富裕層向けメディアが語るFIRE実現のための具体的投資手法4選
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
富裕層向けメディアzuuonlineにてFIREの記事を見つけました。
極めて基本的なことから始まり、FIREを実現するための投資手法にまで及ぶ記事となっておりましたので、ここでご紹介します。
FIREに関する記事の概要と構成
今回の記事は以下のような構成になっておりました。
1.FIREとは経済的自立と早期退職
2.FIREを理解するうえで重要な4つの「FI思考」
3.FIREの「4%ルール」とは
4.FIREを実現するための4つのステップ
5.FIREを実現するためのシミュレーション
6.FIREを実現するための具体的な投資方法
まとめ:FIRE実現に向けて目標と現実のギャップを認識し、コツコツと資産形成を
「FIRE」とは何か?という基本中の基本から始まり、いかにFIREするかという具体的手法まで、幅広く書かれれています。
あらためてFIREについて勉強したいと思っている人にはちょうどよい記事の構成かなと思いました。
今回はこの記事の中から「6.FIREを実現するための具体的な投資方法」に焦点を当ててご紹介していきます。
富裕層向けメディアが推奨するFIREを実現するための具体的な投資方法
1.米国株のインデックスファンドに投資する
まず1つめは「米国株のインデックスファンドへの投資」です。
インデックスファンドへの積立投資はよく語られますが、その中でも「米国株」と具体的に対象を決め打ちしてきました。
インデックスファンドを推奨する理由は以下のとおりです。
インデックスファンドであれば、少額から分散投資することができ、個別銘柄を深く分析する必要もない。本業があり、資産運用に多くの時間と工数をかけることができない人におすすめの方法だ。
これは私も同意です。
投資が大好きで銘柄研究などが趣味と言えるような人は別ですが、投資にかける時間がない、投資にそこまで強い興味はないといった人はインデックスファンド投資で十分かと思います。
そして日本株ではなく米国株を推奨している理由は以下のとおりです。
なぜ日経平均株価などの日本のインデックスではなく、米国株のインデックスかというと、米国のインデックスは、ITバブル崩壊や世界金融危機(リーマン・ショック)などの危機を乗り越えつつ、ずっと最高値を更新しているためだ。
こちらも私は同意です。
日本株は頭打ち状態でいまだにバブル期を超えることができていません。
それに対して米国株は最高値を更新し続けてきました。
さらに日本が人口減少フェーズに入ったのに対しアメリカはまだ人口増加がしばらく続くと予想されており、経済成長が見込まれます。
そのため日本株より米国株のほうを推奨する人が増えてきています。
事実、私のつみたてNISAで購入しているファンドも全米株式、S&P500と米国株のインデックスファンドがメインとなっています。
2.連続増配銘柄への投資
2つめは「連続増配株への投資」です。
FIRE関連記事に出てくる投資手法としてはあまり聞かないような気がしますが、目の付け所は面白いと思いました。
「高配当」ではなく「連続増配」というのがポイントです。
米国株のなかには、60年以上増配を続けている銘柄も存在する。長期間の増配は、基本的に業績が伸び続けないと実施することはできない。原則として、配当金は企業の利益から支払われるものだからだ。
米国株へのインデックス投資と同様に、今まで連続増配しているからといって、今後もそうなるとは限らない。しかし、株価の動向は誰にもわからない以上、過去の実績を重視するならば、連続増配銘柄を選んだらどうかという投資アイディアだ。
まず記事を見ると分かりますが、あくまで「米国株」です。
あとはFIREというと短期的に資産を増やすことより、長期的に投資益を得られ続けるほうに主眼が置かれているのではないかとか思われます。
そのため「高配当」ではなく「連続増配」という過去実績から見て今後も安定した増配が期待し続けられるのではないかといった視点からの選択ではないでしょうか。
連続増配銘柄への投資であればインデックスファンドではなく個別株ないしETFでの投資になります。
