「支出を減らせばお金持ちになれる」にダマされるな!大事なのは〇〇
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
「ダイヤモンド・オンライン」に掲載された記事です。
全米ベストセラー『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』が日本に上陸。
先日から連載されており、たびたび当ブログでもご紹介しています。
今回は貯金の常識、支出の削減についてです。
なぜ人々は貧しいままなのか?
この書籍の触れ込みは、「全米屈指のデータサイエンティストによる、お金を貯め、富を築くための証明済の方法」です。
データを背景に、どうやってお金持ちになるかを紹介しています。
今回はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの研究者による「なぜ人々は貧しいままなのか?」という論文からです。
なかなかの論文ですが(苦笑)、この論文では意欲や能力ではなく、元手となる資産がないことがいかに人々を貧困に陥れているかを説明しています。
この研究では、バングラデシュの女性の村人に富(例:家畜等)を無作為に割り当て、それが将来の収入にどう影響するかを調べた。
その結果は、論文に次のように記されている。
「元手となる富を一定以上与えられた人は、貧困から逃れられた。
だが、与えられなかった人は貧困に逆戻りした。(中略)これは一度大きな額の富を手に入れることで、長い間貧困に苦しんでいた人でも、生産的な職業に就きやすくなることを示唆している」
これは非常に重要な示唆が含まれています。
要するに、貧しい理由は「収入が少ないから」だと説明しています。
「支出を減らせばお金持ちになれる」わけではない
よく貯金に関しては「支出を減らす」ことが推奨されます。
資産形成においては基本中の基本であると認識されています。
私も否定しません。
支出を減らすことが非常に重要であると考えています。
しかし、この論文の結果は資産形成においては支出削減だけでは不十分であることを教えてくれています。
そりゃそうです。
支出を減らせても、残った貯金の額が重要です。
貯金の額を増やすには、支出を削るだけでは限界があります。
支出の削減は、あくまで資産形成の入り口であり、資産を増やしていくには収入の増加が不可欠なのです。
「支出を減らせばお金持ちになれる」は、パーソナルファイナンスの最大のウソなのだ。
支出を減らせば、お金持ちになれる可能性はありますが、「お金持ちになれる」は言い過ぎです。
収入が増えても支出が増えれば資産は増えません。
だからこそ、まずは支出の削減なのです。
資産を増やすための鉄則は「投資」
支出の削減に取り組みつつ、収入を増やす。
貯金を増やすだけなら、この2つで十分と言えます。
筆者も以下のように支出削減自体を否定していませんし、むしろ推奨しています。
もちろん、支出に気をつけなくてもいいわけではない。
誰もが定期的に自分のお金の使い方を見直し、無駄がないことを確認すべきだ(たとえば、利用していないサブスクリプションがあれば契約解除すべきだし、不要な贅沢品には手を出すべきではない)。
しかし、お金持ちを目指すとなれば、そしてより早く到達したいとなればこの2つでは不十分です。
やはり「投資」によるさらなる資産増加に取り組む必要が出てきます。
筆者も名言しています。
はっきりさせておこう。
お金持ちになるための王道とは、突き詰めると、収入を増やし、収益を生み出す資産に投資することになる。
「支出削減→収入増加→投資」がお金持ちになるための王道である、と。
すべての人にとって投資はやったほうがよいですが、マストではありません。
目標とする資産額にもよるでしょうし、生活コストにもよるでしょう。
老後にどのようなライフプランを描いているかにもよります。
そもそも「資産が減るのは嫌」「株価の変動にドキドキする」といった性格的な向き・不向きがあることも否定できません。
よって自分の性格を理解した上で、どのように資産を増やしていくかを考えるべきです。
まとめ
以上『「支出を減らせばお金持ちになれる」にダマされるな!大事なのは〇〇』でした。
いかがでしたか?
支出削減や節約だけでお金持ちにはなれないと理解できましたか?
お金持ちになるには収入増加も絶対に必要なのです。
さらなる資産増には投資することも必要です。
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