48歳、就職氷河期サラリーマン〈同世代間格差〉の残酷「俺は、負け組 of 負け組」
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
先日に続いて就職氷河期世代ネタです。
就職氷河期世代とは1993年~2005年卒の人達を指すとのことで、私もその中に含まれます。
私は「勝ち組」かは分かりませんが、少なくとも「負け組」ではないことは確かです。
今回は氷河期世代の格差についてです。
就職氷河期世代の大卒求人倍率の実態
まずは改めて就職氷河期世代の実態の一旦を示すデータからご紹介します。
ところが、平成バブルがはじけ状況は一転。企業は手のひらを反すかのように採用を絞り込み、難関大学の学生すら就職にあぶれるように。有効求人倍率は1992年の1.08倍から0.76倍にまで低下し、2005年まで「1倍」を割り込む状況が続いた。
有効求人倍率の推移はグラフが分かりやすいと思います。
ちょうどよさそうなグラフがNHKのホームページにありましたのでお借りしました。
こうして見るとバブル経済時が異常だったことが分かります。
ただし有効求人倍率は大卒以外も含みます。
そこで大卒の有効求人倍率も見ることにしましょう。
折れ線グラフが大卒の求人倍率を表したグラフです。
バブル末期から倍率が急激に下がり始め、1996年で大底に達しています。
私は1997年卒なので、若干回復した年に当たっています。
あと2006年ごろから一時大きく回復していますが、私はこの頃に現在の会社に転職しています。
求人倍率が回復した時期に新卒で就職活動を行い、求人倍率が回復した時期に転職活動を行っていたことに改めて気づきました。
そう考えると、私は運が良かったと言ってよいのかもしれません。
正社員の椅子をつかんだ、その先の「明暗」
さて、今回の記事では今年48歳になる男性が登場します。
私の1個下ということになります。
浪人していなければ、私の1個下は就職氷河期世代の中でもトップクラスで恵まれた世代です。
にもかかわらず以下のような文章が書かれていました。
「地方から上京し、有名私立大学に入学しました。大学生活は希望にあふれていましたが、就職で躓き、その後は非正規ばかりです。履歴書は何枚書いたか覚えていません」
「30歳前に、ようやく中小企業の正社員となりました。しかし、月収は18万円で、昇給は毎年1500円か2000円ぐらい。これって昇給といえるんですかね? もう笑うしかない。僕なんか、負け組のなかの負け組ですよ」
当時の大卒求人倍率1.68倍はなかなかの高さです。
その年に就職活動で躓いたということは、この人自身に何か原因があるような気がします。
30歳前後に中小企業の正社員になったと語っていますが、どういう理由でその会社を選んだのかも気になります。
正社員ならどこでも良いとの考え方だったとしたら、そんな会社選びをした人間が給与に対して文句を言うな、というのが私のスタンスです。
同じ氷河期世代でも…埋まらない「給与格差」の問題
今回の記事では就職氷河期世代になせ格差が生じたかについて考察しています。
理由の一つは「新卒重視の採用活動」だそうです。
理由のひとつに、新卒採用にこだわる日本企業の体質があげられる。新卒カードを失えば、その後の道は極めて険しい状況だ。正規として就職できなかったことで、スキルやキャリアを思うように積めないにもかかわらず、企業からはその両方があることを就職の条件とされてしまう。そのため、なかなかキャリアを詰める仕事に就けず、非正規として働き、年齢を重ねるうちに、企業が求める人材からかけ離れた姿になってしまう。
確かに考えうる話ではありますが、これは私の当時の認識からすると正しくないと思っています。
ワンチャン非正規として働きながらも転職活動はできたはず。
それに私の場合は30歳過ぎに未経験で転職に成功しました。
これは帰宅後・土日を利用して努力し続けた結果です。
格差の生じる原因の一つは努力であり、戦略です。
私のターニングポイントになったのはインターネットの登場でした。
これから成長するであろうと読み、業界変更を見据え勉強し始めたのです。
結果としてはそこそこの給与をもらい、そこそこの資産を築くに至りました。
こういう経緯があり、私はどうしても就職氷河期世代に対して「自己責任論者」なのです。
上手く立ち回ることはできなかったのかと。
なお資産形成については、そもそも結婚する気も無かったことがプラスに働いたのは間違いありません。
まとめ
以上『48歳、就職氷河期サラリーマン〈同世代間格差〉の残酷「俺は、負け組 of 負け組」』でした。
いかがでしたか?
就職氷河期世代はすでに50歳になりはじめ、もはや救う道はありません。
今後、年金も減らされ、「不遇の世代」として後世に語られることでしょう。
いや、語られることも無く、忘れ去られることになるのかもしれません。
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