株式市場はコロナショックからコロナバブルへ向かうのか?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
株式市場はコロナショックからコロナバブルへ 実体経済と乖離する過剰流動性相場
経済が停滞しているにもかかわらず株価は堅調で、3月下旬の大暴落から株価は持ち直し、一定の水準を保っています。
もはや凡人には理解不能な株式市場では一体何が起こっているのでしょうか?
「コロナショック」から「コロナバブル」へ
新型コロナウイルス感染拡大に端を発し、株価が大暴落したのが3月下旬。
あれからたった2ヶ月で今度は株式市場には「コロナバブル」が発生し始めたとの声が出始めているようです。
株価と実体経済のギャップが大きくなった現在の相場を「コロナバブル」と呼ぶ声が増え始めた。株価は半年後、1年後を織り込むと言われるが、それだけでは説明がつかないほど、両者のかい離が大きくなっているためだ。今の株高の原動力は金融緩和や財政支出などの経済政策。今後、株価の上昇が続くとしても、それは過剰流動性相場とみる関係者が多い。
確かに個人的にも、なぜ株価が上昇に転じたのか、疑問を感じます。
経済が停滞しているので、株価が上昇する理由はないからです。
ただ、実際に株価は、コロナショック以前には戻っていないものの、回復基調にあるのは間違いありません。
もっと下がるのではないかとの警戒感もあっただけに、回復に転じたのは意外でした。
経済の停滞が目に見えて明らかになるのは、4-6月期の各種経済指標が判明したときです。
日本は1-3月期のGDPでマイナス3.4%でしたから、4-6月期はそれをはるかに上回るマイナスになることは間違いないでしょう。
リーマンショックの時にも半年後に底が来たことを考えると、8月~9月あたりでもう一段ドカンと下げる動きがあるのかもしれません。
個人投資家の買いが市場を支える
それにしても、誰が一体「買い」に走っているのでしょうか?
実は意外にも個人投資家のようです。
足元で目立つのは、個人投資家の買いだ。東証が発表した5月第2週の投資部門別売買状況で、海外投資家が1296億円の売り越しとなる中で、個人は1882億円と買い越し額が突出している。
岡三オンライン証券・シニアストラテジストの伊藤嘉洋氏は「今の個人投資家の買いは、過去に何度か起きたバブルの時を思い起させる。新規の顧客が増え続けており、それからすれば株価は下がらない」と話す。
3月下旬から株価が大きく下がったことで、「今がチャンス」と考えて買いに走った投資家が多いのでしょうか?
しかも新規の投資家が増えているというのも興味深い点です。
これまでの株高は割高と見て、じっと様子見をしていたのでしょうか。
だとすれば、しばらくの間は株価は下がらないのかもしれません。
緊急事態宣言が解除された今、経済面ではプラスに働く要素のほうが多く出てくるでしょう。
よって買いが優勢となる局面がしばらく続きそうです。
バブルの再来の可能性も
個人投資家に加え、さらに海外投資家が参入してくれば、日本の株式市場は再び盛り返す状況になるかもしれないようです。
個人と海外勢の買いが合わされば「かつてITバブルの時のような状況が先行き起きる可能性が十分ある」と、東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏は指摘する。
歴史上、バブルの背景には、必ずと言っていいほど緩和的な経済政策がある。今回も、未曽有の金融緩和と財政支出により、大規模なマネーが生み出されている。「当面は各国の空前規模の施策によって生み出されたジャブジャブの余剰資金が、世界中のマーケットで滞留する可能性がある」(国内証券)との見方は少なくない。
アベノミクスと呼ばれる経済政策がおこなわれ続けてきた日本では、株価が上昇し続け、好景気と言われていました。
しかし、多くの国民には実感が湧かず、はたして本当に好景気なのか疑問符が付き続けていました。
そう考えると、株価が実体経済を反映するものでなくなったのは今に始まったことではないでしょう。
そして、今後も波はありながらもコロナショック以前を目指し、株価は上昇すると思われます。
金融緩和と財政支出による余剰資金は一定の割合で株式市場にも流れ込んでくると思うからです。
だとすれば、短期的に市場に参入して利益を上げるには絶好のチャンスが到来したのかもしれません。
もしかしたら、さらなる新規の個人投資家参入を狙った意識的なコメントかもしれません。
あくまで専門家の予想の範疇を出ませんから、実際にどのような未来が待ち構えているかは誰にも分かりません。
米中対立という不確定要素もあります。
ただ、短期的には株価上昇を期待できる局面に向かいつつありそうなのは間違いなさそうです。
まとめ
以上『株式市場はコロナショックからコロナバブルへ向かうのか?』でした。
いかがでしたか?
この時期に買いが強まり株価がここまで回復するのは本当に予想できませんでした。
日本のバブル景気の株価最高値から30年。
これから本当にあの当時のような株価まで上昇し続けるのか要注目です。