟子立像が囲むような配置で、すべての仏像が周囲を360度見ることができるよう展示されていました。

 位置関係のイメージ的には、こんな感じ。

釈迦如来坐像と十大弟子立像

 本当のところ十大弟子立像は、もっと横に広がっていて、イメージ的には「釈迦如来坐像」の後ろに八体、両脇に一体ずつといった感じでしょうか。

 いや~、壮観。

 部屋に入って、その展示の全貌を見た瞬間、思わず「ワオ!」と小さな声が出てしまいました。

 「十大弟子」とは、釈迦の弟子達の中で主要な10人の弟子のこと。

 阿難陀(あなんだ)、羅睺羅(らごら)、優婆離(うぱり)、阿那律(あなりつ)、迦旃延(かせんねん)、富楼那(ふるな)、須菩提(すぼだい)、大迦葉(だいかしょう)、舎利弗(しゃりほつ)、目犍連(もっけんれん)の十人です。

 広い空間の中を、快慶作の十体の作品がずらり立ち並んでいます。

 一年前の運慶展で勉強したので、目が玉眼(水晶をはめ込む手法)になっていることも分かりました。

 それにしても、風が吹いたら動くのではないかと思うような法衣のしわまで、本当に素晴らしい出来栄え。

 一体一体をぐるりを一周しながら、全十体すべてをじっくり見て回っておりました。

 そして、センターには「釈迦如来坐像」。

 こちらは快慶の弟子、行快の作品。

 こちらも美しい。

 この部屋、素晴らしいです。

 部屋の隅には、小さな天王立像と羅刹立像というものを展示されておりました。

 この天王立像がかっこいい。

 腕が無くなってしまっているのが残念です。

 あ、そういえば、誕生釈迦仏立像もありました。

 どの位置に置いてあったかを忘れてしまいました。。

釈迦誕生仏立像

 これまで何種類かの釈迦誕生の仏像を見たことがありましたが、これが一番美しいような。

 「天上天下唯我独尊」と言いそうなたたずまいでした。

 それにしても、ここまでの満足度はまあまあです。

 ただ、今回はこれが目玉だから、ここからは尻つぼみになっていくのかな?などと思い、油断して次の部屋に移動したところ、さらなる目玉が!
 
 

大報恩寺の歴史と寺宝-大報恩寺と北野経王堂

 移動していると、大きな仏像が複数体並んでいるのが目に飛び込んできました。

 そう。今回の快慶・定慶展のもう一つの目玉、定慶の六観音菩薩像です。

六観音菩薩像

 僕は事前にちゃんと目玉を把握せずに見に行ったため、六観音菩薩像の存在は知りませんでした。

 そのため、僕にとっては想定外のサプライズ。

 先ほどの十大弟子立像よりはるかに大きな観音菩薩像が六体並んでいます。

 その目の前に広がる圧巻の光景に、思わず「うおー!」と小さな声が出てしまいました。

 聖観音、千手観音、馬頭観音、十一面観音、准胝観音、如意輪観音の六体が並んでいました。

 如意輪観音が入り口側にあり、最後に聖観音という順番で並んでいました。

 その最後の聖観音は、なんと写真撮影OK。

 というわけで、写真を6枚撮影してきました。

聖観音1

聖観音2

聖観音3

聖観音4

聖観音5

聖観音6

 なかなか珍しい取り組みで、よいのではないでしょうか。

 ちなみに、「六観音菩薩像」は光背を会期後半に外し、背中も間近で見れるようになります。

 最後は出口付近に地蔵菩薩立像がありました。

 これでおしまい!

 短い!(笑)

 会場の広さが運慶展の半分しかありませんでした。
 
 

まとめ

 以上いかがでしたでしょうか?

 トータルで見れば、やはり昨年の運慶展の方がはるかに良かったです。

 展示物の数の多さがすべてではありませんが、やはり数が少ないので、おのずと見どころは少なかったです。

 しかし、少数精鋭で見せたいものをしっかり見せるという手法は悪くないと思いました。

 下手に展示物を増やして、展覧会全体のクオリティを下げるくらいなら、これくらい思い切ったほうがよいでしょう。

 ぜひ興味を持った方は、東京国立博物館まで足をお運びください。
 
 

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