投資慣れしてない人には円をドルに換えてといった手続きを面倒に感じかもしれません。
しかし連続増配銘柄には大きなメリットがあります。
それは何と言っても「配当金」です。
連続増配銘柄のように一定のインカムゲイン(株式投資における配当金、不動産投資における家賃収入など)をもたらす資産は、FIRE実現後の保有資産としても相性がいい。基本的に運用益で生活することになるFIRE後において、定期的に配当金を出す連続増配銘柄は、投資元本を切り崩す手間がかからないためだ。
配当金を得て暮らす。
なんとも羨ましい話です。
実際に配当金だけで生活しようとなると投資元本はそれなりの金額になりますが、一定金額の収入を得られるのは非常に大きいです。
3.不動産への投資
3つめは「不動産への投資」です。
私自身は不動産投資を推奨しておらず、手法についても詳しいわけではありません。
そのため不動産投資を推奨する理由については以下の引用にまかせます。
FIREの実現に不動産投資が適しているのは、レバレッジをかけることができる、つまりローンの活用で頭金が少額でも物件を購入できるからだ。言い換えれば、他人資本(他人のお金)で自分の資産運用ができるということだ。
FIREを目指す人は、まだ手元にまとまった資産がない人が大半だろう。そのため、いかに効率よく資産形成ができるかが重要だ。不動産投資であれば、自己資金が少なくても大きな金額の投資ができるので、投資効率が高まるというわけだ。
不動産投資が上手くいった場合、資産を増やしていくとともに、FIRE後の家賃から来る収入の安定感はインデックスファンドや個別株に投資した場合の比ではないと想像されます。
相場の左右されることはなく、毎月安定的に収入は入ってくるはずだからです。
4.ドル・コスト平均法を活用する
4つめは「ドル・コスト平均法を活用する」です。
最後は何に投資するかというより「どのように投資するか」という視点からの話です。
ドル・コスト平均法の説明は以下の引用にまかせます。
投資の世界では、リスクを抑える「分散投資」が広く活用されている。これは、投資する金融商品、地域、時間を分散させるもので、このうち時間の分散を図る投資手法が積み立て投資だ。
積み立て投資には、定期的に決まった金額を購入し続けるドル・コスト平均法(定額購入法)と、定期的に決まった量を購入し続ける定量購入法がある。長期的に見て平均購入価格を抑えることができるのはドル・コスト平均法と言われている。
ドル・コスト平均法は、たとえば毎月5万円ずつ、S&P500のインデックスファンドに投資する、といった買い方だ。手元の資金を無駄遣いすることなく確実に投資に回せるともに、買い時を見極める工数や時間を費やすことなく、コツコツと資産形成ができることがメリットだ。
個人的にも毎月一定金額をコツコツと積み立てていくのが結局は最良の手法と感じています。
投資が大好きで銘柄を研究したりチャートを見たりしながら投資したい人ではなく、時間をかけずに資産形成したいなら積立投資がベストでしょう。
用意できる投資元本が少ないなら「つみたてNISA」のような非課税制度を利用するのが良いでしょう。
より大きな元本を用意できるなら、つみたてNISAにプラスアルファで投資する選択肢になるはずです。
まとめ
以上『富裕層向けメディアが語るFIRE実現のための具体的投資手法4選』でした。
いかがでしたか?
最後にまとめです。
1.米国株のインデックスファンドに投資する
2.連続増配銘柄への投資
3.不動産への投資
4.ドル・コスト平均法を活用する
最後の4つめは投資手法なので、「何に投資するか?」という観点で言えば1から3の3つ、インデックスファンド、連続増配銘柄、不動産がFIREには適しているのではないかという提案でした。
自分の好みやFIRE後など、いろいろな条件があると思いますので、自身が目指すにふさわしいFIRE後をイメージして投資対象を選択してみるとよいのではないでしょうか。
そしてFIREはあくまでやりたいことを実現するための手段であり、FIRE自体が目的ではないことは改めて理解しておくべきだと思います。
以下関連記事です。
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