配当金でFIREを目指すのは正しいか?~JT株急落から学ぶ~

配当金でFIREを目指すのは正しいか?~JT株急落から学ぶ~

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

珍しく個別株の話ですが、ちょっとだけ私も興味がありましたのでご紹介します。

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「日本株配当金の雄」JTが株主優待を廃止する

セミリタイア・FIRE界隈に生きる人であれば、日本のJT株について興味関心を抱いたことのある人は少なからずいるのではないでしょうか。

また株主優待目的でJT株に興味を持った人もいるでしょう。

もちろん私もその一人です。

実際に10年以上前に株主優待目的でJT株を保有していたこともあるくらいです。

配当金も日本株の中ではトップクラス。

配当金が高くて株主優待もあることで個人投資家には人気の高い銘柄です。

しかしJTは2022年2月に、2022年内での株主優待廃止を発表しました。

衝撃を受けた個人投資家は多かったのではないでしょうか。

私はしばらく日本の個別株から離れていたこともあり、全くと言っていいほど事情に疎くなっていました。

ですから初めてJTの株主優待廃止のニュースを聞いたとき、「JTはそこまで追い込まれていたのか?」と感じました。

ロシアのウクライナ侵攻でJT株が急落

そしてJT株はロシアのウクライナ侵攻で株価が急落しました。

相変わらず個別銘柄の事情にはとことん疎く、急落した理由が分かりませんでしたが、なんとJTはロシアで稼いでいたのでした。

ロシア国内のシェア4割とはなかなかの割合を占めています。

タバコに興味はなく、じわじわ上がるタバコ税の税率に興味があったくらいなので、本当にタバコ事情に疎いため、この事実には本当に驚きました。

急落したJT株の推移は以下のグラフで分かります。

JT株の株価推移

このところ踏みとどまっていますが、今後どうなるかは読めません。

JT株の急落から個別株のリスクを改めて知る

私が現在投資で保有している商品は全世界株式・全米株式・S&P500の3本の投資信託、そして米国高配当ETFのVYMの4つで、個別銘柄は一つも保有しておりません。

個別株最大のリスクは「リスクの分散不足」でしょう。

「卵は一つのカゴに盛るな」とはリスクを分散させたほうがよいという有名な投資の格言です。

もちろん投資信託が完全にリスクを分散しきれているとは言いません。

見方を変えればS&P500は米国株の代表的な銘柄への集中投資と言えますし、全世界株式でさえ株式に集中投資です。

全世界当時株安が起きれば全世界株式はひとたまりもありません。

完全な分散投資など不可能です。

あくまで個別株よりはリスクを分散しているというだけです。

ただ今回のJT株の件は配当金目当ての投資家にとっては大きな問題が起きたように感じます。

ロシアでの大きな売り上げを失うとなれば会社全体に大きな影響を与えます。

よって短期的には配当金にも影響が出ると考えるのが自然な流れです。

実際に配当金が増減するかは今後の動向を見守る必要があります。

配当金でFIRE生活するなら銘柄選定と入れ替えが非常に重要

今回のJT株の一件は「個別銘柄は永遠に安泰とは言えない」ことに警鐘を鳴らしてくれたと思います。

特にFIRE後の収入に配当金を見込んでいる人たちにとってJT株は今後も要注目銘柄であり続けることは間違いないでしょう。

ではFIREを目指し配当金を見込んだ個別株投資を行う場合、以下の4点は意識したほうがよいと思いました。

・銘柄はたくさん保有する
・適切な銘柄を購入する
・定期的な銘柄の状況確認を行う
・必要あれば銘柄の入れ替えを行う

銘柄は一つに絞らず、いろいろな銘柄を保有したほうがリスク分散の観点からは適切かなと思います。

日本株に限らず米国株などにも分散するとなお良いのではないでしょうか。

ただ個別株は定期的なチェックと必要あれば入れ替えも行うべきなのかなと思いました。

このあたりの話になってくると、現在個別銘柄を保有しなくなった私にとっては専門外の話となりますので、より詳しい人たちに任せたいと思います。

私は「投資が趣味」の領域には到達していないため、あくまで総論的な話でとどめておきたいと思います。

まとめ

以上『配当金でFIREを目指すのは正しいか?~JT株急落から学ぶ~』でした。

いかがでしたか?

JTがロシアで事業していることなど全然知らなかったので、興味深い記事ではありました。

そして改めて個別株は私個人としては手を出しづらいと改めて感じた次第です。

もちろん投資手法に正解はなく、人それぞれ好みもありますし、目指すところも違います。

ただし今回のJT株の一件は未来がどうなるかは分からないことを注意喚起してくれた点のおいて好例ではないかと思いました。

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Posted by いわい