500万円をインデックスファンドに突っ込み絶望した男性の根本的な間違い3選
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
インデックスファンドに大金を突っ込んで失敗した話なのだろうと思いますが、タイトルだけでは中身がよく分かりません。
2部構成となった記事の中身を早速見ていくことにしましょう。
友人の儲け話につられて投資を開始し順調に推移
まずは記事の主人公・Nさんの投資を始めたきっかけからして怪しいです。
同級生と話をする中、Nさんは友人の一人から、コロナの株価急落をチャンスに投資で儲けたという話を聞きました。飲み会が終わった後、気になったNさんも急き立てられるように投資情報を集め始めました。
友人の話を聞いただけだったのでまだ傷は小さく済んだのかもしれません。
詐欺まがいの投資商品の勧誘を受けるようなことだって珍しくありませんから。
この方はいろいろ調べてインデックスファンドに至ったあたりは決して悪くはなかったはずです。
2020年11月から数万円で投資を開始。
折しもコロナショック明けで日経平均もぐんぐん上昇していた記事です。
株価の上昇を見て、50万円の追加投資を行い、結果として60万円になった時点で売却。
10万円の利益を得て、パーッと使ってあっという間に利益もなくなりました。
500万円を投資したら株価が下がり始めた
「ビギナーズラック」で儲けただけとは気づかず、成功の味をしめたことでリフォーム用に確保していた500万円を妻に内緒で投資しました。
これが2021年4月のことでした。
50万円で10万円儲けたのですから、500万円なら100万円儲かるとの計算だったのでしょう。
しかし、ここから一転して日経平均は下落し始めます。
株を買ったら下落した、なんてことは投資慣れしている人ならよくある話です。
価格は上がるか下がるかの二択しかなく、上がることもあれば下がることもあります。
しかし、Nさんは妻に内緒で投資していたこともあり、徐々に精神的に追い込まれていきました。
その後、日経平均が反発し、若干マイナスのところで手放しました。
そしてこの記事を書いているFPさんの元へ相談に行き、投資は仕切り直ししたようです。
今度は奥さんとも情報を共有しているそうです。
このような失敗事例は「あるある」のような話です。
それだけに投資初心者には参考にすべき点がいくつもあるのではないでしょうか。
投資初心者が犯しがちな根本的間違い3選
まずFPさんが指摘した投資初心者が犯しがちな間違いをご紹介します。
1.使う予定のあるお金で投資をした
投資初心者が犯しがちな根本的間違い1つめは「使う予定のあるお金で投資した」ことです。
一番の失敗は、妻との約束であるリフォーム資金に手を付けたこと。
直近で使う予定のあるお金を投資に回すことは、下落時に精神的に耐えられなくなる原因です。
また投資は変動がつきもので、明日の株価が上がるか下がるかは誰にも予想できません。短期のリターンを期待しすぎて、2〜3年のうちに使うようなお金を投資に回してしまうと、相場の回復まで待てず、結果的にリターンを逃してしまいます。
若い人が資金の小さな時期にリスクを承知でハイリターンを狙いに行くということはアリかもしれません。
しかし、この方は55歳でリフォーム用と確保していた500万円を一気に突っ込んでしまいました。
使う予定のある金を投資に回すことは資産を減らす可能性もある以上、絶対に避けるべきでしょう。
類似パターンは退職金です。
退職金が入ったから投資してみたら失敗したという話もよく聞きます。
生活費などで必要なお金は投資せず、あくまで余剰資金で投資するというスタンスが無難だと思います。
2.相場が下がり続けるときの恐怖や値下がりすることの痛みを甘く見ていた
投資初心者が犯しがちな根本的間違い2つめは「相場が下がり続けるときの恐怖や値下がりすることの痛みを甘く見ていた」ことです。
数十万円の損失であれば大したことはなかったと思うかもしれませんが、じわじわ、ダラダラと下がり続ける相場と付き合うには想像以上の精神力が必要です。後からみれば意外と相場の底はすぐにやってきたと分かったとしても、その渦中にいる時は、どこまでマイナスが膨らむのか気が気ではありません。
いわゆる「リスク許容度」と言われるものです。
投資は勝つこともあれば負けることもあります。
その人の本質が現れるのは負けたときです。
株価が下落し続けたとき、自分の本当にリスク許容度を知ることになるでしょう。
コロナショック以降に投資を始めた人なら、ここからが正念場を迎えるのではないでしょうか。
もしドキドキし始めたというのであれば、自分のリスク許容度を超えている可能性が高いです。
3.投資しているもののリスクについて理解できていなかった
投資初心者が犯しがちな根本的間違い3つめは「投資しているもののリスクについて理解できていなかった」ことです。
わずかな成功体験をもとに、本来どの程度の値動きがある投資商品なのかをよく考えずに投資額を増やしていったのも間違いのもとです。人間は都合の良い情報だけが耳に入る生き物ですから、周りがやっているから、ネットで成功談を目にしたから…といった理由で投資を始めるのは危険です。
これは経験不足から来るものだと思います。
単純に考えれば投資は上がることもあれば下がることもあるのは分かるはずです。
しかし、投資を始めるときは得てして儲かる夢を抱くので、下がることは想定してなかったりします。
またどれだけ下がる可能性があるかも想定していなかったでしょう。
まずはどういう商品なのかは最低限調べるべきです。
最近であればレバナスが話題になっていました。
レバナスに手を出した人はどれだけのリスクがあるのかを理解した上で始めていればいいのですが、よく分からずに「周りが買っているから」という理由で手を出したなら危険かもしれません。
投資初心者には長期の積立投資がおすすめ
そしてもう一つ私が気になったのは、購入して数か月で売却し利益確定させていたことです。
これは短期投資です。
インデックスファンドに投資するのであれば数年から数十年といった長期で見るべきです。
また株価は常に上下動を繰り返しますから、一括投資ではなく積立投資で時間の分散も図るべきです。
一気に資産を増えませんが、長期で見れば資産が増える確率は高まります。
積立の設定をしてしまえば、あとは何もせずほったらかしで十分です。
「つみたてNISA」を利用すれば非課税になりますからオトクです。
そして年齢に合わせて徐々に取り崩していくといった手法を取るべきでしょう。
まとめ
以上『500万円をインデックスファンドに突っ込み絶望した男性の根本的な間違い3選』でした。
いかがでしたか?
投資を始める人が増えていますが、投資に対する考え方・スタンスの間違っている人が多いように感じます。
特に投資になじんでこなかった比較的年齢の高い人に多いような印象を受けます。
投資を始める際にはきちんと勉強した上で、余裕資金で始めましょう。
ちなみに私なら日経平均連動型ではなく米国株をメインとしたインデックスファンドに投資します。
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投資は感情に左右されると負けます。
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