退職金を運用するなら「つみたてNISA」って本気ですか?

退職金を運用するなら「つみたてNISA」って本気ですか?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

ダイヤモンド・ザイの記事です。

明らかに違和感を感じたので記事にしてみました。

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今回の動画は『【50歳準富裕層も驚愕】首都圏一人暮らしの若者の貯金事情がヤバすぎた』です。今回はたまたま見かけたネットの記事がきっかけに、首都圏の20代・30代の貯金額を調査してみました。 すると、とんでもない実態が浮かび上がってきましたので、ご紹介していきます。
また、『【本物の準富裕層が語る】「金融資産5000万円は勝ち組」は真っ赤なウソ』も公開していますので、併せてご覧ください。
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退職金の2000万円を投資しようか悩み中

【退職金の運用方法がわからない60代】

■家族構成:夫(会社員・60歳)、妻(パート・60歳) 子どもは独立

■投資・貯金に回せる金額:退職金の2000万円を投資しようか悩み中。当面は再雇用で生活には困らない。

■その他の貯蓄等:普通預金2000万円。マイホームのローンは完済。65歳から夫婦で年金を月額17万円もらえる。

■ライフプラン:定年退職により退職金を手にして、証券会社では投資信託をセールスされたが迷っている。老後資金が足りるのか不安なので、投資で増やしたい。

今回の記事の相談者は60歳で退職金を2000万円もらえる方らしいです。

このご時世に2000万円ももらえるとは、うらやましい限りです。

この退職金の2000万円を投資しようか悩んでいるようです。

当面は再雇用で生活には困らないとのことですから、65歳の年金受給開始までは一定の収入があるようです。

そして普通預金が2000万円ありますから、退職金と合計して4000万円の貯金があります。

65歳からは夫婦で年金を月額17万円もらえる予定です。

老後資金が足りるか不安なので投資で増やしたいとのことですが、一体どうすべきなのでしょうか?

FPの回答は「つみたてNISA」

退職金に関しては、大金を手にして舞い上がり、営業マンに言われるがまま、ハイリスクな金融商品に手を出してしまう人が後を絶ちません。また、一気に株や投資信託を買って、直後に暴落が起きてしまい、老後資金を激減させてしまう事例も。

こうしたトラブルを回避するのに「つみたてNISA」は最適です。「つみたてNISA」なら、おのずと買うタイミングを分散できます。仮に投資に失敗しても、投資額は最大で年間40万円、そのすべてを失うわけでもないのですから、老後のライフプランが大きく狂うことはありません。

「つみたてNISA」で買うなら「グローバル株式型」の投資信託を選べばOK。インフレや年金減額へのリスクヘッジとしても有効です。60歳なら20年運用できますし、その間に好景気で大きく値上がりすることもありえますので、その際は利益確定するといいでしょう。

【運用時のポイント】
●退職金は一気に投資しない。仕組みが理解できない商品は手出し無用。
●生活費を節約して、その分を「つみたてNISA」に回すのも効果的。
●20年あれば大相場が来る可能性も。その際は利益確定を。

退職金の投資について、絶対にやってはいけないのはハイリスクな商品に手を出すこと。

この指摘は正しいです。

銀行や証券会社の言いなりになるのだけは避けなければいけません。

そこでリスクが低めの投資ということで「つみたてNISA」の「グローバル株式型」が推奨されています。

退職金の投資につみたてNISAは適さない(と思う)

「つみたてNISA」は国の制度で、最低100円~最高3万3333円(上限は年間40万円)を毎月コツコツと投資信託に積立投資をすることにより、リスクを抑えながら資産を増やしていこうという仕組み。毎月一定額ずつ、最長20年にわたって積み立てることで、元本を増やせる可能性も大きくなる。しかも、運用で得た利益や分配金は非課税だ。

そもそもつみたてNISAは上記の通り最長20年にわたり年間最大40万円を積み立てていく制度です。

よって退職金2000万円を一気に溶かすという絶対に犯してはならない事故が起こる可能性はゼロと言えます。

ただ、60歳を過ぎてから20年にわたり積み立てる制度を利用するというのはどうなのでしょうか?

80歳以降も生きている可能性は十分にあるとはいえ、60歳を過ぎてからの投資には疑問を感じます。

20年間という時間を利用してリスクを分散するのですが、投資である以上元本割れの可能性は避けられません。

また2000万円の退職金のうち1200万円は何もしないというアドバイスでもあります。

ポイントはこの相談者が毎月どれだけの生活費になるかかもしれません。

年金17万円なら投資せずとも何とかなる

そもそも相談者は退職後も再雇用で収入を得られるため、生活には困らないとしています。

そして65歳から毎月17万円の年金を受け取れるようです。

であれば支出を抑え、毎月17万円以内で生活することがやるべきことではないでしょうか。

17万円以内で生活できれば、老後資金の枯渇を心配する必要はありません。

仮に物価が上がり続けたとしても、4000万円あれば十分対応可能です。

むしろ少しずつ取り崩していかないと、お金が余ってしまうほどだと思います。

資金は例えば楽天銀行に預けて、楽天証券と連携すれば0.1%の金利になります。

他にも退職金用の定期預金もあります。

老後資金が4000万円あれば"勝ち組"と考えても十分ではないかと思います。

私の場合は元来「投資派」ではなく「貯蓄派」ということもあり、老後資金を投資に突っ込むことについては否定的に考えています。

まとめ

以上『退職金を運用するなら「つみたてNISA」って本気ですか?』でした。

いかがでしたか?

老後に年金頼みで生活しなければところへ、いかに投資を交えるかは難しい問題だと思います。

正解がない問題だと思いますが、私は増やすことより減らさないことを重要視したいです。

私のつみたてNISAは65歳で終了し全部売却。

その後は投資をしない予定です。

以下関連記事です。

退職金をもらえるだけマシで、現在40代以下の人たちは退職金がなくなることも覚悟しなければいけません。

40代になっていたら老後資金のことは本気で考え始めましょう。

お金以外にも老後の不安はありますので、それらも解消する考え方です。

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